肉じゃがを嫌いな男はいないよね。( 麗花 癒らし。 VOL.44 レビュー)
- [2008/03/19 12:07]
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しかしどうでもいいけど、癒らし。のレビューを書くヤツ、ホントいないなぁ。
このブログは淫語AVマニュアルとちがって、アクセス数200ってところだから、あまり宣伝効果は期待できない。
かといって商業誌のレビューはさらっと書きすぎていて、このシリーズのよさをちゃんと伝えているとは言い難い。第一、自分が読まないからな、AV雑誌。
ということで誰もやらないので「麗花 癒らし。」のレビュー。
これ、今まで見た中で一番、自分の好みに合致した作りだった。
もしも誰かに「癒らし。ってどんな作品よ?」って聞かれることがあったら、迷わずこの作品を推すね。それぐらい癒らし。の描くべきものがしっかり詰まっていた。
ストーリー展開は、
1.朝、彼女に起こされる。
2.彼女が朝ご飯、肉じゃがとハムエッグを作る。彼のイタズラが…。
3.ベッドの上で朝食。
4.ベッドでイチャイチャ。
5.フェラ・背面騎乗位・騎乗位・正常位・側位→腹射
6.月島でデート。もんじゃ焼き。
7.ラブホテルでイチャイチャ。
8.フェラ→着衣正常位→全裸騎乗位→後背位→正常位→腹射
9.ピロートーク。
それで設定なんだけどパケに「付き合って間もなく離れ離れになった2人。あなたに会いたくて、我慢出来ずに「麗花」はあなたの部屋へ泊まりに来る事になりました。今日は「麗花」が泊まって初めて2人で朝を迎え、素敵な1日になりそうな予感」と書いてるぐらいで、本編ではハッキリとした状況説明はなされない。
でもたとえば
「あんまり、前の仕事、向いてなかったんじゃないの。また新しい仕事、探せばいいじゃん。ねっ!」
みたいな台詞が入って、どうやら彼氏は求職中であるらしいこと。
「なんかテーブルないとあれだね、引っ越したばかりだからしょうがないね」
という台詞から、引っ越してまもなく、身の回りの必需品をそろえられていないこと。
さらに月島にデートするんだから、多分、東京の下町あたりに住んでいるらしいこと。
「一緒におそろいの箸、買いに行ってくれるの? うれしいっ、ありがとう。でもぉ、そんなこといったら、勘違いしちゃうよ。いいの?」
なんてあるから、彼は真剣に彼女と向き合っているらしいことをかすかに提示してくれている。
これですよ、これ。こういうのがさりげなくていいんだよなぁ。
設定がそれなりに練り込まれているんだけど、断片的な情報しか示さない。
たとえば最初、ベッドで食べているから「なんだろう?」と思わせる。でもさっきの台詞が入り、なるほど引っ越したばっかりでテーブルがないのかと視聴者に理解させる。そのギリギリの情報だけで展開していく。こんなのべらべら説明されたら無粋でいけねぇ。
これ、見ちゃうともうほかのメーカーが出している、凡百のバーチャルデートものなんて、バカらしくて見てらんないよね。そもそも直接的なヌキ目的なら中途半端だし、そんなんだったら同じ主観でもオナサポ系とか見てた方がいい。やるならこれぐらいのシナリオで、ちゃんと恋人たちの日常をスケッチして、その空気を切り取って見せてくれないとね。
そんな「癒らし。」だから、エロの見せ方も従来のAVとはちと違う。
先ほどの朝、ベッドで一緒に食べるシーン。
これがこうなって、
こうなる。
わかります?
乳首ですよ。乳首。
彼女はノーブラなわけですよ。それがTシャツの胸元からチラリと顔を覗かせている。普段でもありがちでしょ。
ここを、これ見よがしにUPにしたりしないんですよ。
かといってまるきり無視しているわけでもない。
これって日常のエロを追いかけていく上でできる癒らし。ならではのエロショットなんじゃあないですかね。
ほかにも、料理中にスウェットパンツをおろしてみたり。
むこうを向いた彼女のお尻を両手タッチしたり。
んで、そういう彼氏のおイタのたびに
「邪魔しないでよぉ、相変わらずスケベだねぇ」
なんて怒られたり
「あっ、ちょっとぉ、何してるのぉ! やぁーだぁー、まだ(ホテルに)きたばっかりじゃーん。もぅ~」
とたしなめられたり、そういう反応が返ってくる。
んでもって、そっからこうなってね。
んで、こうなって。
最後に「好き♥」とか言われちゃったりするわけですね。
そんでそういう雰囲気を身にまとったままエッチに移行して、あんな風になったり、こんな風になったり、ああこうなっちゃうのね。って感じになるんですよ。
「ああん気持ちいい、好き、好き、だーい好き。あああ、あああ、だーい好き。あーいっぱい、いっぱい出して。ああすごい、いいっ!」
もんじゃでパクついているシーンもいいね。彼氏、もんじゃの焼き方がへたくそだったけど、考えてみれば東京出てきてまもないわけで、彼女の手前、多少、見栄張ったのかもしれない。そう思うと余計リアルな流れ。
ほかにもいろんな要素が詰まっている。
たとえば癒らしのテーマである一日デート。このコンセプトから、時間とともに女性の顔の変化が垣間見られるのも特徴の一つ。
地味だけど、これが癒らし。の隠し味でもあるんだな。
主観映像の撮り方や編集も今回はとてもいい出来だった。
唯一、傷があるとすれば最初のカラミ。背面騎乗位から入っているんだけど、どうもそこの入り方が唐突で流れを悪くしていた。
あそこのつなぎが良ければ完璧だったんだけど、まぁ、それは今後に期待だね。
そもそもまだこのシリーズは既存のAVの残滓が微妙に残っていて、カラミの撮影はそこから脱しきれていない。もっと別のエロさなんだけどまだ試行錯誤の段階なんだろう。
まぁ、AV製作者がいかに既存のAVに毒されているかがわかるところではある。
今のAVって「いかにエロいか」が「いかに変態か」しか置き換えられないところがあるからね。自分がどれぐらい他人より変態であるかみたいなことを誇っているフシがありやがる。
自分は麗花さん自体、そんなにタイプの女性ではなかったんだけど好きになっちゃいそうですよ。
したがってこれが今のところ「癒らし。マイBEST」ということで。
サンプルはアウダースのHPまで。
追記。
ちなみにこの作品、淫語は全くもってない。
それならばと麗花さんの雌女を見てみたんだけどかなり少ない。
つまり彼女は今のところ淫語マニアにはお薦めできない。
コメント
レビューお疲れ様です
随分とご無沙汰しちまって
もうお忘れかもしれませんが、ロベルトです。
レビューありがとうございます。
まだ購入してなかったのですがこれは買い、ですね。
確か姫野愛のも同じように尋ねてきて起こして、
というパターンだったと記憶しますが、この、彼女でないと
出てこないいちゃいちゃ感を、「癒らし。」は見事に出して
くれるんですよね。ついつい見てて自分の過去をオーバーラップ
させたりしてニヤケたりして。
最近の北都系はもう、万国ビックリショーというか、水芸大会
というか、ユーザーの求めるものと乖離してる気がします。
アウダースは変わらないからいい、と某スレにもありましたが、
地道にスキルアップしてもっとよい主観作品をリリースしてって
欲しいです。
これはこれは
ロベルトさん。突然、blogを閉鎖されたのでびっくりしてましたよ。
ちょうどその頃、AV業界はいろいろ激震が走ってましたから、そのうちのどれかの流れ弾に当たってしまったかと。
私は昨年の夏、かなり凹みましたからね。
北都だと私は今、S1に注目しているんですよ。
かなり試行錯誤を始めていて、ちょっと昔のムーディーズっぽくなってきているような。
それにFLAG監督の作品を安心して見ていられるのは、今ここぐらいなもんでして。
もっとも花井メイサさんのボクママは女優さんが緊張してしまっていて、少し残念な結果でした。
これ見て、彼女のファンは「素材を生かしきれていない」とか言いやがるんだろうな。
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ありがとう名無し@ボヤキスポンサーサイトがうざいので更新は必ずするつもりです。
今年はようやく淫語魔に戻れるんじゃないかと思っています。淫語魔ものすごく勝手なイメージなんだけどね山下さんの印象は、エロ仙人ですかねー。淫語魔「名前のない女たち」AVレビューどうなっているんですかねー。今度、ナカムラさんに聞いてみます。淫語魔