今年の8月は至福の時だったが雌伏の時でもあったな 

  • [2011/08/26 20:29]

9月は行きたいイベントが毎週のようにあるんだけど、そのうちの1つは事前にDVDを買って、それについてくるイベント参加券を手に入れないといけないらしい。しかも先着〆切だそうだ。
ということで早速、予約の電話を新宿の紀伊國屋書店に入れた。

淫語魔
あのー、DVDの予約したいんですけどぉ。
書店員
はい、ありがとうございます。それでタイトルの方は
淫語魔
ええーとぉ、よよちゅう せっくすとよよぎただしのせかい・・・
書店員
まことに申し訳ございません。お声が少々小さくて聞き取りにくいのですが…
淫語魔
よよちゅう! セックスと代々木忠の世界! です
書店員
よよちゅう えーせっ、ああーーーー、ですね。
淫語魔
そうです。セックスと代々木忠の世界です

店員はあきらかに「セックス」という言葉に焦って結局ごまかしてちゃんと言わなかった。ちょと笑ってしまった。
いや、別に羞恥責めをする気はなかったんだけどね。

ということで、来月の11日、麻郎さんも登場する「石岡正人監督作品『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』DVD発売記念トークイベント」を見に行ってくるのだ。
ゲストは石岡正人監督 代々木忠監督、太賀麻郎さん、市原克也さん、管野しずかさん 東良美季さんなのだ。
石岡さんとはこの間、結構、話したのだ。今度はサインをもらいに行くのだ。
管野さんは淫語のうまい女優さんなのだ。サインをもらいに行くのだ。
東良さんはこの間は挨拶する程度だったのだ。サインをもらいに行くのだ。
市原さんは・・・、どこにサインしてもらおう?

それと今、麻郎さんのネットでの宣伝対策をいろいろやっているのだ。
この間は、USTREAM配信場所の場当たりもしといたのだ。11月に向けていろいろやるのだ。

断言する。
これからはライブ配信の時代。ライブ配信をどう使っていくかが今後、表現活動をしていく人間が、創作物を売ろうとしたときの鍵になっていくね。
これは東日本大震災でつくづく感じたことだよ。

テキストも大事だし、編集された映像も必要だけどそれだけでは弱い。これからは生中継ができる環境をもたないといけない。それが備わって本やらなんやらを売る。宣伝はできるだけライブ感覚でやるもんですよ。テレビに出れば一発なんだろうけど、それまで待ってはいられないからね。それにテレビを見るヤツはどんどん減っていくだろう。

とは言ってもブログがないと話にならないので、まずは麻郎さんのブログをつくった。

太賀麻郎のブログ
http://blog.livedoor.jp/taiga_asao/

自分は今年のゴールデンウィーク、麻郎さんのある一言で淫語魔としての重大な決断をした。
それまで未練タラタラ、かなりウジウジしていてなんだったらこのままズルズルいってやろうかとすら思っていたことがあったんだけど、その言葉でけりをつけることにした。
もう少しクールな人間だったはずなんだけどな。精神が弛緩してしまったというか、年食ってしまったせいか、ホントだらしない。
麻郎さんにはその恩返しのつもりもあるんだよね。

さて、撮影の話はいろいろあるんだが、もうちょっと黙ってないといけないみたい。
大々的に言えるのは10月末か、11月頭かな。

まあでもひとつだけ。
このボヤキに「オメコ淫語」で訪れる人が結構いるんだけど、今回の撮影で1人、20代後半の人妻風女優でオメコ淫語がちゃんと撮れた人がいる。
「もういってまうー、おめこ、おめこ、もういってまうー」とか「あかん、もうあかん、オメコこわれてまうー」とかマジイキしながら言ってた。
これからもこういう女性はできるだけ撮っていきたい。
事務所とかのかねあいがあるみたいだけどね。

ところで、もしも自分がかかわった作品の動画がネットに流れていたら、おっちゃんガンガン通報してやろうと思っている。
FC2動画、torrent、アゲサゲ、Yourfilehost。どこまで著作権が守られるものなのか今から楽しみ。

ただ名こそ惜しけれ 

  • [2011/08/06 04:48]

1回目の撮影が終わった。今月はあと3回ある。
なにもかもが初めてだったわけだけど、最初から試行錯誤のなか作品作りをしていくということもあって、なかなか思い通りにいかない場面があった。
最初の女優さんの入りは8時。それからメイクや衣裳という流れで撮影は9時スタートの予定だが、実際に始まったのは10時前。段取りをつけていざ本番。

この1人目の女優さんがとにかくできる人で、こちらの書いたもの以上のことをやりだした。それはそれでとてもエロいものができて、淫語的にも素晴らしかったのだけれど、当初の目論見からすると、かなり脱線してしまったことも事実なので、ここがこの現場の最初の問題点となった。この1人の女優さんで5時間近くかかっている。それだけパフォーマンスが素晴らしかったとも言える。でもこれではさすがに時間がかかりすぎ。最初の撮影で初めて試す演出装置があったにしても、予定の2時間以上のオーバー。

2番目の女優さんは、まだ経験が浅く引き出しも少なかったせいもあってさくさく進む。ただこちらの方が時間的には当初の予想通りの配分ではあった。
彼女はふだんの表情がとてもステキな女性で、顔の造作もどこか猫っぽい。その仕草も含めて見ているだけで「萌えー」となる人なのだけれど、カメラが回ると緊張してその良さが出てこない。言葉もふつうにしゃべればいいものを持っているのだが、本番がかかるとたどたどしくなる。そういう意味では淫語的に問題があるが、途中から台詞の方は捨ててもう一つの柱であるフェチに焦点をあてた撮影になる。
これはこれで1つの形がハッキリ見えたという点ではとてもいいのだが、「淫語魔」の名前で書いた台本でこの内容はどうかとは思った。女の子が口べたとはいえ、そこを無理やり淫語ワールドに持ち込むから自分の存在意義があるのではないか。

このあと3人目、4人目と撮ったのだが、淫語の出来不出来はともかく女優さんたちはみな魅力的な子ではあった。それだけ良い女優さんをそろえてくれていたわけで、自分の使命はたとえ新人に近い女優さんでも、なんとか淫語作品として成立させる工夫をすることではなかったかとあとになって思った。
まだまだ知恵を出し切れていない。今回はなにもかもが初めてで致し方ないにしても、次回はもっと積極的に仕掛けなければならない。
そうでないと「淫語魔」の名を汚すことになる。

かといって変な気負い方はしたくない。監督とは事前に話してある、セレンディビティでいこうと。
ここから先は人間力だ。それはどんな仕事でも言えることではないか。