変態おやじと女ったらしの邂逅がザーメンAVを生んだ 

  • [2009/06/29 22:36]

でもMVシリーズの裏話を聞いた上であらためて自分のレビューを読んでみると、淫語魔ってものすげぇレビューアかもしんないって思っちゃったよ。

意識してないところで、カットや音声から別のなにかを感じ取ってるみたいでそれがちょこちょこ文章に登場してくる。

昨日、話を聞いていたときは松本監督の演出意図に嵌められたと思ったんだけど、もう一度自分の書いたものをじっくり読んでみると、当たらずとも遠からずみたいなことをちゃんと書き残しているんだよね。
無意識に付け足した文章だから、全然、記憶に残ってないんだけど、どうやらかなり高い確度で作品のキンタマを撫でていたようだ。

淫語魔、スゲェーなぁ!
覚えてないもんだからさ。自分じゃないみたいだよね。

それと松本監督がブルセラの帝王のところで働いていたのもビックリしたが、平成5年に辻さんが捕まって路頭に迷いかけたとき、ラッシャーみよしに拾われたというのもおもしろい。

ラッシャーみよし「君が得意なのはなに?」

松本和彦    「ザーメンですかねぇ」

ラッシャーみよし「それじゃあザーメンのAVってまだないから、それをやってみたら」

これがAVに「ザーメンもの」が始まったきっかけ。
松本青年の答え方はもっと違う言い方だったんだけど長くなるからね。
ここは短めに。

要するにこの二人のやりとりがなければ、「ぶっかけ」「ごっくん」なんかは、AVの主流ジャンルにならなかったのかもしれない。

なんかアウダースがらみで不思議な縁がついて回るなぁ。

あと意外だったのは松本和彦監督はゴールドマンのAVが好きだってこと。
ゴールドマンと一緒に仕事がしたいと言っとりました。

さてさて、淫語AVマニュアルのデータだけどまだなにもやってないのよね。
なんにするかねぇ。
久しぶりに集団痴女ものでもするか。

つーことで明日の更新はなし。
水曜日以降だね。

ワインレッドのポルシェに乗ってやってきた 

  • [2009/06/28 23:59]

松本和彦監督に会ってきた。

「高橋がなり」が経営している野菜を食べさせてくれるお店に連れて行ってもらった。
なかなか気のいいあんちゃんだった。
なにより声がステキだ。こりゃモテるはずだ。
話し方もリズムがあって聞きやすい。歌とかうまそう。

最初、話題に事欠いたらどうしようと思ったけれど、意外と会話ははずんだかなぁ。
一方的に質問しまくったというのもあるんだろうけど。

隠れた淫語作品、MVシリーズの裏話なんて、ちょっと感動しちゃった。
詳しく書けないけれど、おっちゃんけっこう見事にしてやられていたみたいだ。
でもそれがものすごく心地よかった。

なかなかの戦略家なんだぜ、松本和彦って男は。

腹が据わっている男の話を聞くと、胸が波立つね。
自分は今、隠遁生活者みたいな気分で生活しているところがあるから、ちょっとまぶしかった。

大まかに言うとこんなところか 

  • [2009/06/27 23:59]

ちょっと明日、とある伝説の天才監督さんとお会いすることになったので、淫語AVの見方についての備忘録を。

AVを最初から最後まで通してみる人は稀で、よほど内容が面白くない限りはだいたい自分の性的嗜好に合致した場面をサーチしながら飛ばし飛ばし見ているはず。

淫語も全部を通して確認しないと淫語の量や質は正確に把握できないわけだが、全部見るのはおっくう。しかしながら淫語があるかどうかは確認したい。
となるとある程度、言いそうな場面を抜き出して様子見することになる。

淫語の出てきそうなポイントは次のような場面。

  1. 冒頭導入部
  2. 性器露出時
  3. 手コキ指マン開始直前
  4. フェラ・クンニ開始直前
  5. マンぐり・チンぐり時
  6. 挿入直前・直後
  7. 別の体位への移行時
  8. 発射の意思確認
  9. 発射後の感想

実際は行為と行為の合間に淫語を言うタイミングが起こる。
したがってたとえば淫語フェラの場合、フェラ開始、男性器部位の移動時といったあたりに淫語の出現ポイントがある。

特に大きな動作の開始時、フェラ始まりや挿入直前のおねだり淫語がなかった場合、その作品はほぼ淫語のない作品と考えていい。
実際、淫語マニュアルでデータを集めていると挿入直前のおねだり淫語がない作品はまず淫語量が少ないことがわかる。

逆に言えば、クンニ・フェラ・挿入直前直後にどんな淫語を言うかで、その女優のパフォーマンスの質もわかってしまう。

さらに「淫語」タイトルの作品で、冒頭3分以内に一言も淫語フレーズのない作品は間違いなく淫語ビデオとしては成立していない。量も種類も質もお粗末な内容である。

ショット分析がどうだとかこうだとか 

  • [2009/06/26 21:30]

AVは初見の印象が全てで、そこが悪ければもう二度と見られることはない。

だけどAVレビューを書くようになって、何回も見ていくうちに最初の頃は気になっていたものがだんだん気にならなくなってくることがある。
このあいだの溺愛ママシリーズで言えば、一つのストーリー設定なのに男優が全部違う。「ママ」に接するときのキャラも声の出し方もまるきり違う。
撮影上の事情で致し方ないことなのかもしれないが、通して見ている方からすれば明らかにおかしいわけで、そんな事情、購入しているユーザーからすればなんのいいわけにもならない。

それがあらかじめ制作者のねらいでそうなっているのならまだ納得もする。最初から了解事項としてそこは眼をつぶって見ればいい。
でもそうやってガマンして見ているうちにだんだん感覚が麻痺してしまうのだ。
実は溺愛ママの更新データを作っているときにそういう違和感が自分の中で摩耗しはじめていることに気づいたのだ。

そしてそれは他のAVシリーズでも同様のことが起こっていることに自分は戦慄した。

AVライターのレビューで自分からすれば明らかに致命的な欠陥があるのに、その箇所を言及しないのは、そういう麻痺のようなものもあるのかもしれないと思った。

それは作る側にも言えて、制作者側からするとそういったユーザーの所感なんて、ものすごく枝葉末節に見えてくるんじゃないかと思ったりしている。
だからディテールに拘れないAV作品って多いんじゃないか。

たとえば「発射前45秒ぐらいはノーカット」なんていうのはヌキ目的なら当たり前の文法で、それが「うざい制約」として捉えている監督がいれば、その監督はあきらかに「チンコを握って編集してない」ということだろう。
自分のチンコを握り、その作品に入り込んで見ていたら、「発射前45秒ぐらいはノーカット」なんて必要不可欠なはずで、そんなことが麻痺して編集されてるんだとしたら、逆にそいつの方がエロをナメ腐っているということだろう。

AVは「抜くためのショットの積み重ね」といってもいい。
余計なストーリーやインタビューなんていらないっていうユーザーの意見があってもおかしくない。そのショットのつながりがエロを阻害しているならば、そこはおかしいという批難があってしかるべきだろう。

「映像におけるショットは文章で言えば単語のようなものだ」とよく言われる。
初見で感じた問題点を「ショットのつながりが悪い」と批判し続けなければ、見ている方もだんだん麻痺してくるんじゃないか。
そしてAV雑誌に書かれるレビューはどんどんユーザー視点から乖離しはじめる。

だからおかしいと思うときはおかしいと書いておくことにしよう。
そうしないと自分の感性が後退してしまう。

ただし自分のいっていることが妥当かどうかという問題もある。
だからちょっと勉強しなきゃとその手の本を読んでみたりする。

映画を見る眼映画を見る眼
(2005/06/25)
小栗 康平

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映画の文法―日本映画のショット分析映画の文法―日本映画のショット分析
(2004/02)
今泉 容子

商品詳細を見る

いくつか読んだけどこの↑二つの本が一番読みやすく、理解しやすかった。
小栗康平のなんかあらためて「泥の河」から見だしちゃったりして。

んでだ、ボヤキやマニュアルで「トランジション」とか「ミザンセヌ」とか「ディゾルヴ」とかそんな今まで使ったこともないような言葉を使いはじめるかもしれない。

そんな嫌味なヤツになっていたら、すみません。

今度はVBの勉強をしなくっちゃ 

  • [2009/06/23 23:36]

今日、更新する予定だったんだけど、昨日は作っている最中でプログラムを作り始めてしまってそれで最後まで淫語の抽出ができなかった。

何を作っていたかというと、わたしゃレビュー用にAVを見るとき淫語は紙に「正の字」を書いてカウント、特徴ある淫語台詞はPCで抜き書きと、なかなか大変な作業に追われるのよ。
レビューの更新が遅れ気味なのは、この煩雑な鑑賞スタイルに心折れるときがあるからってのもある。

んで、昨日ね。これを全部、PC上でやることはできないかと考えたわけ。
つまりはじめから「おまんこ」とか「おちんぽ」とかのボタンがあって、それをポチるとカウントしてくれるようなのができたらイイナァっと。
ついでにそれがそのままExcelの表に反映されちゃって勝手に淫語表ができてしまうとさらに楽だゾっと。

まだまだいろんな課題があるんだけど、こんなの誰も作ってくれないだろうからね。頑張りますよ。

んで明日の更新分だけど、北條麻妃さんの「溺愛ママ」にした。

これ、なかなかよかったんだよね。

どうもビーバップ・みのる監督っていろんな意味で粗のあるイメージがあったんだけど、これに関してはカット割りも編集もほぼ完璧じゃないかと思ったんだよね。
こんな上手いわけないと思って、何度も首をかしげてしまった。
いつの間に腕を上げたんでしょうかね。

もともとセンスのいい人だったから、ちゃんとやりゃそれなりのものができるわけなんだなぁ。
もちろん北條麻妃さんのパフォーマンスもものすごくよかった。
この手の「ママモノ」では個人的に今までベストワンかもしんない。

中村さんがブログ再開 

  • [2009/06/23 00:51]

中村淳彦の「どうでもいいこと」
http://atu1050.blog45.fc2.com/

AV業界から福祉事業に転身っていうのが中村さんらしい。
AV業界を社会の底辺と思っていた人が、ホントの底辺と向き合うことになるのかもしれないけど、まあ何をやっても中村淳彦は中村淳彦だろう。
そのうち新しい世界を題材に何かを書いてくれるんじゃないかと期待したい。

しかし今日からつきだしたFC2のアダルトブログの広告欄がやけにうざいなぁ。
これ消すのに一週間、辛抱しないといけない。

ここは「淫語魔さん」のブログです。 

  • [2009/06/22 00:08]

別に躍起になってたわけじゃないんだけど、やっぱりブログって毎日、更新しているとアクセス数が上がるもんなんだね。
まぁ、自分もそうだもんな。更新が頻繁なところはよく行ってしまう。

アクセス解析見ていて、「オメコ画像」とかで訪れる人がいるんだけど、これはなんなんだろうね。IP見ると大抵、関西圏の人たちなんだけど、ふつうに「女性器画像」か「マンコ画像」で検索した方がヒット数があるだろうに。

これがまだ「淫語 おめこ」ならわかる。
「おめこ」なんて大阪の若い子ですら使われなくなりつつあるローカルな言葉。AVでも最近はなかなかお目(お耳?)にかかれない。
だからこそ「ネイティブおめこ」は希少価値がある。作ってもそんなに売れはしないと思うけど、コアなユーザーは確実にいるから、値段が多少高くても需要があるんじゃないかと思う。

でも画像を見たいだけなら、「おめこ」で検索することはないよね。
検索してくる関西人は「おめこ」が一般化されている言葉だと思っているのかなぁ。
それとも単に気づいてないだけなのか。

それと「山崎アジコ」で検索してくる人がいるけど、「名前のない女たち 最終章」の「山崎アジコ」って仮名だからね。AV女優に「山崎アジコ」なんていないから。
もちろん彼女は存在するし、たぶん中村さんのブログを読んでいた人はピンと来るはず。
彼女は聞くところによるとまだ自殺はしてないみたいだよ。

あと最近やたら「淫語魔さん」で検索してくる人がいたのは、DMMの「光月夜也の手コキ・淫語・誘惑痴女」のユーザーレビューで「淫語魔さんのサイト」と書いてくれている人がいるからなんだね。
さっき発見したんだけど、この「ダンボさん」って前にカキコしてくれたキンタマ淫語好きの人だ。

ということで

宣伝してくれてありがとうございます。
お役に立ててなによりです。

バリアフリーのAV 

  • [2009/06/20 23:15]

先週、改正著作権法が参議院を通過した。

改正著作権法が参議院で可決・成立、「ダウンロード違法化」など

来年の1月をもって発効される。いちおうダウンロードする側がその違法性を認識しないで落としてしまうことを配慮して今回は罰則を設けていない。でも、これによってあきらかに著作権侵害が認められるダウンロードサイトはますます運営しづらくなっていくだろう。

また、「附帯決議」を読むと「本改正によるインターネット利用への影響について、状況把握に努めること」とあるから「違法配信からの私的録音録画の減少」が見られなければ、いずれはダウンロード者への罰則を設けることになってくるだろう。

このボヤキにも「(AV作品名)+ torrent」だとかで訪問してくる予備軍がいるんだが、そういうのは間違いなく違法ダウンロード者ってことになるわけだ。
せいぜい今のうちに頑張ってちょ。

ただ今回、自分が注目したのは違法ダウンロード問題ではなく、障害者のために文字の音声化・映像の字幕化への煩雑な問題をクリアしたことだ。
今までの著作権法だと、障害者のためとはいえ勝手に字幕をつけたり点字にしたりしてはいけなかった。それが今回の改正でかなりスムーズにできるようになった。

そしてこの映像の字幕化だが、今、邦画の日本語字幕の義務化に向けて運動している人たちがいる。

たった一つの願い 「DVDやブルーレイディスク(BD)に字幕を義務付ける法律」を 作ってください。

もしこれが実現したらだが、AVも字幕をつけることになるんでしょうかね。
おっちゃん、そうなりゃいいなぁと思ってんだよね。

まずパケのいい加減な言葉の表記は激減するだろう。
さらにAVにおける言い回しも自然と向上してくるはず。

丸3年、台詞を抜きながらAVを見てきた。ノウハウも身に付き、最近は台詞の抜き出しもかなり効率よくできるようになった。

言葉を抜き出しながら見ているといろんなことが見えてくる。
やはり声だけだと誤魔化しようがない演者の心のようなものが感じられる。
映像や編集の巧みさ、あるいは女優のルックスなどに惑わされないその作品の根っこのようなものが見えるときがある。

言葉って絶対、大事なんだよ。
言葉の無い世界は人間性の欠落を意味する。

字幕付きのAV。
いずれそれが当たり前になるときが必ずやってくる。

聴覚障害の人たちもAVを見るようになる。
それってとっても素晴らしいこと。

まずはFAやながえみたいなドラマ物か、ハマジムあたりのドキュメンタリーならすぐにできそうじゃない?

AV男優って腰振ってりゃつとまるんかね。 

  • [2009/06/19 22:19]

しかし大島丈にはあきれるな。
何年AV男優やってんだろう。

今日、更新した音羽かなでの「終わらない淫語」なんだけどさ。
たとえば音羽かなでちゃんの騎乗位シーン。(0:22:51)

音羽 ねぇ。

大島 ん?

音羽 おちんぽ、すごい気持ちいいの?

大島 ・・・・・・・。

ここでヤツは5秒ぐらい詰まっていやがった。せっかく彼女が淫語で返してんじゃないか。ここは淫語でたたみかけるべきだろ。
しかも言葉に詰まっているって、どんだけ引き出しがないんだよ。
結局、そのあと出た言葉。

大島 いっぱい、激しくしてみて

ハァ?

5秒考えて出た言葉がそれか。
オマエなぁ、淫語ビデオって言うのはどういう人間が見ているかわかってんのか?
そんなんで納得するわけねぇーだろ。

かなでちゃんは言葉をつなげて

音羽 はげしい方が好き?

と聞いた。
そしたらこのベテラン、いろんなところで引っ張りダコの売れっ子AV男優の大島丈さんから出た言葉がだな。

大島 …ウン。

ああん!!
「ウン」だァ?!

音羽かなではデビューして半年じゃねぇか。
ベテランなら彼女のフォローに廻るべき立場の人間なわけだろ!
このシーンだけじゃねぇーぞ。
ほかにも彼女が「おまんこに、ベロ出し入れしてるの? 気持ちいい、すごいっ!」(0:14:58)「もう私のもグチョグチョだし、こっちは堅いし、挿れちゃう、もう?」(0:23:27)などと一生懸命話しかけてんのに、ことごとくスルーしやがった。

なんの返しもないんかい!

ダメだなぁコイツは。
人とキャッチボールができねぇ。攻めてるときはそこそこやれるんだけど、受けに廻るととたんにグダグダになるタイプだ。
麻美ゆまのときもモゴモゴやってたしなぁ。

その点、森林原人の方がよっぽどわかっていた。
森林は顔に似合わず意外と器用な男なのかもしれん。

「完璧なヴァーチャルSEX作品」 

  • [2009/06/18 23:19]

えーと、昨日、このボヤキのレビューで、慣れない動画アップにかなり手間取って、本日更新する予定の作品ができなんだ。
さっきようやく淫語データを抜き終えたので、ビタミンCたっぷりのレモネードでも飲みながら総評を書きますよ。

先週、献血をしたんだけど、今日、血液検査のハガキが届いていたのでさっき見たらコレステロールが255 mg/dl と高い数値がでとった。

35過ぎたぐらいからもともと高い方だったんだけど、運動不足がたたっているようで自分も東良さんみたいに走らなきゃいけないのかと思いはじめた。
近くにある公園の中、走るかなぁ。

んで、次の「癒らし。」レビューは七咲楓花さんなんだけど、参考がてらこの間の東良さんの文章をもちっと、長々、引用しておきます。

本シリーズの最大の魅力は、「AV女優がごく普通の女の子になっている」という点に尽きる。主観デート物というのはパイオニアたる80年代アテナ映像『あなたとしたい』から、現在も続くアリスJAPANの『あなたとやりたい』まで多々あるのだが、大抵はあまり面白くなく興奮度も低い。何故か?
 監督なり脚本家の書いた台本があるからだ。それ(ママ)あくまで男の空想(妄想?)の中にある女性像に過ぎず、生身の女の子の可愛さ、いじらしさ等が表現されるすべもない。一方この『癒らし。』、今回メーカー担当者の方にお聞きしたのだが、台本はあるのだが、台詞は重視されず、恋人と離れて暮らす女の子の切ない心情が膨大に書き込まれているそうだ。それを撮影前、3時間、4時間とかけて監督と女優がミーティングする。だからいざカメラが廻った時点で、彼女はもうAV女優ではなくなり、一人の女の子になってしまうのだ。実際、現場で感情移入し過ぎて泣き出してしまう娘もいるという。
『VOL.55~七咲楓花』の方を例に取ると、冒頭、久しぶりに彼に会いテレる楓花の台詞が時々不用意に敬語になる。観る方は「アレ、恋人同士なのに何故?」と思うのだが、やがて彼女が彼を「先輩」と呼ぶ。そこに一切の説明はない。しかし我々は二人が高校時代の先輩後輩であり、おそらく彼の就職先等の都合で遠距離恋愛となったのだろうと自然に理解する。そして「痩せた?」「髪? ウン、今一生懸命伸ばしているの」とカメラを見つめ恥ずかしそうに呟く楓花の言葉で――こんな台詞、オジサンの監督やシナリオライターには絶対書けない(笑)――観ている貴方自分自身にとっても、彼女がかつては「密かに可愛いなと思っていた後輩」であり、「今は恋人になってくれた女の子」に思えてしまうのだ。

東良美季 「アナザーサイド・オブ・ビデオメイト」『ビデオメイトDeLUXE』2009年6月号 コアマガジン 63p

スゲェーな。一発でこのシリーズの核心部分を把握しちゃってるよ。

このあとも撮影方法について触れられていくのだが、最後に「これ程までに完璧なヴァーチャルSEX作品が、いまだかつてあったろうか?」と大絶賛。
これ読んで、アウダースの担当者は大喜び。

見当はずれなところを褒められてるのではなく、制作意図を正確に理解してくれた上での高評価に、創り手としてさぞかし嬉しかったことだろう。

ただ東良さんはシリーズを通して全部、観ているわけじゃないからね。
だから「癒らし。」の進化の過程を知らない。

七咲楓花を終えたら、あともう一つ、最新の「癒らし。」からと思ったのだが、ひょっとしたら別の過去作を一つやるかもしれない。
今まで「癒らし。」も何タイトルかレビューしたけれど、まだVOL.20番台の作品をやってないことに気がついた。
それをやってからでも遅くないかなぁと思い始めたもんでね。

とはいえ、すべては気分次第なんだけどね。

森野雫 癒らし。VOL.9 レビュー 

  • [2009/06/17 17:12]

癒らし。VOL.9 森野雫 レビュー
このころの「癒らし。」はハメ撮りで撮られていた。
だから当初は「ハメ撮りデートもの」の文法に近い。それまでの過程が長々と描かれていて、途中、ホテルでエッチするという、ヌキ目的で見るユーザーからすればなんとも中途半端な作りをやっている。

それはこの森野雫の癒らし。でも同じことが言えて、自分などはこの時点で他メーカーの作る「デート」AVとの違いを感じられなかった。
ただそれでもすでに今でも引き継がれている根っこの部分はある。

今回の設定は、静岡にUターン就職した彼が、東京に出てきて半年ぶりに雫とデートする。
以下、流れ。

  1. 電車の中。メールでの雫とのやりとり。テロップでの彼氏の状況説明。
  2. 東京ドームシティアトラクションズ(後楽園ゆうえんち)で遊ぶ。
  3. 東京ドームの観覧車が見えるホテルにて。椅子にすわったままエッチに突入。
  4. 雫がおしっこしているトイレに乱入。
  5. 19:00頃。居酒屋。テーブルの下でイタズラ。
  6. 夜、観覧車の見える街。
  7. 再びホテル。二人で風呂。浴槽の中でサオを楽しそうにいじる。
  8. ベッドにて。スケスケ下着・マイバイブでオナニー。相互オナニー。
  9. エッチ。
  10. 別れを惜しんで思わず涙する雫。

森野雫のすばらしさは、まずそのボディタッチ。
たとえばさりげなく彼の手を握り、それを指で愛おしそうに擦りあげる。

それは風俗のヌキ技術としての痴女性ではなく、愛する人を愛おしむゆえにでる表現でもある。好きな人だから安心して見せることのできる痴女の顔と言える。

またここには「癒らし。」ならではのフェチ映像が発揮されている。
「癒らし。」のエロさとは恋人同士に許された視線のエロスである。

そして好きな人だからこそアピールする女性性の誇示。

これはアロマやAVSのようなハッキリ意識化されたフェチではない。フェチの一歩手前、萌しが現れてはいるが、自覚が無いまま進行するフェティシズム映像のようなものかもしれない。
でもだからこそである。
これが本来、日常に起きている恋人たちの風景ではないだろうか。

だからAVの文法で表されるエロファンタジーなどいらない。
これに手マン潮吹きなどがあったらかえって興ざめ。
もちろんハマジム的なハメ撮りも同じこと。
ドキュメンタリーでやっても意味がないのだ。

自分が思うにこれはマンガの「THE かぼちゃワイン」の世界なのではないか。
そもそも恋人同志のイチャイチャシーンというのは、ハタから見ると単なるバッカプルにしか映らない。
だが、こういうおノロケに似た男女の乳繰り合いというのは、実はとても面白いモノなのだ。
それはテレビの「新婚さんいらっしゃい」を見る感覚に近いのかもしれない。
それをバーチャル主観でやろうというのだ。
しかもいつもはハードで人工的なSEXをさせられている企画女優を使って。
彼女たちも一歩撮影現場を離れれば普通に恋愛をしている女のコである。その素に近い感覚でもって、架空の「カノジョ」と同化してもらう。

それが癒らし。の魅力なのだ。だから女優が入れ込みすぎて泣いてしまうのだ。

だがこの作品はまだシリーズの初期段階。いかんせん完成度が低い。
たとえば「男の鼻息が入っていてうるさい」とか、主観風ハメ撮りのせいで「男は片手しか使えず不自然な画がある」とか。
視点が低いのも気になる。女優は「カメラ=彼の目」ということで演技をするわけだが、胸元の方に視線がいって話しかけるときの角度がおかしい。

また話の方向性にもブレがある。
この彼氏はヘタレでマグロ。自分の意志というものがない。
デートもカラミも単なる肉人形と化しているから、女優から何かのリアクションを引き出すということをしていない。常に受け身である。恋人がコミュニケーションを取っているところを描くことができないのである。
そこが今の癒らし。とは大きく違う。
ほかにもいろいろあるがそれは次回のレビューに回そう。

むしろこんなうすい設定で、鮮烈な印象を残す森野雫に底のしれない奥深さを感じてしまう。
聞くところによると、ほとんど芝居をつけるような演出はしなかったようだ。
設定だけ説明してあとは森野雫のアドリブで進行しているらしい。

生々しい言葉の投げかけ。眉の動き、目線、口角の上げ下げ、手のしなやかさ。
これがアドリブで進行しているのなら、彼女の妄想力のすごさたるや畏るべしだ。

サンプル映像。

この作品の「森野雫」はロリでもないし、痴女でもない。
彼女が「川上ゆう」になって久しい。今の方が外連味のない演技ができている。が、いまだにこのときのようなたくさんの顔をもつ「女」を、自分はまだ見られずにいる。

アウダースのHP ダウンロード購入サイト

人が見てなければ「ちんこ」「まんこ」のランクはもっと上のはず。 

  • [2009/06/17 11:59]

今日のレビューなんだが、動画のアップがちとままならない。
ということでFC2動画のテスト。


[エロ動画]【ランク王国】淫語王国 「○んこ」の○に入る文字って何ですか? FC2

最後の「ボイ~~ン」も( ・∀・)< エロいな

つーか、FC2動画ってよくよく見ていると著作権に関しては無法地帯だな。

光月夜也は静 森野雫は動 

  • [2009/06/16 22:01]

今、癒らし。のレビューを久方ぶりに書いているわけなんだけどね。
日曜日、あらためて見ていたときから思ってたことではあるんだが、おっちゃん、森野雫をモニターで見ながら、

「こりゃぁ、キャプチャーだけだと、キビシいなぁ」

と、そう何度も独りごちたわけですよ。

彼女は動いていることによってジワジワくる魅力の持ち主なんだなぁ。
だから静止画じゃ彼女の良さはぜんぜん伝わらない。
とりあえず連続キャプチャーで画面を並べてみたものの、動画の空気とはまるっきり違う人になっている。

さらにこれに彼女の台詞をつけてみる。

もうダメ。
この玄妙ですらある彼女の音声を文字化するのは、書いてるこっちが虚しい。

だから昨日の夜中、思ったね。
こりゃ動画だと。

んで、さっきアウダースの、中の人に頼み込んだんですよ。

「動画を30秒ぐらいにカットして流していい?」

「全然オーケーです!」

あっさり諒承をえましたよ。
もっと早く頼んでればよかった。

今、最初から書き直しているところ。

あとついでにいろいろ聞いたんだけど、やっぱりこのときの森野雫はスゴいなぁ。
彼女は川上ゆうになってからも比較的見ている女優さんなんだけど、「癒らし。」のときの演技が一番自分好みなんだな。

とにかく細かい。

これもう一回、違うストーリーで見たいなぁ。

それと今日の光月夜也さんの作品だけどね。
「三白眼美人は主観映えする」ってことをあらためて思い知らされたね。

んじゃとっかかりますかね。

今週は毎日何かしら更新だな。 

  • [2009/06/15 23:10]

よし、マニュアルの更新データ分はできた。
明日は森野雫の癒らし。のレビューを作る予定。

さて、その「森野雫」だった川上ゆうさんだけど、昨日、無事に熟雌女の撮影を終えたもよう。

川上ゆう 公式ブログ「終わったょp(^^)q」

特典の自分スタイルでは「自分イラマチオ」っていうのをやったらしいけど、それっていったいなんじゃろね? たぶんディルドかバイブでするんだろうけど、人にやってもらうからイラマチオなわけで、自分でやったら単なるフェラチオなんじゃないのんか。

ところで彼女は以前、森野雫で雌女に出演しているから、雌女に続き、熟雌女に出たことになる。つまり「女の口は嘘をつく。」から「熟女の口はもっと嘘をつく。」とグレードアップしたわけだ。
今までこの2つを制覇したのは風間ゆみねぇーさんだけ。アウダース最多出演女優の元・七瀬かすみですらまだ熟雌女だけは出ていないからね。スタッフにも気に入られているってことなのかね。

彼女は顔だけで演技ができる女優さん。ずっと顔だけ映していても飽きることがない。
特に「癒らし。」は神がかっていた。淡々とした刺激の少ない日常の出来事なのに、彼女の顔の表情は常に変化し続け、まるで川面に浮かぶうたかたのよう。
閑かに脈打つような演技だ。これでこそ彼女の代表作にふさわしい。

シリーズ初期にあたるこの作品は今の「癒らし。」とは全然違って、PREMIUMやMAXINGあたりでやってても不思議じゃないデートもの。この程度の作りなら他のメーカーとの差異はほとんど見られない。
もしこの作品を傑作とするなら、それはひとえに「森野雫」という女優の資質に負うところが大きい。それをたまたまアウダースがモノにしただけ。

だからこそなのだが、もしも今のやり方で川上ゆうの「癒らし。」を撮ったらどういうことになるのだろう? 今ならもっと凄いのが撮れるんではないだろうか。
今の「癒らし。」は他のメーカーではそうそう真似できない。
なんて言ったって東良さんのお墨付きだからね。

この「癒らし。」シリーズは、恋愛を描いた主観AVの傑作なのである。そして僕は久々にセルビデオの真骨頂、あるいはセルメーカーの心意気のようなものを本作に見た気がした。

東良美季 「アナザーサイド・オブ・ビデオメイト」『ビデオメイトDeLUXE』(2009年6月号) コアマガジン 62p所収

ものすごく興味がわく。

そこらあたりの違いも意識しながらレビューを書いてみるかな。

今日は熟雌女の撮影があるらしい。 

  • [2009/06/14 09:10]

小澤マリアで雌女の撮影が行われたみたい。
彼女はこれと言った淫語作品がなかったからどうなるか期待なのだ。
痴女作品には出てるけど、アドリブで淫語を口する場面があまりない人なので、基本的には淫語苦手な人だと思う。
さあどうなることやら。

ブログにははっきりと書かれてないけど、
小澤マリア 公式ブログ「目指せ」"
http://blog.livedoor.jp/ozawa_maria/archives/777480.html

今日は一日、AV見て、更新データのページをいじって、PHPの勉強も少しして、メールフォームも付け替えて、できれば裏の穴の更新もして終えようと思う。
できるときは一気にやっておかないとね。

今月は新作をいっぱい買ったから、しばらくは新作で更新。
淫語的にはどれも傑作とはいえないけれど、だからといって駄作ってほどでもない。
昨日の桜木凜ちゃんのみたいに淫語ものとして見なければ良作といえるものもある。
とにかく淡々とアップしていきますよ。

さてまずは森野雫の「癒らし。」を見ておかなくちゃ。

自我の肥大化は醜悪の極みだ。 

  • [2009/06/13 17:37]

桜木凜は生きた言葉がしゃべれる女優さんで、このコでおしゃべりエッチがある作品を作りたいと思うのはわかる気がする。それでついつい淫語作品を作ろうとするんだけど、彼女自体はあんまり淫語慣れしているわけではなくて、むしろ苦手意識すらあるんじゃないかと思った。
今回の「手コキ・淫語・誘惑痴女」もどうにかこうにか言わせていた感があるので、宇佐美監督は苦労したろうなぁと思った。

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淫語にこだわらなければ、《ねえ、一緒にシャワーでいいことしよう♥》なんて恋人とのお風呂を楽しんでいる感じがよく出ていてよかったよね。

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彼女は視線がぶれないので、主観の時はしっかりカメラを見て演技をし、客観の時は男優さんの方を見て演技をすることができる。
要するに演技がうまい。逸材じゃないかなぁ。
いろんなシチュもの・ドラマものが見てみたいと思ったね。

さて、マニュアルのデータページだけど、意識的に総評の書くボリュームを減らすことにした。

マニュアルでプレイ内容も書くようにしてずいぶん経ったけど、最初に比べて書き込み量がかなり増えた。自分で読んでいても雑多な感じがする。

そもそもこんなに細かくプレイ内容を書く必要があるのかと。
うちは淫語サイトなんだから、あくまで淫語に関連する情報だけでいいはず。
鑑賞メモにたくさん書き込んであるからと、そのままいろんな情報をのせてしまっているが、もっと間引かないと自分が訪問者なら読まないかもしれない。

作成の負担が減れば更新回数も増えていくわけだしもっと抑えていこう。
必要な情報だけでもいいと思うし、総評をあんなに長くする必要などない。
長くなるのは書き手のエゴだ。そんなに書きたきゃこのボヤキに回せばすむこと。

まずどのような体位があるかなんてどうでもいいか。書いていて思うがそんなにバリエーションがあるわけじゃない。
せいぜい手コキ・フェラ抜きか本番があるかがわかればいいだろう。

シチュエーションは必要か。その職業設定や関係性で女性の放つ淫語の種類も変わる。
またその作品のジャンル次第では言及しないといけないものもある。「中出し」なら「中出し淫語」があるかないかとか。
主観撮影か客観撮影かの言及も今まで通り必須だろう。
当然、男の声の有無も淫語ビデオの重要な要素の1つだ。

ほかにもいろいろ刈り込んでいってみよう。
今回、少し減らしてみたが、もっと見直しが必要。

いずれはページの構成も含めて抜本的に作り替えるか。
そもそも淫語抜き出しも各コーナーごとに表記した方がいいようにも思う。
DMMのように表1の横にいろんなタグを置いておくというのも1つの手だな。

もうすぐ作品数も300になるし、そのあたりを目途になんとかしなきゃ。

久しぶりにいっぱいレビューを書いてみるか。 

  • [2009/06/11 22:54]

ということで結局、買ってしまって、自分のバカさ加減にあきれてしまった本日の更新データ作品。

もうね、ホントにこれで最後にしよう。
別にムーディーズを買わなくたって北都系ならS1もあるし、アイポケもプレミアムもある。過当競争が熾烈になっているAV業界。たたでさえどうやって選べばいいのかわかんないほどリリースがある。
その中で1つ大手メーカーの作品を選択圏外にしたところで、大した問題でもないだろう。逆にスッキリするってもの。

それとAVというのはどうやら女優や監督で決まるってわけじゃないと改めて思った。
そういや、S1で撮っている秋監督もほかのメーカーじゃパッとしないし、宇佐美監督もプレミアムとアイポケでほとんど同趣旨のオナサポ撮っているけど、どこかが違う。
不思議なもんだね。

西野翔の励まし淫語は淫語作品として見なければ、むちゃくちゃ悪い作品ってわけでもない。むしろ単なる痴女作品として見たら、ところどころいい感じの淫語があって良作と思ったかもしれない。
だが「淫語」を売りにしてくるんだったら話は別。期待値を上げて裏切れば、クソミソ言われるのは当然。作品の出来も微妙なところがいくつかある。

そもそも主観要素の使い方がなってない。
特に主観映像は女優の眼の表情が一発でわかる。主観映像での「目線」は演技の大切な要素ですらある。だから目線を泳がすのは話にならない。
こっちとしては眼を伏せるタイミング、目線の切り方すら演技プランを考えて欲しいぐらいだ。

それと主観男優の動きも非常に大事。
そこらあたりが非常によくできていたのは、最近では七咲楓花の「癒らし。」だった。

彼女の戸惑うような視線。言葉数は少ないのに饒舌ですらある非言語を使った会話。おそるおそる彼氏の体に触り、そのうち眼の奥で悪戯な光を宿したときの表情。
それを下支えしていたのは、主観男優の、さりげないが意志のこもったボディタッチと彼氏の視線を意識させた演出だった。

主観痴女は男根を前にした一方的なパフォーマンスではない。
「癒らし。」は決して痴女ものではないけれど「癒らし。」でのcpt38~44あたりのシーンは、痴女化していく女性の姿がよく出ていた。

ドグマの専属になってまた型に嵌められるのかと思うと残念だが、二村ヒトシなきあと彼女で痴女作品ができないのなら彼女がドグマの専属から解き放たれるのを待つしかない。
離れてブレイクした大塚咲の例もある。

七咲楓花の「癒らし。」のレビューもしなきゃなぁ。
これも近いうちにやるかね。

マニュアルの方はこのままプレミアムの作品を2本立て続けに更新していくつもり。
裏の穴もボチボチ更新しつつ、ボヤキも「癒らし。」のレビュー2本か。
忙しいなぁ、こりゃ。

どぉーくたぁーぺっぱぁー ぺっぱぺっぱぺっぱぁ ぺっぱぁー 

  • [2009/06/08 00:00]

おっちゃん、子どもの頃からドクターペッパーが好きなのよ。
一時期、なかなか手に入りにくかったんだけど、ここ十年ばかしで都内の自販機にて缶入りドクペ(ドクターペッパーの略ね)が売られるようになってうれしかった。

んで、最近、家の近くにローソンの100円ショップができてね。そこでドクペの500mlペットボトルが105円で売っているのを発見して驚喜したんだけど、さっき行ったらみごとに取り払われていた。

ガックリすよ。

わかってるよ、人気がないってことぐらい。 売れなきゃ取っ払われるよね。

今日アップした星アンジェちゃんについてなんか書こうと思ったけど、気力が失せた。

あと、裏の穴の方はシンプルにしてみた。
淫語台詞の特徴とサンプルのみ書けばいいかなぁと。
どうもごちゃごちゃ書くのはよくない。
それにこれだと1タイトル30分ぐらいで更新できるから気が楽だ。

マニュアルの方は次、何にするかね。
このまま熟雌女をやるか、それとも久しぶりに翔田さんにしようか。
思いっきり古めの作品っていうのもいいかな。

あっでも、「電車男」はネットで読んですましたなぁ。 

  • [2009/06/06 21:47]

次のは星アンジェの雌女で昨日の時点でリンクを貼って総評を書くだけだったんだけど、いろいろファイルをいじっているうちにいつの間にかパソコンの中身を整理しはじめてしまって、昔のファイルを覗いたり、バックアップを取っていたりしたらあっという間に一日が過ぎてしまった。

サッカーのワールドカップ予選までには作って明日に備えよう。

それと明日でちょうどボヤキも3年になるんだけど、明日こそ裏マニュアルの方をアップしようと思っている。前にストックしたものがあるんたがなんだか気に入らなくて、最初からさらにして書き直すつもり。
いずれ裏ビデオの方のボヤキの方もここでボヤくことになるのだろう。

あと「癒らし。」のレビューもそろそろ書かないとなぁと思っている。
熟雌女は結構、売れ出したみたいなんだけど「癒らし。」はそれなりにコアなファンがいるわりにはあまり売り上げが伸びてないらしい。
なんかAVSも熟女ものにシフトしていくみたいだし、今は企画女優の場合、熟女の方が堅実に売れるみたいだ。
やはり買っている人間が40、50代が主流になってきてるんだろう。あえて言わせてもらうと、熟女優といっても30前後からなわけで購買層の年からしてもじゅうぶん年下だったりする。実際AVショップとかいくとおっさんばかりだしなぁ。

んで熟女風味を醸し出してブレイクした大塚咲さんが昨日のブログに『名前のない女たち』の話を載せていた。この本を読んでAV嬢になったということらしい。
そういう影響の仕方もあり得るだろうね。
活字になるというのはそういうことなんだよね。ことの是非は別にして。

本と言えばここ最近楽しみにしている本がある。

エロスの原風景─江戸時代~昭和50年代後半のエロ出版史エロスの原風景─江戸時代~昭和50年代後半のエロ出版史
(2009/06/18)
松沢 呉一

商品詳細を見る

自分がエロ系ライターの人を知るようになったのはサイトを運営してからだ。
藤木TDCも東良美季も、もちろん雨宮まみも大坪ケムタも知らなかった。
中村淳彦と永沢光雄は店頭で本をたまたま手にとって買った。
そして松沢呉一の場合は、宮台真司との共著でその存在を知った。

だけどこの人のブログを読むようになったのはつい最近のことだ。
AVサイトを運営し積極的に発信するようになって、ようやく自分の中でネットの世界と活字の世界がつながってきた。
今はたいていの人がブログをもっていてなんらかの発信をしている。

活字に速報性は求めてない。
その点では専門誌以外の雑誌を読む理由が無くなっている。
それでも自分は本を買う。
たとえ元ネタがブログに書かれていて、それをタダで読むことができるとしてもだ。

青空文庫はとても大事な事業だと思うが、自分はネットで本を読む気になれない。
たぶん活字とネットの文字は別腹なんだと思う。

だからだろうか、自宅で本を読むときはPCを必ず落としている。
立ち上がったままだとなぜか気が散ってしまうのだ。

破天荒な人間がみなカッコいいわけじゃない 

  • [2009/06/02 23:59]

「パラノイア」は今なら「妄想性人格障害」ってことで、「他人に対し疑り深く、被害妄想が強い人」のことをいうわけだが、自分などは高校生ぐらいの頃、一世を風靡した浅田彰の「パラノ型とスキゾ型」のことをついつい思い浮かべてしまう。

この概念を知るとっかかりは、三宅裕司のラジオ番組「ヤングパラダイス」のワンコーナー名で、「スキゾ・キッズ」って言葉を使っていたのが最初だった。
だから実際に浅田彰の文章を読んだときは高校生の自分の頭にはあまりにも難しすぎて脳みそがふるえた。

 ここでまず思い起こされるのが、人間にはパラノ型とスキゾ型の二つがある、という最近の説だ。パラノってのは偏執型パラノイアの略で、過去のすべてを積分=統合化インテグレートして背負ってるようなのをいう。たとえば、十億円もってる吝嗇家が、あと十万、あと五万、と血眼になってるみたいな、ね。それに対し、スキゾってのは分裂型スキゾフレニーで、そのつど時点ゼロで微分=差異化ディファンレンシエートしてるようなのを言う。つねに《今》の状況を鋭敏に探りながら一瞬一瞬にすべてを賭けるギャンブラーなんかが、その典型だ。

浅田彰「逃走する文明」『逃走論』所収 ちくま文庫 1986年 10p

この「逃走する文明」という文章は『BRUTUS』(1983年1月1・15日号)に載っていたコラムなので、文章こそくだけてはいる。でもやはり難しい概念であることにはかわりない。
まぁ一番、卑近でわかりやすい分類だと、血液型占いのA型の性格がパラノ、B型の性格がスキゾって感じなんじゃないかと思う。

この時代はバブル期に入る直前で、旧体制、社会秩序からはずれているのがカッコイイみたいな気分があったんじゃないかと思う。今でも自分よりちょい上の世代、昭和30年代生まれの人間はアウトローや、規格外の人間を賛美するようなところがあると思うんだけど、この浅田彰の文章も「今の社会(→パラノ型社会)から逃げちまえ!」的な「時代の気分」があって、そこが当時の若者に受けたように自分は思う。

 さて、もっとも基本的なパラノ型の行動といえば《住む》ってことだろう。一家を構え、そこをセンターとしてテリトリーの拡大を図ると同時に、家財をうずたかく蓄積する。妻を性的に独占し、産ませた子どもの尻をたたいて、一家の発展をめざす。このゲームは途中でおりたら負けだ。《やめられない、とまらない》でもって、どうしてもパラノ型になっちゃうワケね。これはビョーキといえばビョーキなんだけど、近代文明というものはまさしくこうしたパラノ・ドライヴによってここまで成長してきたのだった。そしてまた、成長が続いている限りは、楽じゃないといってもそれなりに安定していられる、というワケ。ところが、事態が急変したりすると、パラノ型ってのは弱いんだなァ。ヘタすると、砦にたてこもって奮戦したあげく玉砕、なんてことにもなりかねない。ここで《住むヒト》にかわって登場するのが《逃げるヒト》なのだ。コイツは何かあったら逃げる。ふみとどまったりせず、とにかく逃げる。そのためには身軽じゃないといけない。家というセンターをもたず、たえずボーダーに身をおく。家財をためこんだり、家長として妻子に君臨したりはしてられないから、そのつどありあわせのもので用を足し、子種も適当にバラまいておいてあとは運まかせ。たよりになるのは、事態の変化をとらえるセンス、偶然に対する勘、それだけだ。とくると、これはまさしくスキゾ型、というワケね。

浅田彰「逃走する文明」『逃走論』所収 ちくま文庫 1986年 11p

カタカナの使い方がまさにバブリーな印象を与える。
この時期は好景気に湧いていた頃だからこんな論が受けちゃったんだろう。でも不況の今となれば、逃げてる場合じゃないって事態になっている。
学生の就職は安定志向の公務員の方が人気が出ちゃったりしてるしね。
つまり今は「やっぱりパラノだろ」って言動にシフトしてってる。
「スキゾだと食っていけない」「フリーターのままじゃいられない」ってことになりつつある。

それに天才というのはモーツァルトやシューベルトみたいなスキゾ型ばかりじゃなく、 ベートーヴェンやブラームスみたいなパラノ型もいるんだよね。

「オナニー・パラノイア」がときどき女優にスキゾなことをやらせているのは、ノーマルKIM監督の中にスキゾ型に対する憧憬のようなものがあるのかなぁと思ったりすることがある。
特に初期の頃のオナパラはスキゾっぽい発想を無理くりひねり出していたようにも見えた。

最近、ようやく「パラノ」っぽい要素が増してきて、だんだんタイトル通りになってきたけど、それでもおっちゃんにすればまだまだ足りないんだよねぇ。
もっともっとインテグレートしてくんないとね。

ところでちょっと思ったんだが、「スキゾ」にも「パラノ」にもなれなくて「メランコリー」になっちゃう人もいるんじゃないだろうか。
パラノ的な競争には落ちこぼれ、スキゾ的な逃走には転んで傷ついてしまったメランコな人たち。
走れるうちはいいけど、走る気力すらなくなった人間はどうすればいいんだろうね。

もっともニートや引きこもりなんて今になって生まれたんじゃなく、江戸時代の昔から結構いたんだけどね。

さすがのおっちゃんも「肉便器」は言わせたことがないな。 

  • [2009/06/01 22:35]

とりあえず明日の更新分のはできた。
しかしもう今回のでさすがに「オナパラ」は飽きた。
ホントは鮎川なおの「オナパラ」もやろうと思ってたけどこれは少し日を空けよう。

今日、ちょっとAVショップに行ったんだけど、西野翔の淫語モノが激しく気になって仕方ないんだよねぇー。
いやぁ「もう2度とムーディーズの新作は買うもんか」と心に決めてはいるんだけど、ちょっと心が揺らぐのは「西野翔」ってところなんだよなぁ。

前に若菜ひかるで出した同系シリーズの「チンポを鍛える大人の励まし淫語トレーニング」がろくすっぽ淫語を言わない酷い内容だった。
監督も同じ人だし普通なら期待薄なんだが、もともと若菜ひかるは淫語が苦手そうなニオイがプンプンしてたわけで、監督によほどの淫語スキルがない限りは無理だったのかもしれない。
西野翔ならどんな作品でも淫語デフォーだし、タイトル通りの趣旨がちゃんと伝わっていれば言いまくってくれるかもしれない。
K*WEST監督が撮っていた「接吻しまくりベロベロSEX」もピンポイントでいいのをカマしていたしもう一回だけ買ってみるかなぁ。
それとも中古が出回るまで待つか。

ところで淫語AVマニュアルに韓国から訪問してくる人がいるんですけどね。
ログを追跡したらココ↓からきているわけですよ。

なぞの韓国サイト

淫語マニュアルがハングル語になっとるんです。
しかもIP見てると1人じゃないみたいなんです。
何人かのリピーターがいるみたいなんですよね。
韓国の人も淫語好きなんでしょうかね。
つーかそもそもちゃんと訳せているの?
「マン汁」とか「肉便器」とかは日本でもかなり特殊な言葉のように思うんだが。