レズAVにくらべると孤独な戦いだよな。 

今日ボヤキで書こうと思っていたことがあったんだけど、淫語の種類のことでメールをもらったんで自分の見解を書いておこうと思う。

淫語AVマニュアルを起ち上げたとき、どこまでを淫語とするかまず悩んだ。
当初は男性器・女性器に限定しようかと思っていて「おちんちん」「チンポ」「マンコ」「オメコ」ぐらいしか想定していなかった。
自分の中での淫語の認識ってそんなもんだったんだよね。

んで、今もときどきコメントをくれるkickさんが「チンポ」じゃなくて「おちんぽ」に興奮するって淫語スレで言っててこれが結構衝撃的だった。たしかに言われてみると自分も「おまんこ」と「マンコ」では興奮度が違う。
それで「おちんちん」「チンチン」「チンポ」「おちんぽ」「おまんこ」「マンコ」「オメコ」と立て分けてみた。

まだ淫語AVマニュアルも1日のユニーク数は30人ぐらい。今より気楽なもんだった。
どっかからレンタル掲示板を設置して、3、4人でかなりゆるーい感じのやりとりをしていた。

そんななかしばらくして「キンタマは?」と書き込んできた人がいた。
言われるまで睾丸の存在をすっかり失念していたのだった。
これはまずいと思い早速「キンタマ」を追加。

性的な嗜好は自分基準になりがち。そこから少しでもはずれると興味はなくなる。
でもサイトをやるならこういうところは気をつけないといけない。
たとえ自分に興奮ポイントがないにしても理解だけはしとかないと。
現実に興奮する人がいるのに全否定などゆるされるわけがない。
それだけはしないようにしようと強く思った。

またしばらくたって「尻の穴は?」という書き込みがあった。
ちょっと悩んだ。だが確かに肛門は第2の性器のようなもんだ。それに当時のビデ倫はアナルにモザイクをいれている。考えたすえ「淫語」として扱うことにした。
ただしメインはあくまでも男性器・女性器のみとすることした。

その次に「チンポ汁は?」ときた。
その人の感覚だと「チンポ」と「チンポ汁」では違うらしい。
それまでは「チンポ汁」も「チンポ+汁」だから「チンポ」としてカウントしていた。
でも「チンポ汁」に興奮する人は「チンポ」だけでは物足りないということだった。

「チンポ汁」を認めるとなると「ザーメンは?」ってことになる。
「精子」「ザーメン」は性器そのものではない。また性器がらみの言葉というのとも違う。今でもこれは「淫語か?」と迷う。

ほどなく「センズリは?」ときた。
実は長らく「センズリ」も淫語としてカウントしていた。「マンズリ」をカウントしていたからで「マンズリ」があって「センズリ」がないのはどうなんだというのが理由だった。
しかし一昨年ぐらいから「センズリ」は淫語じゃないと思って外してしまった。

「マンズリ」は「マンコズリ」の略称とも取れるから淫語であることは異存ない。しかし「センズリ」となると、こちらは「千擦り」なわけでマスターベーションの隠語でしかない。
「隠語」を淫語に含めるわけにはいかない。
「チンポズリ」なら淫語としてカウントもしよう。だが「千擦り」なら、「どこを千回もするのか?」と聞かないといけない。まさにそこにこそ淫語が隠されているわけだ。

もちろんこの言葉にだって興奮する人がいるだろう。
だがそれだったら「SEXしよ!」でも「フェラチオさせて下さい」でも興奮する人はいる。
「誰かしら興奮する言葉」という意味だけで「淫語」を広く定義してしまうともはや収拾がつかなくなる。

「乳首」なども大きな性感帯の一つだ。ふだんは隠しているし、これがあるかないかで18禁の分かれ目ともなっている。似た様なポジションにいるアナルも入れたのだから淫語のカテゴリーに入れていいんじゃないかと思うこともある。
だがこれも今はあえて除外している。乳首を認めるとさらに「乳輪」「乳暈」「おっぱい」「パイパイ」と広がりかねないからだ。

淫語AVマニュアルも5年目に突入した。
その間、いろいろ変遷があった。
今は1日2000人のユニーク数があるけれど、所詮これは個人の趣味サイト。
今まで淫語AVサイトなどなかったのだ。だったらこちらの好き勝手にやらしてもらう。

この間ラッシャーみよしさんにお会いしたときに、「淫語モノっていつぐらいから認知されたんでしょうね」と言ったら、「淫語魔さんのサイトができてからですよ」と言われた。

淫語サイトはそれまでもあるにはあった。
でもここまで淫語AVについて騒ぎつづけているのは確かに自分ぐらいしかいない。

淫語AVマニュアルができたぐらいのとき、いまだ業界でも「淫語」の定義がいい加減だった。
「淫語」とタイトルに表記されて、一言も「おちんちん」「おまんこ」がない作品が当たり前のようにあった。

そのたびに文句を言った。
「おまえらは松本和彦の一期一会を見たことがないのか?」と。
「業界の人間のくせに勉強不足だ」と。
最近はようやく「淫語=いやらしい言葉」という意味じゃなく「淫語=性器がらみの言葉、放送禁止用語とされてきたような禁忌句」と認知せしめるところまできた。
これだけでも「淫語AVマニュアル」の果たした役割はあったと思う。

旗幟鮮明にして騒ぎ続けることは大事なことらしい。

このボヤキに「おめこ 淫語」で訪れる人は決して少なくない。自分も需要はそれなりにあるだろうとは思っている。だが今のままでは「オメコ」淫語のAVは作られることはない。
AVは不況なのだ。あまりにも狭い性的嗜好ではメーカーも勝負しにくい。

結局「おめこ」で検索してくる人の中で、サイトを作ってまでなんとかしようと思う人はいないようだ。

自分は1ユーザーにすぎない。今でもそのスタンスは変わらない。
でも発信し続ければ、業界の人たちから注目されることもある。
そしてその中からこちらの意見を汲みとってくれる人もでてくる。

自分で城を構え発信し続けること。そして理を尽くして訴え続けること。
それをする人がいないとマイナー嗜好のAVはどんどん淘汰されていくだろう。

もはや2ちゃんねるでぼやいているだけでは駄目だ。
今は昔ほど2ちゃんねるのAV板は注目されていない。
自分ですら最近は2ちゃんねるにいかなくなっちゃったからね。

コメント

私は嫌いな言葉だけど

I先生が、「最近の若い者は関西出身なのに、おめこを知らんのがいて嘆かわしい」と言ってたよ。
ものすごいちんちんまんこおめこ連発する人やって、つられて「おめこ」言うてしもた。
あそこまで連発する人初めてかも。
テレビでコメンテーターしてる時はついうっかり言わはらへんのかと思った。
セックス好きというより、とことん「シモ」の話とか好きなんやろなと思った。その研究を職業にしてはるからえらいけど。

本当にそう思うんだったら「おめこ保存の会」でもつくりゃーいいのにね。
関西の重鎮だし、日本で1.2を争う高名な風俗研究家なんだから。

考えて見ればI先生って建築家で法隆寺のことも書いてなかったっけ?
あと野球ファンだからあなたとは話が合ってもおかしくないんだわ。

しっかし、大塚ひかりさんといいそのI先生といい羨ましい人脈ですなぁ。

おめこ研究会はともかく

AV女優を使って、日本の経済を活性化させる案を、昨夜考えてはったよ。
でもPC無いし、家族がおるからAVは見られないんやて。

ええ人やとは聞いてたけど、ホンマに楽しい人で、あれは皆、あの人のこと好きになるはと思ったわ。
昨夜もわざわざ東京から慶応の人が会いに来てはった。
法隆寺のことも書いてはったよね。
桂離宮のことや。
昨夜も数奇屋建築は、「旦那」を抜きにしては語れないとかそんな話してはった。
いんごまんこさんも来たらええのに。
話が合う人ばっかやと思うで。

あんた、直木先生・東野先生ともつながりがあるんじゃなかったっけ?

しかもその凄さがぜんぜんわかってないところが嘆かわしいよね。
わたしに言わせればあなたも人のことは言えんのだからね。
3流4流の学者なんて掃いて捨てるほどいるけど、その人たちはまぎれもなく大家ですよ。もっと身にあまる幸運をかみしめてほしいもんですなぁ。

かみしめしめ

直木先生の孫、東野先生の息子とツレやから、直接サイン貰ったー。
たまに彼にAV貸したりしてる。
よよちゅう見せたら、「今までAVなめてた!」ってビックリしてた。

さっき気づいてたけど、I先生、永井豪研究本も出してはったね。
そういえば、昨夜、永井豪話してはったわ。
さすがに「今でもオカズにしてます!」とは言えへんかったけど・・・

あと、数人で昨夜、団鬼六がどうとか千草忠夫がどうとか川上宗薫がどうとか話していて、I先生が、

「日本ほど、これだけ公然と、皆でポルノを語り合える国はないですよ」

とおっしゃってて、それはAVに関してもそうかもね。
真剣なAVの話で一晩(いや、それ以上)話せるもんなぁと思った。

>「日本ほど、これだけ公然と、皆でポルノを語り合える国はないですよ」

先生は「外国にくらべて」って意味だろうけど、この感覚が常態化するとまずいよ。
嫌いなヤツは嫌いじゃけん。
エロを憎んでるのもおるし。

基本は淫語を言える空気があるかないかだな。

なんともう5年目突入ですか…(驚愕)
おめでとうございますの言葉とともに、淫語魔さんには敬意を表させていただきます。

つくづく続けてみるもんだなぁと思います。

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