安田さんは褒めてたけど、そんなうまい監督だったかなぁ 

  • [2009/12/08 23:59]

次の更新データはFAプロ。
自分がFAを見だしたのは昨年あたりからで、もちろん淫語解禁になってからなわけだけど、このヘンリー塚本の描くエロスって、ある程度年齢がいっていないとわかんないんじゃないかなぁとよく思う。

んで、大坪ケムタさんがオラバウトで書いていたこの記事なんだけど、

これからは熟女+濃い企画/1
http://allabout.co.jp/entertainment/adultvideo/closeup/CU20091130A/

この1、2年でやっと一般レベルにまで認知された感ある熟女AV。そろそろ「ブーム」という時期を過ぎて、本格的な安定期に入ってきた気がします。そうなると、ただフツーの熟女AVでは目立てなくなってきます。よっぽどルックスがいいか、企画が面白いか、その両方か…。そういう空気を察知してか、これまでのような義母だの継母だの、といったベタ熟女作品から一歩先に進んだ熟女+企画作品が最近目立ちます。

これって単純に今AVを買っているのは40代-50代って話なんじゃないのかと思った。
この世代からすると、今の熟女優さんって年齢的にちょうど釣り合いの取れた人たちなわけで、実は「熟女のブームから安定期に入った」というよりは、AVを買っているのは、(一部のニッチなジャンルを除いて)中高年だけになってしまったということではないだろうか。

「義母だの継母だの、といったベタ熟女作品」は「近親相姦モノ」という特殊なジャンルなのであって、今、熟女ものがそればかりじゃなくなっているのは、自分と年相応の女優の一般的なAV作品を見たいってことにすぎないと思う。
実際、「熟女優」っていったってみんな自分より年下だからねぇ。

川上ゆうちゃんとかが熟女なんですよ。
風間ゆみねぇーさんは森下くるみと年変わんないんですよ。
というより森下くるみ自体は立派な熟女なわけなんで。

それでFAプロの話に戻るんだけどね。
中高年のエロ感覚と若い世代のエロ感覚って世代的に溝があったりしないのかなぁって思ったんだよね。
今、AVを作っている人たちって監督からプロデューサーから、みんな自分なんかより年下だったりするわけ。

自分がムーディーズを敬遠しだしたのはエロの質が落ちたからだって思っていたんだけど、そうじゃなくて自分のエロ感覚が年食っているからなんじゃないか、自分が見だした頃よりムーディーズの作り手が大幅に若返っているんじゃないのかと思いだしたんだ。これはエスワンでも感じ始めているんだけれど、雑というよりもガキっぽすぎて正視に耐えないときがあるんだよね。

若手の制作者がどんなに自らエロいと思っていても、それが実際の購買層のニーズに合わなければ売れなくなっていくだろう。その年齢になってみなければわからない感覚っていうのはどうしてもある。

だから若い作り手は「年食ったユーザーの感覚」に合わせてAVを作っていかなくてはならなくなってくる。それはまだ彼らにはわかりようのない感覚なのだから常に手探り状態になりがちだ。
あるいはエロ的に老成した作家を見つけてくるようになるだろう。

一方のユーザーの方となると、P2Pや無料動画でタダ見している若い連中は四、五十代のおっさんたちの古くさいエロ趣味につきあわされ続けることとなる。
ロリは規制されて女子校生ものは地下に潜るか、かつての衆道のように廃れていく。
時が経っても購買している層はそのまま年を取る。
若い人は「エロはタダで見るものだ」という意識が常態化し、もはや買おうともしない。

こうして20年後、AVに「超熟ブーム」がやってくる。