この歳で風に訊くのもいいもんだ。 

  • [2007/07/30 11:54]

うほー、サイトのトップページをいじっていたら、わけわかんなくなっちゃって、最初からやり直しだぜぇ。
明日はデータをあげようと思ったんだけど、このままだとトップページを直すのに時間がかかるんで、今日中にできないかもなぁ。
しょうがねぇ、もとにもどすか。

あと、なんか知らないけど、このブログにやたら「おまんこの種類」で訪問してくる人がいるので、昔、開高健がプレイボーイ誌上でやっていた人生相談『風に訊け』って本から、「女陰の呼び方」を列挙してやろうと目論んだんだけど、これがやたらいっぱいある。
途中まで打ち込んだんだけど、だんだん厭気がさして、今は放置状態。
だって、その数がハンパじゃねぇーだもん。

これ、ネタ元は研究社から出している『アメリカ俗語辞典』なんだけど、さっきざっと数えてみたらて2000近くありやがった。300ぐらいで挫折しかけているので、完成はいつのことか。
というより、この研究社の編者がすごいよ。その労力はいかほどのものかだね。
開高健もいたく感激したらしく、「座右に備えるように薦めておく」と言っているぐらい。

この『風に訊け』っていうコーナー、高校生の頃、何気なく読んでいて、なんだかんだ言ってここから学んだことが多いんだね。
オスカー・ワイルドの「芸術が自然を模倣するのではない。自然が芸術を模倣するのだ」なんて言葉を知ったのも、この『風に訊け』からだった。

最近、こういう開高健みたいなオッちゃんがいなくなったよなぁ。
自分もそうだけど、ちょっとガキっぽいよね、最近の大人は。

ということで、明日のUPがあるのかどうかは、今晩のガンバリ次第だね。

淫語検索とかされまくりになるのかも。 

  • [2007/07/28 23:59]

淫語AVマニュアルにサイト内検索をつけた。
あとはこれが原因でサーバダウンしないことを願うのみ。

東京は熱帯夜でクーラーをかけないと寝苦しい。
サッカー見ててイライラするし。

一応、ここで書こうとしたネタがあったんだけど、今日は書く気がしないので、また明日。

女神が微笑むとき 

  • [2007/07/26 22:34]

週3回の更新を目指すなら、本当は今日、データをUPしないといけなかったんだけど、昨日はサッカーを見てしまってねぇ。負けちゃったもんだから、そのあとすっかりやる気が失せた。

で、あきらめました。
もう週3回の更新は無理です。

大体、週3の頃よりも載せる情報が増えたんだから、今のやり方だと時間がかかるんだよね。でも、質はこのまま維持したいからこれはもうしょうがないね。
きっぱり、週2更新のサイトにしますわ。

明日は、UPする予定。
つーか、もう明日のはできた。

それとAV openはやっぱりなのか「癒らし。~大人の恋愛~」が最下位だそうです。小林社長とかMさんとか、ヘコんでないかなぁ。いくらなんでも最下位は面白くないもんね、やっぱり。で、これってさぁ、通常のシリーズ作より売れてないんじゃないの?

まっ、そのうち「大人の恋愛」の中から何かレビューします。
三咲まおさんのヤツもかわいかったし、あるいはちょっと前のになるけど、チョー人気の熟女優・風間ゆみさんのでもいいかな。

さてサッカーも負け、更新もままならず、いろいろむしゃくしゃしていたので、ドゥルガーの画でも貼ろうかと思って、ネットで探してみたんだけど、なかなかいいのがみつからない。結局、探すのが面倒くさくなって、自分の持っている本からスキャンして、貼っつけてみることにした。

スキャンの時にモアレ縞が出てしまったんで、取り込んだ画にフィルタをかけてみたんだけど、やっぱりねむい画になってしまった。
まっ、でもこんなのに1時間も2時間もかけてらんないんで、これでよしとするわ。

ホントはもっとキレイな色彩で、ドゥルガーの微笑みも観音さんみたいな感じなんだけど、これでもちゃんと伝わるかなぁ。

マヒシャースラマルディニー

前にもblogに書いたことがあるけど、自分は宗教画が好きでね。
特に受胎告知だとかピエタだとか、そういう物語りを描いたものは、なぜかグッときてしまう。

これも「マヒシャースラマルディニー」と言って、ドゥルガーにまつわる有名な話を描いたもの。インドの神々を苦しめた敵であるアスラの首領を、戦いの女神ドゥルガーが殺すシーン。

こういうの見る度につくづく思うのは、人間のもつ想像力のすごさだね。
ときどき、「所詮、人間の考えるモノなんてたかが知れている」ってうそぶく人がいるけど、そういうヤツって、ホント、モノを知らないんだよなぁ。

歴史の不在・絶対他者へのまなざしが感じられない文化に、いかほどの価値があるというのか。

アッキーを新藤恵美に似ていると思っちゃう自分はオサーン。 

  • [2007/07/24 23:55]

さっきレンタル屋によってみたんだけど、今日UPした「明歩がたっぷり淫語でイカせてあげる。」のレンタル版が置いてあった。
何が違うんだろうと思ってよく見たら、1パート足りないようだ。5番目の万引き少年を女刑事がエッチな補導するパートがそれにあたるんだけど、あれがないということは今日紹介した総評冒頭の引用セリフがまるまる聞けないと言うことになる。
つまり「あたしのマンコ」27連発も「あたしのお尻の穴」27連発も聞けない。

ということで、連呼を聞きたい人はレンタルではダメみたい。
吉沢明歩ちゃんのマンコ連呼がどうしても聞きたければ、セル版を買うしかない。
彼女の連呼のさせ方は、機械的な単調さが少しもなくて、とてもよかった。やっぱり森川監督は淫語連呼が手慣れている。連呼好きは、あのシーンは見とかないとねぇ。そうないと思うよ、あれぐらいうまい感じの連呼は。

自分の中では今年度ナンバーワンだと思うな、この作品。

しかもあのマキシングが、こんなクオリティーの高い淫語モノを作ってくるとはねぇ、いやぁ、お見それしました。
シリーズ化ってことは、いよいよ伊藤あずさちゃんの淫語作品が見られるってことかなぁ。
オラァ、楽しみだぁ~。

そんで、次回なんだけど。
次回はWomanの「誘惑痴女シリーズ」の1作をあげようかと思っている。
コスプレ色の強い独立した5部構成の主観・淫語痴女作品。これ、あきらかにテイストが雌女っぽいんだよね。
撮り方もリリースごとにうまくなっている気がする。
まだアウダースの「雌女」シリーズの域には達してないけど、「癒らし。」なんかだったら、場合によってはこっちの方がうまい映像もあったりする。
何よりレンタルで見られるので、コスト的にも嬉しいしね。

つーことで、次回はそのシリーズの最新作あたりをやる予定。元アイドルユニット出身のやつね。

んで今週こそは、3回の更新を目指すつもり。

夢は枯野をかけ廻る 

  • [2007/07/20 13:06]

昼間、自分のサイトを見回していたんだけど、やっぱりトップページをなんとかしなきゃならんと思って、今、頭をひねっているところ。
やっぱり、あそこが重要なところだからさ。あのページをブックマークしている人は多いし。

まず一番、気になるのは最新の作品データ情報をサイドに置いていること。
実際はこのデータこそメインなんだから、これは真ん中上に配置するべきだろう。
最新データの次にアクセス数が多い「淫語別リスト」ページとの兼ね合いも考えないといけない。

それと、「シリーズ別一覧」もそろそろやりたいんだけど、その前に「サイト内検索」をできるようにするのが先かなぁって思っている。なんだかんだ言って、淫語検索してマニュアルに来る人が多いんだよね。
そうなるとcgiを使ってやるってことになるんだけど、これがまた全文検索にするか、インデックス検索にするかで悩むんだな。

全文検索っていうのは、設置したまま放置するだけなんで楽なんだけど、サーバに負荷がかかるんだねぇ。これが一体、どれぐらいかかるかわからないし、全文だから結果が表示されるのに多少時間も喰う。
その点、インデックス検索はあらかじめインデックスを作っておくわけだから、高速でサーバ負荷も問題ないんだけど、いちいちインデックスを作らないといけないというのがねぇ、面倒。まぁ、徐々にやっていけばいいんだけどさ。

借りてるわいにじさんに聞くことにしよう。

ああ、なんかいろいろストレスがたまっているせいか、旅がしたくなっちゃったよ。

淫語マニュアルのデータをつくるのもさ。淫語の言い方こそメインなんだから、まず早回しで見ることができない。そんなことして聞いてたら、作っている人たちに失礼だしね。
そうやってとりあえず一通り見て、全体の雰囲気をつかんだり、目星をつけておく。

それから、いよいよ淫語カウントとセリフの抜き出しが始まる。女優さんによっては「おちんぽ」をはっきり口にせず、「ぉちんぽ」と最初の「お」をかるく言っている人もいる。これはこれで興奮する言い方なんだけど、聞き取ろうと思うと結構ツラい。場合によっては、ちょっと遅めにして何度も確認することがある。

あと、基本的にはエロいものを見ているわけだからね。途中で辛抱たまんなくなってシコシコしちゃったりする。そりゃもよおすでしょ。
それを評して、淫声のクモさんが修行僧のようだ書いてくれているけど、自分もこれは何かの苦行、荒行かと思うときがある。
そんでなんだかんだいって、結局、収録時間の2.5倍ぐらいかかっちゃう。1日では無理でしょう。小分けにしないと精神が 持たない。

今度の吉沢明歩の淫語モノなんて、155分、2時間半。その2.5倍だから5時間~6時間ぐらいかかるってことだ。
一本の作品をそんだけ真剣に見ている人間ってそういないんじゃないかなぁ。

最近、また長尺が増えたんだよなぁ。
2枚組480分とかさ。8時間ですよ。ってことは、正味20時間かかる。

ぜってぇ、やらねぇー。

まぁ、実を言うと「エロスの王宮」は、結果としてそれ以上かかっていた。
女優さんの声が被ったりして、いつも以上に何度も聞き返したからね。あれを淫語カウントしているとき、途中で意識が飛んだからなぁ。
結局、淫語カウントは断念したけど。

その時のボヤキ→「エロスの野望」
http://ingoma.blog.2nt.com/blog-entry-144.html

ときどき自分が一体なにしてんだか、不思議に思うことがあるよ。

風
最近、突然旅に出たくなるのは、そういうこともあるんだろうな。
ちょっと呪縛にかかっている気がする。まさに自縄自縛だけど。
明らかに言えることは、このサイト運営は自分のストレス解消にはなんら貢献していないってこと。

じゃぁ、なんでやってんだろう?
この労力の意味はなんだ?

その答えは風に吹かれてる。
…なんてわけねぇーよなぁ。

淫語の行方 

  • [2007/07/19 21:29]

今回の星野あかりさんの雌女に関しては総評に書いたように、イヤラシい映像のわりには、今ひとつ、淫語のいやらしさが突き抜けていなかったように感じた。
もともと彼女は物静かなエッチをするそうで、声を出したとしても最後の最後で少しあえぐ程度なのだそうだ。

こっちとしては以前、森川圭監督が撮った童貞狩りが頭にあるもんだから、なんか物足りなく感じてしまった。量もそうだけど、あらゆる淫語のバリエーションが足りない。実況系も擬音系修飾句もないので痴演淫語が甘く感じる。

もちろんアドリブまかせなら、痴悦淫語はあまり期待できないわけだ。彼女はプライベートではあまり淫語プレイをしてないわけだからね。以前スルーした志保さんの雌女の淫語の方がその点、まだましだったと思う。まとまって淫語を言ってくれていた。淫語モノとしてはまだ抜きどころが多かったかもしれない。

そんじゃーなんで、淫語的には今ひとつかもしれない作品をUPしたのかというと、森川監督の淫語の言わせ方と比較してみたかったからなんだ。

星野さんは、とてもステキな声の持ち主で、しかも眼や唇がとてもセクシーな動きをする人なので、それだけで見ていてイヤラシく感じるんだけど、その割には言葉があまり印象に残らなかったのは、セリフの流れが今ひとつだったんじゃないだろうか、と思ったんだ。

そうなると森川・童貞狩りはどうしてあんなにいやらしい淫語を言わせられたんだと疑問に思ってしまった。
まぁ、単に連呼をさせていたっていうオチだったりするかもしれないんだけどね。

ということで、次回は森川圭監督の撮った「明歩がたっぷり淫語でイカせてあげる」にしようと思う。
この作品は、久しぶりに淫語モノにおける森川圭の真骨頂が見られたような快心作だった。やっぱりこの人は淫語モノで一時代を築いただけのことはある。
もちろん、雌女とはまるっきり違う作り方だと思うけど、改めて比較してみたいなぁと思った。

演技においては、アドリブって自然なセリフが出てきやすいからいいんだけど、その女優さんにあまり抽斗がないと、どうしても単調になってしまうんだよね。実際、台本通りやらせるもんね、偉い先生のとこの劇団は。
だからやっぱりある程度、淫語フレーズを決めておくことは必要かもしれないね。

たとえば南原香織さんとか、美咲沙耶さんなんかは、とても研究熱心な女優さんで、淫語モノに出演するにあたっては、予めいっぱい淫語フレーズを用意して作品に臨んでいた。
2人とも真面目だからねぇ。
そういう女優さんは、ほかにもいるけど、見ていてその辺りの部分が伝わってはくるんだよね。

この2人の淫語作品も近々あげようね。

どっちにしろ、もっちー&親分の作品は、すぐにでもUPするつもりではいたんだよね。
こんなことになるなら、もうちょっと早くUPしておけばよかったなぁ。
そんで、たくさん褒めてあげればよかったよ。

そしたらまた、前のようにコメントをもらえたのかなぁ。

コメが長くなりすぎたので、トラバしました。 

  • [2007/07/16 19:36]

>藩金蓮さん

2007-07-15 愛の言霊

紹介していただいて、ありがとうございます。
私ね、言葉に関して盲点になっていることに「文字コトバ」と「音声コトバ」の混同があると思うんですよ。
AV業界ってね、AVのパケ表示なんかが顕著なんですけど、あまりにもそのことについて無関心すぎるんですね。

前回のタイトルになっている司馬遼太郎の『東と西』ですけど、その中に大岡信との対談があります。そこで大岡さんはとても面白いことを言っておりまして、「音で聴く文化」っていうのがあって、歌人なんかはそうだというんですね。

そうすると歌人というのは言葉を扱うんだけれども、それは声を発して、そこにいる一座の人を酔わせるということでもあった。一流の歌人というのは、一種の役者だったんじゃないか。そこへ管弦などが入ってくれば、たちまちにして芸能の世界に入っちゃう。

お釈迦さんも美声だったっていいますよね。三十二相の中で唯一、仏像で表現できないのはその「梵音声」だとも仏典に書かれていたりします。だから経巻を埋めたりするんでしたよね。
絶世の美女と言われるクレオパトラも実は顔自体は絶世と言うほどではなくて、ただ話し方がものすごく魅力的だったとか。

声って、大事ですよね。文字ももちろん大事ですけど、文字以上に声の方が情緒を揺さぶりますでしょう。だけど、「文字」と「音声」って必ずしも一致しませんよね。むしろ、文字化されると読みやすいように改変されたりします。

私はそこが不満なんですよね。AVにおいては、それがものすごく無造作に見える。出来る限り、近づけるべきでしょう? なのにやらない。おちんちんとしか言ってないのに、平気で「チ○ポ」なんて書いてくる。こいつらの言語感覚はどうなってんだって思ってしまうのですよ。
これはAVレビューアにも言えることでね。AV雑誌にも何回かだまされてきましたよ。私たちのような性癖の人間はそれでかなりお金をどぶに捨ててきたんですね。

でも、昔はそれでも出されていたものを、黙って喰ってたんだな。
エロ系はだまされてナンボって感じで育ちましたからね。
エロ雑誌の自販機とかね。中学生の頃とか、夜中にウチを抜け出して、ドキドキしながら買いに行って、手に取れないからウインドウ越しに表紙を眺め、人がときどき通ったりするから、脱兎のごとくその場から立ち去って、そしてしばらくしてまた戻ってきて、結局、一時間近く品定めして、やっと手に入れてね。それをお腹とズボンの間に挟んでシャツで上から隠して、家までダッシュ。

んで、結局、タイトルや写真にだまされちゃってる。表紙でご開帳していたカワイらしいお姉様は、いっこうに出てこなくて、厚化粧のオバさんがね、なんかやっているわけですよ。
パケ写詐欺とかいいますけどね。あんなものは昔からあったわけです。

だから、私ぐらいはやろうと思ったんです。
私は極端な話、作品全体の良し悪しなんかよりもね。淫語の種類や言い方を検証したりすることの方が大事なんですよ。1本3000円もするんですからね。学生さんならキツいでしょう。まさに身銭を切る思いですよ。
だから人柱になるつもりではじめたのです。誰もやらないから。

実際、声は難しいんですよね。サンプル見てもわからなかったりするんですよ。
しかもその肝心のサンプルにね。うるさい感じのBGMをかけてくれたりするところもあって、全然、聞き取れなかったりする。
もうここまできたら、戦いですね。

だけどね、限界があるんですよね。時間的にも経済的にも。
だからあくまでやれる範囲です。それ以外は、わかっていただけそうな制作の方にメールしたりするぐらい。これが素人の限界でしょうね。モチベーションが下がるとね、もうAVを見るのはやめようかなって思うんですね。良い作品はいくつかありますから、見たくなったらそれをローテーションで回していけばいいかなぁって。
特にいろいろ忙しくなると思うんですね。こっちも遊んでいるわけではないですからね。

このブログをやってなかったら、とっくに閉店してましたね、本サイトの方は。
だから藩金蓮さんにこのブログを評価してもらえたことはとても嬉しいのです。最近は、本サイトよりもこっちのリピーターになってくれる方が増えてきました。つまり等身大の私を受け入れてくれたわけですからね。別立てにしておいてよかったです。

ところで「音で聴く文化」の話ですけどね。
大岡信さんは、この対談の中では室町時代から出来てきたって言ってますけど、私はちょっと違うんじゃないかと思いますね。宗教がそうでしょう。あれは太鼓やら、読経やら、神仏との交流にはいろいろ音を使いますよね。

隼人族って言うのは、魔除けのために遠吠えをする習慣があったそうなんです。大和朝廷との争いの中で、ヤマトの兵士はその不気味な音には肝を冷やしたらしいですね。
日本書紀に「火酢芹命の後裔のもろもろの隼人たちは、今に至るまで天皇の宮の垣のそばを離れないで、吠える犬の役をしてお仕えしているのである」(『全現代語訳 日本書紀上』講談社学術文庫82p)ってあって、どうやら征服されたときに、畿内に連れていかれて、奴隷にされたようなんです。
私は、これが「犬神人」の起こりなんじゃないかなぁと思っているんですよ。

クマと呼ばれたりハヤブサと呼ばれたり、最後はイヌと呼ばれていたわけなんですね。
でもこの人たちが、「俳優(わざおぎ)の民」として生きることを誓うと神代紀には出ていて、ここから、河原者が生まれ、世阿弥などを生んでいったのかもしれない。

日本における芸能というのは、もともと音を大事にするもんなんじゃないですかね。特にその声に神聖と畏怖をもったんじゃないでしょうか。
それが霊がやどるということでしょう。

だから私はね。文字コトバに引っ張られすぎの今のAVの人たちに、なんとか音声コトバにも注目してくれないかなぁってね、ネットの片隅で遠吠えしているわけなんですよ。
いんごぉーーーー!!!ってね。

司馬さんの『東と西』っていう対談集も面白いです。 

  • [2007/07/14 23:46]

結構、このblogでは特定の1人に向けて書くことが多いんだけど、この記事は男根主義と女体主義のコメントの流れで、藩金蓮さんに向けての返事をここで書くことにします。

というより完璧にこの時の記事の内容からズレてしまっているからね。もともとある覆面監督さんの正体を知ってしまったところから、あのデビルマンのエンディングを連想して、そこからなぜか仏教ネタに突入してしまったんだけど、それが歴史の話になっちゃって、もはやなんのことだがわからなくなっているので、あらためて別項に起てるわけですよ。

まぁ、私はこの手の話をするのが大好きなもんでね。
ではでは。


団鬼六さんの話に関してはそのうち『不貞の季節』について書こうかと思っているので、その時にまたします。
あと自分も萩・下関にはいつかまた行きたいです。

 そう言えば、薩摩や長州なども情で動いている感じがします。だからこその限界があったような気もします。幕末だけではなく、その後の明治維新においても。
 その点、龍馬は郷士という身分故に背負うものが無くて非常に視野が広く自由だった。(だからこその苦しみや孤独も勿論あったと思いますが)
 新撰組は東国の人達ですもんね。
 なんとなく、私はあんまり新撰組には惹かれないのです。いまいちそこにある「美学」に共鳴しない。

私は多摩地域の生まれなんですね。生まれたところは近藤勇と同じ調布。
今は距離的には彼の墓のあるところの近くに住んでいます。
多分、私が住んでいるところの隣の市に東良さんがいて、あそこのでかい公園をいつも毎日、走っているんじゃないかと踏んでいるんですけど、そういう武蔵野の地に抱かれて育ちました。

その一方で私の両親は鹿児島の出身で、私の名字には熊襲の末裔という話があったりします。ホントのところはわかりませんけど、ひょっとしたら生粋の薩摩隼人だったのかもしれません。

で、鹿児島の話なんですけど、鹿児島と言えば西郷さんってことになるんでしょうけど、もう1人、大久保利通って人がいますよね。どうやらあまり人気はないみたいですけど、私は大久保利通が結構、好きなんですよ。
実際、日本の礎を作った人でもあるわけでしょ。鹿児島の人間は西郷の部分と大久保の部分の両方を持っていると思うんです。それに西郷も結構、冷酷なところがあるし、逆に大久保には案外、情け深いところもあるんですね。
それと鹿児島の人間って組織の理屈とか好きな方だと思いますよ。組織というより団体行動というか、みんなでわいわい集まって徒党を組んで何かする、みたいな。

ただ、利害に疎い。
お金を不浄のものだとすら思っている。
あととりあえずは建て前を大事にします。男尊女卑とか言われますしね。実際は女の人の方が実権を握っていたりするんですけど、そういう外面との立て分けがしっかりしていて、一見、保守的なところが強かったりします。
その一方でいったんケツまくるとスゴいですよ。傍若無人ですね。それが情で動くって話につながるかもしれません。
関ヶ原での薩摩の連中のケツのまくり方はスゴかったでしょう。西軍にいて密約も採っていなかったのに改易されなかったのは薩摩ぐらいなのでは。最後は徳川家康を脅してましたからね。

ただ私が見るに、情で動くと言うよりは、利害で動くことを極端に嫌う気風と考えた方が正確な気がするんですよ。金の話をするのも嫌うかな。
あと大和朝廷に滅ぼされた経験からか、中央権力を信じていない。
それとどこか熊本人をバカにしているところがある。あれはなんでしょうね。畿内からの移植者、あるいは監視者として見ていた歴史があるのかもしれません。それがDNAに刻まれているのか、それともミームってやつなのか。

藤原広嗣の乱なんかはその怨恨を爆発させたものかもしれません。
これって、平将門の乱と似ている気がするんですよ。
関東もまた大和朝廷に植民地化されたところでしょう。鎌倉幕府だってよく考えてみれば、源兄弟を差し置いて、北条氏を中心とした坂東武者の連合体ですからね。
ひょっとしたら畿内人に対する怨念という一点で似ているかもしれません。

そういえば近藤勇と土方歳三の関係って、どことなく西郷と大久保に似ているような気がしませんか。スケールは全然、違いますが。

私は鎌倉幕府って言うのは京に対しての独立戦争で、ひょっとして明治維新での薩摩の戦いも、あるいは新撰組のような存在も、そういうものが根っこの方にあるんじゃないかと思ったりすることがあります。
島津の殿様は頼朝の子孫だって言いますしね。

ほぉらぁ、止まんなくなっちゃった。wwww
何が言いたかったんだっけ?

えっと、多分、藩金蓮さんのおっしゃっていた関西のリアリズムって、「名も実も、できれば種まで取る」みたいなことかなぁと思ったんですね。
そして東国の人間のリアリズムって「名こそ惜しけれ」ってことなんだろうと。だから形にこだわる。愚直と言えば愚直。冷酷と言えば冷酷。
ゲリラ戦の天才といえば義経や楠木正成ですよね。そのような戦い方の発想は東国人ではなかなか思いつかないのかもしれません。

でも最近は、「名こそ惜しむ」という発想は多摩にはなくなってきてしまいましたね。共同体が壊れてしまうと、そういう倫理観もまた同時に壊れていくのです。淋しいものです。

あと全然、違う話なんですけど、今日お書きになった話。
あれって私も似たような知人を知っているのですが、逆のケースはあるんですかねぇ。女の人は、男の人からあんな風に言われたら、婚約破棄にいたることはあるんだろうか?
なんてことをふと思ってしまいました。

でわでわ。

んーーーーー。
なんかちょっと強引に東と西をわけすぎているかなぁ。
ブツブツブツブツブツブツ・・・・・・・。

今週は久しぶりに3回更新したいなぁ。 

  • [2007/07/11 21:40]

今日UPしたかすみ果穂さんの同棲日記だけど、ムーディーズのFLAG作品と比べてどこが似ていて、どこが違うかこのBLOGで検証してやろうと思ったんだけど、肝心の早咲まみの「女子校生と同棲生活」が見つからないんだよね。おっかしいなぁ、あれは売っぱらってないと思うんだけどなぁ。
ということで見つかり次第、比べて見たい。

あと大石もえちゃんの「癒らし。」もなかなかよさげなんですよ。
ドライブ中の撮り方なんて理想的だったんだよね。
でも、何気ない表情をとるのはやっぱりFLAG監督の方がうまいかなぁ。
「癒らし。」はニヤニヤすることはあっても画面見てて、ひっくり返るようなことはなかなかないもんなぁ。
今回の作品も、かすみ果穂ちゃんの表情のつかまえ方が実にいい。
ホントは痴女ものより、こっちの路線で力を発揮する人なんだよね。

それと、そろそろこの間の続きを書かないといけない。
最終的には、代々忠の『プラトニック・アニマル』の話を書こうとしてたんだけど、なかなかそこへたどり着けない。「なぜ淫語はイヤラシいか」って話をしていかないとね。ここで理論武装しておこうという試みなんだけどさ。どうも脱線しちゃうね。

そうそう2ちゃんねるに美咲沙耶の怪情報が流れているんだけど、ものすごーく、心配なんだよね。
もし自殺情報が本当だったら、もうあそこの作品は2度と見ない。直接的には因果関係はないんだろうけど、なんか見る気が起きなくなっちゃうよねぇ。
ホント、いやな話だなぁ。
「2ちゃんねるの情報だから」って思いたい。
ウソであって欲しい。

親分、生きてるかぁ?

お客様は神様です。 

  • [2007/07/10 06:29]

昨日の夜、近所に住む友人に呼び出された。以前、作ってやったPCの調子がおかしいとのこと。そこでダベってたら遅くなってしまった。
ということで、今日のアップはありません。明日にします。というより、今日、頑張ります。

友人のPCだけど、結局、バックアップだけとって、今週中にクリーンインストールすることにした。
いやぁ、どっちにしろあんなことすれば、そりゃぁ動かなくなるって。MeからXPにバージョンアップするときは一言、いってくれればよかったのに。無茶なことを。

カスタマーセンターの人の気持ちがわかる。
勝手なことをやられて、これで文句言われたらバカバカしいよね。
やってもらって当然みたいな顔されたら、いくら客とはいえどもハラたつだろうなぁ。
PC屋も大変。仕事にゃ、できん。

今は、消費社会。
客の立場が一番えらい世の中。
まっ、そのことをわかっていない業界もあるみたいだけどね。

しかし、パケのウソ表記はホント勘弁して欲しい。
こいつら、これに文句をいたって、絶対、商品回収はしないんだよな。
本気でしつこいクレイマーになってやろうかな。
このBLOGでさらしまくるとかさ。

あれって出るところに出れば、問題化するんだろうか?

男根主義と女体主義 

  • [2007/07/06 18:03]

今日、UPした「地獄痴女」なんだけど、総評にも書いたとおり、男根主義の映像ばかりでメリハリがなく自分はとても退屈だったんだよね。
昔、WaapでやってたときのFLAG作品を見ているような、なんかヘンな気分だった。

自分は主観映像には女体賛美の画を求めていて、FLAG監督の作品を見始めたのは、まさにそういう撮り方をしていたからで、こんな感じの男根主義映像は、混乱するから絶滅して欲しいぐらい。中途半端になるのがオチだと思うんだ。

主観に向いているのは視姦するように女性のパーツを映し出しつつ、意識が主観側と被写体を行ったり来たりする撮り方だと思うんだ。それが心理的エロ空間の中で渦巻いていって、興奮を誘う。あくまで男が見るってところから出発して欲しい。
だからフェラ1つとっても、竿が「主」で、口が「副え」ではなく、女性の口や舌が「主」で、竿は「副え」だと思うんだ。完全主観において竿はあくまでも女性のイヤらしさを引き出すものでしかない。あえて言うなら「男の視線」が「主」なんだね。

もちろんそれはファックにおいても同じ。だから別にデカチンである必要もないし、激しいピストンもいらない。そういうのが見たければ客観の方が絶対にいいはず。主観のような制約のある画で見るものではない。

それと男根主義オンリーの痴女作品にするのなら、内容的にはもっと過激に痛めつけないと面白くないんじゃないかなぁ。これでは全然、物足りない。
金蹴りや皮ひっぱりぐらいは必須。洗濯ばさみで挟むとか紐で縛り上げるとか、ほかにもいろいろやらないとダメだと思う。

女の人の痴女というのは根っこにナルシズムが入っている。竿への興味はその反射でしかない。あのFREEDOM作品ですらそうだからねぇ。だからこそ自分は、男根主義であるはずのFREEDOM作品でも面白がって見ることが出来るんだけど、今回の「地獄痴女」はそういうナルシズムが入っていない。
しかも、それをFLAGMAN流の完全主観でやられてもねぇ。二村ヒトシ風の撮り方なら合うとは思うけど。
これを満足できる人って結構、映像的な部分でのエロを重視している人じゃないかなぁ。
でもだからこそ、わざわざ不自由な主観で撮る意味はないんじゃないでしょうかねぇ。

そもそも主観を見たいヤツって、男の体が見たくないんだよねぇ。男優の竿ですら見たくないっていう極端なヤローだっている。
3Pを嫌うのもそういう理由なわけで、どうもコンセプトがスッキリしない。

男根主義基軸の主観映像は、昔、SODの「オナてつ」でやってたこともあるんだけど、どれも自分にはつまんなかった。実際、そうなってからのオナてつの人気は芳しくないんじゃないのかな。
もともと森川監督はレズ作品を撮るぐらいの人だから男根主義者じゃないと思うんだよね。
それはFLAG監督でもおなじでさ。尻フェチなわけでしょう。まっ、大人の事情で、おっきなオッパイばかり撮っていたこともあったけど、フェチ趣向であることには変わりない。
あえて言うならK*WEST監督の方が作風はあっている気がする。エロい画なら彼の方がうまい。FLAG監督にはこういうので勝負して欲しくないんだよね。

でもそれよりもさ。問題はレアルよ。

痴女作品が売れなくなったというこの時分に、わざわざ新たなレーベルを起ち上げてまで推す「痴女」スタイルなのかねぇ。
そもそもMレーベルの人たちはどういう風に「痴女」を定義しているんだろう。くわしく聞きたいところではある。

ま、結果的に面白ければいいんだけどね。
実際、売れてんの、これ。

話変わるけど、今日は朝からデビルマンのエンディングテーマが口をついてしまう。
そんでさっき、ようつべで検索したら、やっぱりあった。
だから貼ってみることにする。


ビルの梁で物思いにふけるデビルマン、ナンカイイ!!
ちょっと、藩金蓮さんと話していたことを思い出した。
菩薩様? 八部衆?

んーと。
そういうことで、FLAG監督、ガンバってくださいね。

所属事務所も明記する時代 

  • [2007/07/03 23:59]

今日アップしたトリプル痴女ドリームだけど、山城美姫と松野ゆいがいいだけに、北村エリカがかなり浮いてしまっていた。まぁ、要するに下手すぎるんだよねぇ。
これってどうしたもんかなぁ、なんて思っていたら渡辺琢斗監督の昨日の日記に面白いことが書かれていた。

渡辺琢斗の日常悶絶日記 2007年7月2日(月曜日) 「アダルトビデオのモデルさんは、」
http://www.avs-video.com/modules/wordpress/2007/07/02/205/

しかしながら、中には全く演技が出来ない方もいらっしゃいます。
台詞は言うに及ばず、カメラを見つめる表情だけでも作れない方もいらっしゃいます。
さすがに1日撮りの限られた時間の中で、そんなモデルさんを出来るようにするのは至難の業です。
ってか無理です。
いくらカメラを見てと言っても、目が泳いでしまったり、台詞に感情が込められず棒読みしか出来なかったり、さらにはセックスさえもなかなか声が出なかったり‥‥。

その子が悪いわけではありません。
適性が無いのです。
向かない仕事を無理矢理やっているのです。
つまりどちらかというと責任は、そういうモデルさんをマネージメントするプロダクションにあります。
現場に入れてしまえば、あとは現場を飛ばさない限り、わたしゃ知りません、では困るのです。
高いギャラというのは、ビジュアルだけでなく、内容が伴ってこそ価値のある物です。
そういうところを全く理解していないプロダクションが存在します。

常々パケなどに、女優や監督名だけでなくプロデューサー名も書いてほしいと思っていたけど、渡辺監督の日記を読んでいたら、さらに女優さんの所属事務所も明記して欲しくなった。協力○○○○みたいな感じで。

もうAVは昔のように、ただSEXを見せていればいいってことではなくなったと思う。
実際、今までが甘すぎたんだよ。
ユーザーに対しての配慮が他種の商品に比べて足りない。
もっと自覚するべきだよね。

しかし、こんなことを日記でぶっちゃけちゃう渡辺琢斗監督って、やっぱりいいなぁ。

これも白鳥の歌って言うのかな。 

  • [2007/07/02 12:51]

ここんところ、立て続けに知り合いが亡くなってね。そうなるとなかなかAVを見る気がおきない。
特に、先週、逝ってしまった友人は年が自分の1つ下だったせいもあってかキツかった。今でも少し引きずっているんだよね。

人って、死ぬんだねぇ。
どうしても死んじまうんだなぁ。

自分は仲間うちでは、あまり感情を出さない人間ってことになっていて、自分もあえてそのように振る舞ってきたんだけど、今回はさすがにクールな自分にほころびがでてしまった。

彼が事故で死んだ報せを聞いたとき、多少ヘコみはしたけど、まだ残された家族のことを気遣う余裕があった。でもいざ斎場を訪れ、彼の笑った遺影を見た辺りから怪しくなってきて、棺に収められた彼の死に顔と対面し、奥さんに声をかけられたらもういけない。気丈に振る舞う奥さんに、いくつか用意していたはずのお悔やみの言葉も吹っ飛んで「何も言えなくてごめんなさい」ってただひたすら謝っていた。

大体、通夜の法要に間に合わず、遅れて着いちゃったのがいけなかった。
閑散とした会場で、遺族と親しかったヤツだけが残っていて、1人線香をあげにきた自分に、余計注目が集まっちゃった。
しかも彼は生前、何を言っていたか知らないけど、相当奥さんに、自分を良いふうに吹き込んでいたらしくて、あまりしゃべったことがなかった彼女の口から、次々出てくる自分についての話を聞いていたら、もうたまんないね。相づちを打ちながらこみ上げてきそうな気分をそらすのに必死だった。

オレはそんなにオマエをかわいがったつもりはないぞ。
見栄っ張りで、キレイ事で収めようとしているオマエをむしろ軽く見ていたんだ。
オマエのインチキ臭い仮面をはがすことを面白がってもいた。
「ホンネは違うだろう。そんなふうに人間は思うもんか?」って言い続けたのは、オマエのためにやってたんじゃない。底意地の悪いオレの性根からでていることなんだ。
そんなオレに感謝してたのか、オマエは。

もともとおっちょこちょいなヤツだったけど、こんなキレイなカミさんと、まだ幼い子どもを残して、どんだけおっちょこいな人生だったんだよ。

そんな週末だった。
早く、気持ちを切り替えなくちゃ。
日常に戻り、彼が死んだことに慣れるのだ。
仕事をするのだ。