自分の快楽原則を疑え!
- [2006/11/06 00:39]
たまに他の人のAVレビューサイトを覗くとアフィリ中心のブログでも、ちゃんときめ細やかに作品を見て紹介している奇特なサイトを見つけることがある。
自分でキャプチャーした画像なんかも添えたりして、なかなか凝った作り。
しかも内容もかなりデータ化されていて、中には「かわいらしさ」とか「胸の大きさ」とかだけでなく、「歯並びのよさ」までも星をつけて評価しているものもある。
更新頻度も淫語マより多かったりして、新作揃い。
これを全部、買って見ているんだとしたらすごいなぁと感心することしきりだ。
当然、自分は、そういうところにいくと、とりあえず淫語ビデオなんかはどう扱われているのか気になって見てみるんだけど、これがねぇ、結構、微妙なのよ。
結局、こういうマニアックなジャンルって、それを好きな人間じゃないとわからない部分ってあるんだよね。
たとえばあるサイトで、小森美樹の「叱られ淫語。」についてのレビューがあったんだけど、そのサイトの評者は「淫語をサラリと言ってしまって、エロく聞こえない」(趣意)とのこと。
・・・・じゅーぶん、エロく聞こえるんですが、なにか?
つまり、この人にとっての「淫語のエロさ」は、「羞恥」っぽい言い方か、ねちっこい「言葉責め」のようなものなのだろう。
たしかにそれも淫語のエロさの一つだし、そのこと自体は否定しないけど、「小森・叱られ淫語」をその尺度でしか見ることができないのなら、それは淫語の世界を知らなすぎる。
焼き肉屋に行って、「牛タン」と「カルビ」しか頼まない客みたいなもんだ。
でも、自分は「ミノ」が好きだったりする。「クッパ」とかさ、「ビビンバ」とかさ、焼き肉屋で食べたいものも人それぞれなわけ。
つまり、淫語ビデオを見まくっているおっさんからすると、彼女の「叱られ淫語。」は今でも十分、お世話になっている好きな淫語の言い方の一つなのね。
そもそも彼女は淫語を言うのが好きな女優さん。
カメラ目線で淫語を言いまくる彼女は、軽くトランスして自分の中の痴女性を引っ張り出している様がよく見える。彼女の淫語は淫蕩な自分になるためのスイッチなんだな。
だから、たとえば「小川流果の叱られ淫語」よりカットが少なく、流れが実にスムーズで、撮影でのNGが少なかったように見える。
淫語慣れしてるんだよね、彼女は。淫語の効用がわかっている女優さんなんだ。
もちろん、これには好き嫌いもあるだろう。
だけど、彼女の淫語は、川村智花さんや渡瀬晶さんの系譜を引く、痴演系からトランスして、痴悦を引き出してくるための呼び水のような淫語で、これも一つの淫語のスタイルなんだ。
こういうことは「淫語」に限ったことではない。フェチ系・企画モノの作品は、そのジャンルのマニアじゃなければわからないツボのようなものがある。
だから、ジャンルに特化していないサイトで、あるジャンルのAVを語るとき、自分の快楽原則だけで語るのは、かなりトンチンカンなことを言い出しかねない危険があるわけだ。
自分も、他のジャンルに迂闊にも抵触していて、知らないうちにそういう愚を犯している可能性がある。
そのことは深く自覚しておかないといけないんだろうな。
最近、文章が長くなって、いろんなことを書いてしまっているので、冷や汗ものではあるんだけど、ただ自分の場合、淫語マニアの視点を標榜しているわけで、その点は角度が最初から限定されているっていう部分もある。
どんなに世間的に評価が高かろうが、淫語ビデオとして使えなくては評価はキビシく書いてしまうこともあるよね。
逆に、どんなにクソ作品でも、淫語的に意義を見いだせれば、高く評価することもある。
たとえば、ゴールドマンの作品をレビューして、面白いとかヌかしてんのは、多分、うちのサイトだけなんじゃないかな。
淫語好きの人間だって、評価の分かれるようなクセのある作品を、ああだこうだと真面目に取り上げていたりするんだから。
とにかく、大事なことは自分の快楽原則を普遍化させないこと。
いくら自分が「チンピク」しなくても、こちらがその作品の楽しみ方を知らないだけで、それを面白がる人間もいるかもしれない。
とくにフェチ・グロ系は気をつけた方が良い。自分が理解していないエロを知ったかぶりしてエロくないなんていう独りよがりなレビューだけは書きたくないよね。
その危険性は常につきまとうんだろうけどさ。
もっともっとアンテナを拡げないとね。
AVライターさんですら、自分からすると「わかってねぇーな、この人」って思うときがあるんだから。
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完璧な発音の淫語と不規則なあえぎ声。
- [2006/11/05 12:36]
昨日、アップした「長澤つぐみのオナニーのお手伝いしてあげる」は「SOD臭の淫語」を確認するために見てみたんだけど、さて、何が問題なのか今ひとつ、わからない。
連呼のさせ方? 間の取り方? 抑揚の問題だろうか?
ただ、今までのSODの経緯を考えてみるに、声優さんの淫語を意識しての問題もあるのかなぁ、って思った。
つまりSODは、「声優の放つような淫語が理想」という錯覚があるんじゃねぇーのってね、ちょっと勘ぐってみたんよ。
昔、SOD関連レーベル・SugarBOYが、声優さんを使ってアフレコ淫語を、実写でやってたりしたけど、これはまさに鵺作品だった。
まあ、これで喜んでいる人もいるかもしれないから、駄作だとまでは言わないけど、自分が淫語に求めているものとはかなり違うのは確かだ。
基本的に声優さんたちが台本を読みながら当てる滑舌のいい淫語には、「痴悦淫語」を望むことはできない。
たとえ気持ちを入れて、「クリちゃん、気持ちいい~」とか言ってても、実際に、自分のクリトリスをいじって、多少なりとも気持ちよくなって言っているわけではないものね。
しかも本来、「痴演系淫語」は相手を喜ばすために言っているわけで、滑舌がいいとか、アクセントが正しいとかはあまり関係ない。むしろ相手の反応を見ながら、ますます、頑張るって感じの淫語なわけだ。
だから、声優さんたちの淫語はおっさんが前に定義した「痴悦」でもなければ「痴演」でもない。
「じゃ、なんだ?」と言われると困るけど、別の概念で括り直す必要があるのかもしれない。
声優さんたちは、よく訓練されている。
トレーニングを積んだプロだ。
滑舌もいいし、正確で的確なイントネーションで、実に耳心地のいい音声を提供してくれる。
淫語音声CDなんかで聞くそういう淫語は、いろんな妄想の手助けになる。それはそれで興奮する。
でも、実写の淫語とは別ものだと思う。
声優さんの痴演と、AV女優の痴演は、リアル感・ライブ感の一点でおのずと違ってくるはずだ。
自分もアニメで育った世代だし、アニメトピアとか聞いてきた人間だから、声優さんの声は嫌いじゃない。
それで抜くことも出来る。
でも、実写の画と声優さんのアフレコには、違和感を感じざるえない。
実は「長澤つぐみのオナニーのお手伝いしてあげる」も、音声だけ聞いている分には、かなりよく出来ていた。
おっちゃん、それだけでゴニョゴニョしようかと思ったぐらいだ。
ところが、画をともなって見てみると、なんか違う。
ちょっと、魅力が半減した。
その理由がなんなのかハッキリしなくて、ものすごくもどかしいんだけど。
たとえば、吉岡なつみちゃん。
彼女の演技は下手だ。セリフは棒読みだし、竿を持ちながら話しかけてくる痴演系の淫語は興ざめするぐらいの時がある。
でも、いざ本番のカラミに入って、アドリブの淫語をかまし出すと、実に生き生きとしたあえぎ声を入れてくる。
そんな芸当、声優さんでは絶対出来ない。
できるとすれば、その声優さんがプライベートのSEXでノリノリになって淫語プレイをしている人ぐらいだろう。
牧原れい子さんはどうだろう。
彼女の声は、鼻にかかっていて、発音もそんなにいいとはいえず、聞き取りにくい感じの声だ。
でも、彼女の淫語は脳髄を直撃してくる。
彼女は間の取り方もうまい。
だけど、彼女の間の取り方は、相手の反応を確かめるような感じの間の取り方だ。決して視聴者に聞きやすいために間を開けているわけではない。
おそらく彼女の淫語の言い方は、実践を通して培ったものだろう。だから淫靡に聞こえてくる。
SODの淫語って、少し作り込みすぎのような気もするんだよね。
はっきり見極めるために、もっとじっくり検討してみようと思うけど、少なくても、おっちゃんとは違った方向で淫語のいやらしさを追求しているようにすら思う。
でも、おっちゃんには、そのいやらしさは理解できないなぁ。
ライブさが欠けてやしないか?
SODにとって、淫語のいやらしさってなんなんだろうね。
ということで、次回はマジもんの声優さん出演でちょっと話題になった、うさだひかるの「アニメコスプレ」って作品をUPしようかなぁと思っている。
声優の技はほとんど使ってなかったような気がしたんだけどね。果たしてどうだったんだろう。あらためて見てみよう。
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SOD臭のする淫語
- [2006/11/03 16:15]
昨日、UPした「フリーダムOL:股間虐め 美人OLに玉を握り潰されたり竿ビンタされたり包茎をバカにされたり・・・」は、実にフランクな淫語を発していた。
もちろん言葉責めのみの演技だから、痴悦淫語ではない。あくまで痴演系としての淫語なわけだけど、星崎あいか・山本瞳子は本当にうまい。
山本瞳子は「淫語娘」の時よりも、うまくなっていたような気がする。
ひょっとしたら、「淫語娘」に出演したのは、少し早すぎたのかもしれない。
もっともっと、うまくなると思う。
淫語AVマニュアル的には、山本瞳子さんは、年内中に淫語娘をUPするでしょう。
星崎あいかちゃんの作品は、もう一本ぐらい載っけられるかな。
夏川かおるさんは、見たのは、この作品がはじめてだったので、今後どうなるかわからないけど、ただ「フリーダムOL:顔面騎乗」と「フリーダムOL:脚責め」の2バージョンも合わせて見る限り、なかなか小憎らしい言葉責めの出来るモデルさんみたいだ。
顔なんてホントに憎たらしい顔をする。
それでいて破顔一笑したときの表情なんか、魅力的なお嬢さんなんだよね。そのあたりが彼女の魅力だと思うんだけど。
このままうまく育てば、S属性十分な痴女優になりそうな気もする。
それでだ。
今日、雌女の最新作を見たのね。
淫語はたくさん言ってくれたのよね。
北川絵美さんも魅力的でした。
でもね、肝心の絵美さんの淫語に、なんか不思議な違和感を感じたのよ。
それは、昨日UPした作品の余韻が、まだ耳に残っていたせいかもしれない。
それに絵美さんは、そんなに淫語のお芝居が上手というわけでもないから、そういうところもあるのかなぁと思ったりしたんだけど。
でも、どうも、そういうことでもない違和感なんだよね。
彼女の「オレカノ」パートは、彼女自身、かなり入れ込んでいて、アイエナジーとかで見てきた「北川絵美」とは違ったように感じた。
そうじゃなくて、彼女の淫語を聞いていたら、なぜか「SOD臭のする淫語だなぁ」って思ってしまったんだ。
なんだよ、「SOD臭って?」
自分で言ってて、1人ツッコミを入れていたんだけど、でも、その言葉がピッタリだったんだ。
ということで、北川絵美の「雌女 anthology#040」は近日中にUPすることにして、その前に、「SOD臭のする淫語」作品をUPしてみようと思うんだ。
とりあえず、今までUPする気があまりなかった「長澤つぐみ」ちゃんの作品を考えている。
それと北川絵美さんのSOD時代の淫語ものも、検証してみようかなぁ。
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不正確な淫語記載
- [2006/11/01 23:59]
昨日、UPした「美脚 粘液系2」のパケを見てみるとね。
表1に、
「オ○コ」連発・関西淫語
って、ピンクの文字で書いてある。
しかし、実際の作品の中での「オメコ」の回数を数えてみると23回。
何をもって連発って、言っているんだろうね。
連呼系があるということだろうか。
ところが連呼とおぼしき箇所は皆無。
せいぜい「デッカいチンポ、オメコにぶち込んでえ~」を2回リフレインさせる程度だった。一体どういう神経していると「オ○コ」連発なんて、イケしゃぁしゃぁ書けるんだろうと思う。
連発ってどういう意味なんだよ。
どちらかと言うと「オメコ」より「チンポ」の方が連発しているぜ、この作品。
確かに、「チンポ」連発と書くよりは「オ○コ」連発の方がキャッチだとは思う。
でも、ウソはイケない。
オメコ淫語をたくさん聞けると思って買ってみたら、23回しか言っていないなんて、あきらかに、詐欺行為じゃないだろうか。
賭けてもいいけど、これを作ったヤツは、作品中、オメコの頻出回数をカウントしていない。
淫語を売りにしておきながらだよ、その作品で何回ぐらい言っているかも把握してないで、よく書けるよね。「オ○コ」連発だなんて。
でも、ドグマって、こういうことを平気でやるメーカーなんだよね。
ビーバップ・みのる監督の代表作に「僕のやさしいママになってください。」っていうシリーズがあって、結構、自分は好きなシチュだった。
友田真希ちゃんのヤツとか、気に入った女優さんのは買ってみたりしていた。
それである時、日向ゆみさんが出演するということで、早速ドグマのHPにいったら、そこには、
ドロドロになった唾液を肉棒にこすりつけ、激しい吸引力に絶頂を迎えそうな僕に寸止めを繰り返し、「まだイッちゃ駄目よ。優しくママのおまんこでイって欲しいの。」と僕を論し、僕の上にまたがり、僕の隆起した肉棒を熱くなった陰唇のひだに包み込み吐息をもらした。 「僕のやさしいママになってください。日向ゆみ」ドグマのHPから
なんて書いてあった。
この「ママのおまんこでイって欲しいの」という言葉を、あの肉感的な日向さんの口から言っているところを見てみたいと、その一心で買いましたよ、わたしゃ。
ところが、実際の本編には、そんな言葉はなかった。
「おまんこ」なんて発言は一言も言ってやしない。
その時はホントに凹んだ。
それだけを期待して買い、いつ出くるか、いつ出てくるかと画面を凝視し、ひたすら竿を握って待っていたのだが、悲しい結末を迎えて、結局、不発。
おっさん、怒りで目の前が真っ暗。
しばらく、逸物を握りながら、たまにはちゃんとSEXしようとか思ったりしたもんだ。
AVは怖いぞと。
それ以外にも、ドグマに騙されたことは数知れず。
実は、今月の新作でドグマは「マゾツンデレ」というのを出すらしくて、作品の出来自体は、二村監督だからそんなにハズレは作らないと思うけど、ここにも、性懲りもなく、
「すけべな顔だな」とか「毛深いマンコが欲しそうにパックリひらいてるよ」とか言いなさいよ! …言ってください。
と、表1に書いてあったりする。
はてさて、本当に、そんなことを言っているのかどうか。
きっとまた、雰囲気で書いてんじゃないのかなぁ、って思ってしまう。
それぐらいいい加減なところなんだよね、このメーカーは。
監督さんたちは、確かに優秀なんだけどねぇ…。
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痴悦系と痴演系淫語
- [2006/10/22 09:23]
「溜池ゴロー監督に淫語作品は無理」って書いたのは、言い過ぎだったかもしれない。
溜池監督は淫語女優に恵まれている監督さんでもある。
ことに牧原れい子さんと金子リサさんはツートップかな。
だからなのかもしれない。
淫語の種類が偏っているような気もする。
で、続きなんだけど、その前に、言葉の定義の訂正を。
自分の内なる喜びを現した淫語を「痴悦」系。
相手を悦ばせるための淫語を「痴応」系としたけど、「痴応」って書くとなんか受け身っぽく感じるので、パフォーマンス淫語ということで「痴演」という言葉に定義し直そうと思う。
女性の言う淫語には2つある。
「痴悦系」と「痴演系」。
「痴悦淫語」は自分と向き合う淫語で、「痴演系」は相手と向き合う淫語。
「痴悦」は、裡なる喜びで、忘我で、無意識で、自然で、自己の性欲重視。
「痴演」は、相手ありきで、パフォーマンスで、サービスで、相手とのつながり重視。
こんな感じかなぁ。
実際のSEXにおいては、まず痴演系淫語が主だろうね。
女性で、自分から淫語プレイをしかける人は少ない。
大抵、強制淫語から始まる。
まあでも、簡単には言ってくれないね。
だからいいんだけど。
駆け引きみたいなのがあってさ。
最初は抵抗していたのが、言わなきゃいけない状況に追い込んで仕方なく、言わせる。
こっちは、歓喜雀躍。
ちょっとずつ、エスカレート。
相手も段々麻痺してくる。
さらにウハウハっと。
でも、これって、こっちのことを思って言ってくれているんだよね。
最初から、淫語を言って萌え始めましたっていう女性もいなくはないだろうけど、少ないと思う。
あくまで、こちらのプレイにつきあってもらっているのよ。
だから、淫語の基本は「痴演系」からスタートするんだと思う。
これは、AVの世界でも同じで、淫語はもともと強制淫語がほとんどだった。
「痴悦系」は少数派だったね。
豊丸とか沙也加とか、そういう淫乱で売っていた女優さんたちが使っていたぐらい。
おっさんは、いまだ最初から「痴悦系」で、バンバン言う女の人に出会ったことがないんだな。徐々にならあるけど。
だからそういう体験を持つ人が羨ましかったりする。
いいなぁ~。
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感動した
ありがとう名無し@ボヤキスポンサーサイトがうざいので更新は必ずするつもりです。
今年はようやく淫語魔に戻れるんじゃないかと思っています。淫語魔ものすごく勝手なイメージなんだけどね山下さんの印象は、エロ仙人ですかねー。淫語魔「名前のない女たち」AVレビューどうなっているんですかねー。今度、ナカムラさんに聞いてみます。淫語魔