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 2007年01月 

淫語連呼のリズム 

  • [2007/01/31 12:51]

昨日、UPした夏目ナナのオナてつの総評に「淫語連呼時の表情の演出が甘い」って書いたんだけど、そう感じたのは自分だけじゃないみたいで、主観スレで「キレイな人だけどエロくない」と書かれていた。
自分はかなり間口の広い淫語マニアだから、淫語を言っている時点で「エロくない」とまでは思わないけど、でも印象は近いものがある。

何が問題かというと表情に動きが足りないと思うんだ。
フルCGアニメーションのキャラの表情に近いものがある。

一度、ラブラブ関係にあるパートナーさんと「見つめたままエッチ」をしてみると自分の言いたいことはわかると思うんですけどね。Keita★No.1っていう監督さんは、とても研究熱心な監督さんみたいだから、是非とも試してほしいんだけど。
もしくは、30センチぐらい顔を近づけた状態で、彼女さんの甘えた話を聞いてみるとか。
その時、どんな風に顔の筋肉を動かしているか。特に目や眉の廻りと口角の部分なんかを気にしながら、彼女の話と内容と関連づけて観察すると、今回のおっちゃんの物足りなさが理解できるんじゃないかと思うんですがね。

顔の表情には意識の流れが必要なんですよ。それにあわせて顔の筋肉や声の出し方、言語感覚の鋭い人は言葉の選び方などにふくらみが出てくる。
そこに心理的な奥行きや緊張が生まれる。
そこで淫語を言うから、いやらしいんだと自分は思うんですけどね。

それとAVを正規で購入している人間が、巷間、言われているように30代40代が中心であるのなら、自分の経験と重ね合わせてAVを見ている人って多いと思うのね。
確かに夏目ナナさんはキレイだから、淫語を言わせるだけでインパクトはあるけど、自分みたいにマンコとか見慣れちゃっているようなおっさん世代になるとさ、表情とか声の出し方はやはり気になってしまうのよ。

逆に設定とかシチュはね。ぶっ飛んだ感じでもかまわない。イメクラで遊ぶのと変わらないわけだから。
でも、どんなにシュールなエロでも、表情や声だけはリアルにしてほしい。

んで、「淫語連呼」なんだけど。
今回の「オナてつ」は淫語連呼のさせ方がとっても頑張っていて、ちょっと昔のSODみたいでよかった。
よくできていたせいもあって、いろんなことが喚起させられたんだけど、特に思ったのはね、淫語連呼のリズムでベストは何か?ということ。

すぐに思いついたのは8・16ビートと3拍子。
というのも、トランスしやすいのは2拍子系のリズムだと昔、何かの雑誌で読んだことがあって、でもその一方で、芝居なんかでは「台詞の呼吸は3拍子にすると空間が拡がる」なんてことをいう巨匠もいて、淫語連呼の場合はどっちなんだろう? と思った。

もっとも芝居の方は、「リズムの3拍子」ではなく、会話の中身の3拍子でね。
「3段オチ」ってやつと同じ文脈のもんと考えていいんじゃないかな。それの無限ループバージョン。
意識の流れを3つに変化させて話を進めた方が、「受け」「応え」という2拍子より話に奥行きが出るってことなんだけど。

んで、とにかく効果的な淫語のリズムは何かと、口の中で「チンポ」と口にしてみた。

というのも、「オナてつ」では夏目ナナが、最初、ゆっくりと「おちんぽ」と連呼していたのを、だんだん早く連呼させていって、途中から「チンポ」連呼に切り替えていったのよ。
確かに、連呼で早く言わせようとすると「おちんぽ」という4文字の単語はキツイ。口が追いついていかない。
3文字にして「チン-ポ」と2音にしたほうがベストだと思った。
その辺りの演出を見てね、感心したのよ。
森川監督はどっちかというと3拍子で連呼させるんだけど、Keita★No.1監督は2拍子系にこだわったんじゃないかと思ってね。

連呼で一番早く言えるのは「マン・コ」「チン・ポ」などの3文字淫語を、16ビートの表裏で言い続けること。
これならなんとか言えそうだし、言い方次第では結構そそるモノがある。

昔、長瀬愛ちゃんが、逝くときに「イクイクイクイクイクイクっ」って16ビートで叫んで絶頂を迎えるっていうクセがあったけど、あの「イクイクイク」は自分的にはとても心地よかった。
姿麗子さんや、最近では小池絵美子さんなんかがそうかな。ときどきいるよね。
その感じで、「淫語連呼」されたらやっぱりグッときちゃうのかなぁ、と思ったのよ。
特に、今回みたいに2拍子から始まって、徐々にペースを上げ16ビートでマンコを言うのは聞いてみたい気もしたのね。

だけど問題は4文字。
「おまんこ」「おちんぽ」「キンタマ」「チンチン」はキツイよね。
そっちが聞きたいヤツは、どのリズムがベストなんだろうと思った。
それとも16ビートを体全体でリズムをとりながら「キンタマ」と連呼する?
んーどうなんだろうなぁ。
それと「おちんちん」なんかは4拍子よりズン・タッタァのリズムの方がいいんじゃないのかと思っちゃったりするとね。わけわかんなくなるのよ。

「ああ、もう! こういう時にセフレとかいたらいいのになぁ」と真剣に思ったね。
自分で言っているだけじゃ、わかんねぇーもんなぁ。

エッチはなくていいんで、どっかに愛情込みで、淫語ってくれる人はいないでしょうかねぇ!

いや、心の叫び。
でもエッチはないのに愛情込めて淫語を言ってくれる人なんかいないかぁ。
んーーーー。

んで、結局、淫語連呼のリズムで一番いいのは何かがわからずじまい。
そもそも専門外だからさ。知識もあやふやだし。
だからこれ読んでいる、音声加工に詳しい人に聞いてみたくてしょうがないんだ。
セフレもいないから実験できないし。(泣)

もっとも、リズムそのものだけではないとは思う。
女優さん自体のリズム感の問題もあるだろうからね。

あと、30代後半から40代はフォーク世代も多いから16ビートが合うかもしれん。結構、多くなかったっけ?

ちなみに、自分が大好きな古今亭志ん生の落語は、まさしく16ビートのリズムを刻むことがあるんよ。
火焔太鼓の最後の方なんか、グルーブ感がスゴいもんなぁ。