魔が消えずに桜と蓮が消えた。
- [2011/12/30 23:59]
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本当は、昨年の今頃、自分はひそかにある決意をしていた。
平成18年から始めた淫語AVマニュアルだったけど、「淫語魔」というネット人格とともに平成23年をもって終わらせるつもりでいた。
ところが、来年もまだ「淫語魔」を名乗って活動を続けることになってしまった。
むしろ盟友の「藩金蓮」が、「花房観音」となってプロの作家としてデビューしその名前を捨てしまった。
そして今月になって元AV女優の「桜一菜」が、それまでの自分のキャラと決別して、まったく別の道をいく決意をしたらしい。
淫語魔というネット人格は消えないで、2011年に消えたのは藩さんと桜ちゃんの方だった。
そのことを昨日と今日、それぞれ皮肉と自嘲をこめて二人に告げたら、二人とも「MotheRsを始めちゃったんだから、無理に決まっている」って言っていた。
そうなんだ。すべては淫語魔の最後の花道と思って、二村さんの誘いに軽くこたえてしまったことにあるんだよね。
そのMotheRsについては書きたいことがいろいろあるが、すべては来年から本格的に書くことにする。
作品自体も、ようやく撮影に慣れてきて、自分なりに及第点を出せるものがリリースされはじめる。これでタイトルにどうどうと「淫語」と入れられるようになる。
ラインナップがそろってくれば、ボヤキとしても淫語AVマニュアルとしてもいろいろ言及しやすくなる。
正直、ここでは厳しいこともきっちり書こうと思っているんだ。そうじゃないとおかしいしね。
作品のことももちろんそうだけど、やはり中に入ってみないとわからないことがいっぱいある。
AV不況というの本当にものすごいことになっていて、たとえば2004年頃に二村さんやKINGDOMなんかが毎月リリースしていたような作品はまったくもって作れない。
そんなことがよぉーくわかった。
とにかく制作費の桁が違いすぎるんだもの。
自分は最初、MotheRsの目指すものは、松本和彦や高橋がなりの時代のインディーズみたいな作品をイメージしていた。だけど松本さんに聞いたら、あの「一期一会」シリーズですら制作費が6000万だそうで、今はその1/30以下で作ったりしなきゃなんだもんね。これではぜんぜん話にならない。
MotheRsも最初は「アマゾネス」でドカンと花火を上げたように見えるけど、あれはあくまでベイビーエンターテイメントとのコラボだから出来た話で、そういう意味ではこれから予算的には堅実な作品のリリースが続く。
結局は身の丈にあったものをコツコツ作る。華々しい作品はお金のある大メーカーにまかせて、ジャンルもかなりピンポイントにして、まずはメーカーを軌道に乗せることを最優先にしてじっくり作っていくしかないだろう。
そういう意味で管野しずかの『男魂快楽地獄責め ~戦慄のマルチプル・オーガズム研究所~ 第一巻』がヒットしてくれたのは、今のMotheRsがまず何を作るべきかの方向性を示しているのだろう。
こうやって一つ一つ、やっていくしかない。
それとライター業の方もだんだん面白くなってきてしまった。
WEBだけではなく、紙媒体にも自分の書いた記事が載り始め、とうとう定期連載の仕事もできてしまった。来年はさらに広がりを見せそうな気配だ。
そうはいっても、自分の場合、この淫語AVマニュアルを抜きにしては語れないので、こちらの方の充実もやっていかないとね。
やりたいことはいっぱいある。もう少しうまく時間を使っていかないとなぁ。
ちょっとまだMotheRsの仕事の要領がわからなくて、精神的にきついときがある。
こればっかりは慣れるしかない。
二村さんとは四〇を過ぎてからできたともだちで、自分はもともと二村信者でもなんでもないし、むしろ二村さんの作品にはどこか批判的なところがあったのだけれど、それでも二村さんとなんかできるのはとても楽しみであった。
実際にすごく楽しい。
自分の見通しの甘さから、ときには他の仕事に差し障りがでることもあったんだけど、それでもMotheRsに参加して後悔していないのは、やはり楽しいからなんだよね。
これはよく聞かれるんで言っておくと、はっきり言って今の自分の状態でAVメーカーに関わってもまったくもって金銭的なうまみはない。むしろ副業ではじめたライターの仕事の幅を広げた方が実入りはいいので、それを考えると損しているのかもしれない。
でも仕事って結局、仕事内容と、一緒に仕事をする人たちとの関係性によると思うんだ。MotheRsに関わる人たちは基本的に好きになれる人たちばかり。だから当初はもっと距離を置くつもりでいたのに、気がついたらかなり前のめりに、のめり込んでいた。
そんなこんなで「淫語魔」はやめられず、もっとがんばんなきゃならなくなってしまったわけ。
むしろ来年は生まれ変わった気持ちで淫語魔Ⅱぐらいにならないといけないかもね。
コメント
楽しくて忙しいのはイイよね。
楽しくなくなった俺はスグやめちゃうもんなあ。
結局、お金じゃなくって「楽しい」って事が人生の大事。
来年もよろシコお願いしますヽ(^。^)ノ
なかなか麻郎さんのうちにいけなくてすみません。
12月はどうもうまく時間の配分ができませんでした。
ところで実はすでに試験放送はしておりまして、Ustreamで「東京のノアール」を検索すると淫語魔と編集Tが映っていたりします。
まあ、こっちも来月になっちゃいましたね。
とりあえず環境は整えておきましたよ。
おおー♪
観ましたヽ(^。^)ノ
ありがとうございまーす。
今年は大変お世話になり
お世話になりました。
ありがとうございます。
これから貴兄とともに制作など様々な事を通して勉強していける事を
心より嬉しく思います。
来年もよろしくお願いします。
ところで来年はベイビーエンターテイメントのレビューなども
よろしければお願いしたいなと。
今年もよろしくおねがいします。
Koolongさんに知遇を得たのも、昨年の大きなターニングポイントでした。
今年はいろいろやりたいですよね。結構楽しみです。
もちろんレビューは書きますよ。
この話の関連ではちょっと自分でも考えていることがあって、近々メールします。
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ありがとう名無し@ボヤキスポンサーサイトがうざいので更新は必ずするつもりです。
今年はようやく淫語魔に戻れるんじゃないかと思っています。淫語魔ものすごく勝手なイメージなんだけどね山下さんの印象は、エロ仙人ですかねー。淫語魔「名前のない女たち」AVレビューどうなっているんですかねー。今度、ナカムラさんに聞いてみます。淫語魔