森野雫 癒らし。VOL.9 レビュー 

  • [2009/06/17 17:12]

癒らし。VOL.9 森野雫 レビュー
このころの「癒らし。」はハメ撮りで撮られていた。
だから当初は「ハメ撮りデートもの」の文法に近い。それまでの過程が長々と描かれていて、途中、ホテルでエッチするという、ヌキ目的で見るユーザーからすればなんとも中途半端な作りをやっている。

それはこの森野雫の癒らし。でも同じことが言えて、自分などはこの時点で他メーカーの作る「デート」AVとの違いを感じられなかった。
ただそれでもすでに今でも引き継がれている根っこの部分はある。

今回の設定は、静岡にUターン就職した彼が、東京に出てきて半年ぶりに雫とデートする。
以下、流れ。

  1. 電車の中。メールでの雫とのやりとり。テロップでの彼氏の状況説明。
  2. 東京ドームシティアトラクションズ(後楽園ゆうえんち)で遊ぶ。
  3. 東京ドームの観覧車が見えるホテルにて。椅子にすわったままエッチに突入。
  4. 雫がおしっこしているトイレに乱入。
  5. 19:00頃。居酒屋。テーブルの下でイタズラ。
  6. 夜、観覧車の見える街。
  7. 再びホテル。二人で風呂。浴槽の中でサオを楽しそうにいじる。
  8. ベッドにて。スケスケ下着・マイバイブでオナニー。相互オナニー。
  9. エッチ。
  10. 別れを惜しんで思わず涙する雫。

森野雫のすばらしさは、まずそのボディタッチ。
たとえばさりげなく彼の手を握り、それを指で愛おしそうに擦りあげる。

それは風俗のヌキ技術としての痴女性ではなく、愛する人を愛おしむゆえにでる表現でもある。好きな人だから安心して見せることのできる痴女の顔と言える。

またここには「癒らし。」ならではのフェチ映像が発揮されている。
「癒らし。」のエロさとは恋人同士に許された視線のエロスである。

そして好きな人だからこそアピールする女性性の誇示。

これはアロマやAVSのようなハッキリ意識化されたフェチではない。フェチの一歩手前、萌しが現れてはいるが、自覚が無いまま進行するフェティシズム映像のようなものかもしれない。
でもだからこそである。
これが本来、日常に起きている恋人たちの風景ではないだろうか。

だからAVの文法で表されるエロファンタジーなどいらない。
これに手マン潮吹きなどがあったらかえって興ざめ。
もちろんハマジム的なハメ撮りも同じこと。
ドキュメンタリーでやっても意味がないのだ。

自分が思うにこれはマンガの「THE かぼちゃワイン」の世界なのではないか。
そもそも恋人同志のイチャイチャシーンというのは、ハタから見ると単なるバッカプルにしか映らない。
だが、こういうおノロケに似た男女の乳繰り合いというのは、実はとても面白いモノなのだ。
それはテレビの「新婚さんいらっしゃい」を見る感覚に近いのかもしれない。
それをバーチャル主観でやろうというのだ。
しかもいつもはハードで人工的なSEXをさせられている企画女優を使って。
彼女たちも一歩撮影現場を離れれば普通に恋愛をしている女のコである。その素に近い感覚でもって、架空の「カノジョ」と同化してもらう。

それが癒らし。の魅力なのだ。だから女優が入れ込みすぎて泣いてしまうのだ。

だがこの作品はまだシリーズの初期段階。いかんせん完成度が低い。
たとえば「男の鼻息が入っていてうるさい」とか、主観風ハメ撮りのせいで「男は片手しか使えず不自然な画がある」とか。
視点が低いのも気になる。女優は「カメラ=彼の目」ということで演技をするわけだが、胸元の方に視線がいって話しかけるときの角度がおかしい。

また話の方向性にもブレがある。
この彼氏はヘタレでマグロ。自分の意志というものがない。
デートもカラミも単なる肉人形と化しているから、女優から何かのリアクションを引き出すということをしていない。常に受け身である。恋人がコミュニケーションを取っているところを描くことができないのである。
そこが今の癒らし。とは大きく違う。
ほかにもいろいろあるがそれは次回のレビューに回そう。

むしろこんなうすい設定で、鮮烈な印象を残す森野雫に底のしれない奥深さを感じてしまう。
聞くところによると、ほとんど芝居をつけるような演出はしなかったようだ。
設定だけ説明してあとは森野雫のアドリブで進行しているらしい。

生々しい言葉の投げかけ。眉の動き、目線、口角の上げ下げ、手のしなやかさ。
これがアドリブで進行しているのなら、彼女の妄想力のすごさたるや畏るべしだ。

サンプル映像。

この作品の「森野雫」はロリでもないし、痴女でもない。
彼女が「川上ゆう」になって久しい。今の方が外連味のない演技ができている。が、いまだにこのときのようなたくさんの顔をもつ「女」を、自分はまだ見られずにいる。

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心の響きが声となって露わになる 

  • [2009/01/05 22:11]

正月、テレクラキャノンボールを見た。
評判がよくて自分の巡回orリンク先でも5人ほど話題にしていたから、買ってみたんだけど確かに面白かった。

テレクラキャノンボール2009 賞品はまり子*Gカップ 久しぶりにボヤキでAV批評をしたくなったが、でもこの作品はすでに話題沸騰で、自分がやらなくてもいろんな人に言及されそう。第一、HMJMはシンパが多そうだから、あけぼの映像の作品をレビューするのとはわけが違う。中村淳彦は業界で嫌われていたらしいから逆に応援のしがいもあったんだが、カン松は受けが良さそうだから別に4時間もある作品をいつものようにその倍近くかけて鑑賞することもなかろう。

ということでしばらくは様子見。
自分がやるとしたら「バクシーシ山下に対してどうもあのテロップは悪意を感じる」とか「ビーバップみのるの声のトーンがあがるときのポイントその1」「その2」とか、そういう言葉から拾ったイメージをつなぎ合わせるレビューになると思う。

面白い映像って、やはり面白い台詞とか、言葉の変化とかがあるんだよね。
とくにビーバップみのる監督の言葉遣いは出走前からステージごとに変化していって、この人1人追いかけて見ても楽しい。
まぁそういうことを気にしながら見ているのは自分だけかもしれないけど、でも声の響きからわかることっていっぱいあるんだよね。

えー、いちおう作品がどんな感じかだけなら安田さんのレビューでじゅうぶんなんで気になった人はこれ読んで判断してちょ。

ただ一つだけ言えること。
人間ってときどき「愛のないSEX」がしたくなるんだよね。
むしろ愛情が煩わしい。インスタントなつながりの方がホッとする。
癒される。
心まで持っていかれると疲れちゃう。
ただ肉だけの関係になりたい。
そういうひとときの擬似恋愛の方が明日の活力になることもあるんだなぁ。

さてと、やっと作品データが抽出できたので、これからマニュアルの総評を書いて明日のアップに備えなきゃ。

痴女役が多いAV嬢のデートものは昔から好き。 

  • [2008/07/11 22:52]

さっきからサイトいじっくてんだけどさ、淫語マニュアルのロゴはなかなかいいのができないんで、しばらく作ってはとっかえひっかえしていきますかね。

あと、やはり気になるのは女優別のところ。
ここはもっと抜本的にいかないとダメだよなぁ。
とりあえずほたるちゃんとかキラリンとかの作品名が収まりきれてないので、枠を広げてみることにした。
それとここは当初、レビューに関係なく淫語発言が確認できれば載せていくつもりだったんだけど、結局、途中でおざなりになってしまっている。今はほとんど作品データにあわせて載っけるだけ。
そうなると淫語作品が結構あるのにあまり反映されていない女優さんがやはりでてきてしまう。

菅野亜梨沙なんてもっとあっていいよなぁ。
彼女、淫語モノや痴女モノなんか関係なしに普通にいいまくっていたもんね。
たとえば「癒らし。」なんかも必須ではないのに、「チンポ」とか「おまんこ」とか自然な流れで言いまくっていた。

iyarashi19.gif
この菅野亜梨沙の「癒らし。」はさ。
前半の野外デートのロケ地が、どう見ても調布の深大寺界隈。自分にとっては子どもの頃から馴染みのある場所。
映像の中ではAV撮影ということで配慮して場所が特定できないように、ボカシとか入れてたりするわけだけど、神代植物公園のばら園や大温室など自分もよく行ってたようなところを映し出していた。
撮った時期も世界中のバラが観賞できるバラフェスタ期間。あそこのバラはホントにキレイ。オススメ! バラを嫌いな女性はあんまりいないし、女の人はなせかバラを見るとテンションがあがる気がする。だからデートにはもってこい。

PSD_226-27.jpgPSD_226-41.jpg
そのほかにも、味噌だんごをパクつき、深大寺そばをすするシーンなんか完璧に自分の思い出と重なる。
これで深大寺城址にある池に行けば、キレイな花菖蒲の紫が乱舞してさらにムードを盛り上げられるんだが、残念ながらそこまでは撮影されてなかった。
まぁ、地元の人間ぐらいしか行きそうにないところだから仕方ないか。

んで、癒らし。の菅野亜梨沙だけど、このあとホテルに行って本編最初のエッチシーンに突入する。

詳細に抜き出すと、遠距離恋愛で久しぶりに会った2人。
彼氏は医学部受験の浪人生、彼女は看護士になったばかり。
ホテルの窓から外を見下ろしている彼女の後姿に、突然、発情した彼は、亜梨沙の手を自分の股間に持っていく。
すると亜梨沙はしょうがないなぁという顔をして、立っている彼の股間に近づき、下から彼を見上げつつ股間を触る。(チャプター35)

PSD_226-48.jpg いつもオナニーとかしてるの? 勉強しながら…。
勉強どころかオナニーばっかしたりして…。
ねぇ、浮気とかしてないの? オナニーばかりじゃなくて。
チェックしてみようかなぁ、チンポ。
・・・・・・・・。
コリコリしてきたよ。ねぇ…。
してほしかったの、お外でも。我慢してたんだぁ。
いっぱい舐めてアゲル。
いっぱーい、よだれつけてクチュクチュにしてアゲル。
もうカタくなっちゃったね、これ、真っ赤だよ、ほら、チンポ。
・・・・・・・・。
いつもこうやってるの? 自分でシコシコしてるの?
・・・・・・・・。
亜梨沙のこと想像してシコシコしてるの? こうやって。
・・・・・・・・。
気持ち~い?
亜梨沙のベロ。
亜梨沙のお口。
亜梨沙のお手々。
気持ちいーのぉ?
気持ちいんだね。すっごいアツい。
もっといっぱいよだれつけてアゲル。

最後の「気持ち~い? 亜梨沙のベロ、亜梨沙のお口、亜梨沙のお手々。気持ちいーのぉ?」なんてテンポがよくて、まるで歌うようだ。
本番シーンでも彼女は実にナチュラルに言っている。
淫語好きだから言える違和感のない淫語あえぎ。

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クチュクチュのおまんこに、おちんぽいれてここ。すごーい、グチュグチュいって火照るからぁ、あつーいチンポ、ほしいのぉ。ココ。

クリちゃん、コネコネしてぇ。気持ちいい? ねぇ、気持ちいい、チンポ。

中に出して、ここ、亜梨沙のおまんこにぃ。

ほかにもいろいろ言っていて、こうやって抜き出すと癒らしにしてはずいぶんたくさん言ってるなぁと思う。ただマニュアルに載せるほどではないんだなぁ。ちょい残念でごわす。

PSD_226-37.jpg ちなみに深大寺そばは江戸時代に上野の寛永寺の貫首が気に入り全国の大名に配ったり、蜀山人が喧伝したことで有名になったわけだが、今、深大寺界隈でそばを作っている農家はない。現在、深大寺で売っているそばは国産のそば粉を使っているらしいが、別のところで穫れたものだ。
ただし深大寺城址の山頂にはそばの畑があって実験的に栽培している。今時分に行くと白いソバの花を見ることができる。

深大寺に来たらそういうところにも行くといい。

肉じゃがを嫌いな男はいないよね。( 麗花 癒らし。 VOL.44 レビュー) 

  • [2008/03/19 12:07]

iyarashi44.gif しかしどうでもいいけど、癒らし。のレビューを書くヤツ、ホントいないなぁ。
このブログは淫語AVマニュアルとちがって、アクセス数200ってところだから、あまり宣伝効果は期待できない。
かといって商業誌のレビューはさらっと書きすぎていて、このシリーズのよさをちゃんと伝えているとは言い難い。第一、自分が読まないからな、AV雑誌。

ということで誰もやらないので「麗花 癒らし。」のレビュー。
これ、今まで見た中で一番、自分の好みに合致した作りだった。
もしも誰かに「癒らし。ってどんな作品よ?」って聞かれることがあったら、迷わずこの作品を推すね。それぐらい癒らし。の描くべきものがしっかり詰まっていた。

ストーリー展開は、

1.朝、彼女に起こされる。
2.彼女が朝ご飯、肉じゃがとハムエッグを作る。彼のイタズラが…。
3.ベッドの上で朝食。
4.ベッドでイチャイチャ。
5.フェラ・背面騎乗位・騎乗位・正常位・側位→腹射
6.月島でデート。もんじゃ焼き。
7.ラブホテルでイチャイチャ。
8.フェラ→着衣正常位→全裸騎乗位→後背位→正常位→腹射
9.ピロートーク。

それで設定なんだけどパケに「付き合って間もなく離れ離れになった2人。あなたに会いたくて、我慢出来ずに「麗花」はあなたの部屋へ泊まりに来る事になりました。今日は「麗花」が泊まって初めて2人で朝を迎え、素敵な1日になりそうな予感」と書いてるぐらいで、本編ではハッキリとした状況説明はなされない。

でもたとえば

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「あんまり、前の仕事、向いてなかったんじゃないの。また新しい仕事、探せばいいじゃん。ねっ!」
みたいな台詞が入って、どうやら彼氏は求職中であるらしいこと。

syokuji01.jpg
「なんかテーブルないとあれだね、引っ越したばかりだからしょうがないね」
という台詞から、引っ越してまもなく、身の回りの必需品をそろえられていないこと。

さらに月島にデートするんだから、多分、東京の下町あたりに住んでいるらしいこと。

pillow01.jpg
「一緒におそろいの箸、買いに行ってくれるの? うれしいっ、ありがとう。でもぉ、そんなこといったら、勘違いしちゃうよ。いいの?」
なんてあるから、彼は真剣に彼女と向き合っているらしいことをかすかに提示してくれている。

これですよ、これ。こういうのがさりげなくていいんだよなぁ。
設定がそれなりに練り込まれているんだけど、断片的な情報しか示さない。
たとえば最初、ベッドで食べているから「なんだろう?」と思わせる。でもさっきの台詞が入り、なるほど引っ越したばっかりでテーブルがないのかと視聴者に理解させる。そのギリギリの情報だけで展開していく。こんなのべらべら説明されたら無粋でいけねぇ。

これ、見ちゃうともうほかのメーカーが出している、凡百のバーチャルデートものなんて、バカらしくて見てらんないよね。そもそも直接的なヌキ目的なら中途半端だし、そんなんだったら同じ主観でもオナサポ系とか見てた方がいい。やるならこれぐらいのシナリオで、ちゃんと恋人たちの日常をスケッチして、その空気を切り取って見せてくれないとね。

そんな「癒らし。」だから、エロの見せ方も従来のAVとはちと違う。

先ほどの朝、ベッドで一緒に食べるシーン。

これが
syokuji03.jpg syokuji04.jpg
こうなって、
syokuji05.jpg syokuji06.jpg
こうなる。
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わかります?

乳首ですよ。乳首。
彼女はノーブラなわけですよ。それがTシャツの胸元からチラリと顔を覗かせている。普段でもありがちでしょ。

ここを、これ見よがしにUPにしたりしないんですよ。
かといってまるきり無視しているわけでもない。
これって日常のエロを追いかけていく上でできる癒らし。ならではのエロショットなんじゃあないですかね。

ほかにも、料理中にスウェットパンツをおろしてみたり。
itazura03.jpg itazura01.jpg
むこうを向いた彼女のお尻を両手タッチしたり。
itazura02.jpg okorareru02.jpg

んで、そういう彼氏のおイタのたびに

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「邪魔しないでよぉ、相変わらずスケベだねぇ」
なんて怒られたり

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「あっ、ちょっとぉ、何してるのぉ! やぁーだぁー、まだ(ホテルに)きたばっかりじゃーん。もぅ~」
とたしなめられたり、そういう反応が返ってくる。

んでもって、そっからこうなってね。
hotel02.jpg hotel03.jpg
んで、こうなって。
hotel07.jpg hotel08.jpg
最後に「好き♥」とか言われちゃったりするわけですね。
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そんでそういう雰囲気を身にまとったままエッチに移行して、あんな風になったり、こんな風になったり、ああこうなっちゃうのね。って感じになるんですよ。

hotel05.jpg
「ああん気持ちいい、好き、好き、だーい好き。あああ、あああ、だーい好き。あーいっぱい、いっぱい出して。ああすごい、いいっ!」

もんじゃでパクついているシーンもいいね。彼氏、もんじゃの焼き方がへたくそだったけど、考えてみれば東京出てきてまもないわけで、彼女の手前、多少、見栄張ったのかもしれない。そう思うと余計リアルな流れ。
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ほかにもいろんな要素が詰まっている。
たとえば癒らしのテーマである一日デート。このコンセプトから、時間とともに女性の顔の変化が垣間見られるのも特徴の一つ。
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地味だけど、これが癒らし。の隠し味でもあるんだな。

主観映像の撮り方や編集も今回はとてもいい出来だった。
唯一、傷があるとすれば最初のカラミ。背面騎乗位から入っているんだけど、どうもそこの入り方が唐突で流れを悪くしていた。
あそこのつなぎが良ければ完璧だったんだけど、まぁ、それは今後に期待だね。

そもそもまだこのシリーズは既存のAVの残滓が微妙に残っていて、カラミの撮影はそこから脱しきれていない。もっと別のエロさなんだけどまだ試行錯誤の段階なんだろう。
まぁ、AV製作者がいかに既存のAVに毒されているかがわかるところではある。
今のAVって「いかにエロいか」が「いかに変態か」しか置き換えられないところがあるからね。自分がどれぐらい他人より変態であるかみたいなことを誇っているフシがありやがる。

自分は麗花さん自体、そんなにタイプの女性ではなかったんだけど好きになっちゃいそうですよ。
したがってこれが今のところ「癒らし。マイBEST」ということで。

サンプルはアウダースのHPまで。

追記。
ちなみにこの作品、淫語は全くもってない。
それならばと麗花さんの雌女を見てみたんだけどかなり少ない。
つまり彼女は今のところ淫語マニアにはお薦めできない。

永瀬あき 癒らし。「 パンツ見てたでしょ? わかるんだからねっ」 

  • [2007/08/24 22:42]

永瀬あき 癒らし。 VOL.36 遠距離恋愛レビュー

癒らし。VOL.36
永瀬あきちゃんというコは、アキバのメイド喫茶で働いていた知る人ぞ知るコスプレイヤーだったらしい。

どうりで「癒らし。」での恋人のなりきり方が尋常じゃないはずだ。
アドリブなんか絶妙ですよ。何度もニヤつきながら、のけぞっちゃった。
恐るべし、メイド喫茶。
「お帰りなさい! ご主人様!!」とか言いつづけてきただけのことはある。行ったことはないけど。
今回はデートシーンだけなら、最高傑作だと思う。

1.待ち合わせ→レンタカーを借りた彼。車に乗る
2.高速を運転中。パンチラ、胸チラで軽くからかう永瀬。
3.ドライブ途中、川を見つける永瀬。車を止め河原で軽く水遊び。
4.再び車を止め、淋しい感じの雰囲気ある場所(城址?)を怖がりながら散策
5.車道のワキでイチャイチャ。草むらに引き込み胸揉み・指マン→フェラ→青姦で後背立位尻射
6.湖 ボートをこぐ→湖の上でフェラ
7.みやげもの屋→湖畔で近況を語る
8.ロッジでお泊まり フェラ 正常位→後背位→寝バック→正常位→舌射
9.エンディング

何度も書いてきたけど、「癒らし。」のイヤらしさは、恋人の何気ない会話が実はとてもエッチであるということの再確認なんだね。カップルって普通に観察していてもイヤラシいもんでしょ。
「これから私たちエッチします」オーラが出まくっているせいか。それとも「今までさんざん、あんなことやこんなことをやりまくってます」オーラが出ているせいか。
ああ、いやらしい!

今回のデートシーンはまさにその辺りをかなり意識した作りになっていたと思う。
たとえば、2でのドライブシーン。
久々に彼にあったカノジョの永瀬あきは、彼が運転中なのにサービスと称して助手席でスカートの裾をたくし上げる。

パンチラ
ちょっと、サービスしようかな。
ウフッ、チラン。
チラッ、チラッ、やめなよぉ、前向かないとぉ。
サービスするけど、ちゃんと前向いて。
ちゃんと運転しないとダメだからね。

いるでしょ、こういう女の子。
要は、カレシに対して自分の体の魅力を確かめているみたいなことですよ。
そんでもってお次は

胸チラ
ほらぁ、じゃん。
チラっ、チラッ、チラッ。
ふふ、危ないよぉ、ちゃんと前向いて。

パンチラ攻撃から胸チラ攻撃ですよ。
も~、イヤラシい!
なんてイヤラシいんだ、このコは。

こうなるとカノジョの挑発に男の方も、だんだん上気しはじめるでしょ。
カレシだって負けていないんですよ。

3で川原に降りて、水とたわむれるシーン。
前をいくカノジョのお尻を見ているうちに思わず、尻に手が出ちゃうんですよ。こういうのって、すでにエッチをすませている仲だからできる、カレシだけの特権なんだよなぁ。
スゥっと触る手がいやらしい。

尻タッチ
ひゃぁ!
あははっ、びっくりしたぁー。
やめてよぉ
なにやってんのぉ~。
もー、ホント、人がいっぱいるからやめてよぉ。
もう恥ずかしいなぁ。
ビックリしたぁ。
お尻、触んないでぇ~。

さらに話が進み5になると、エッチ度はさらに加速していく。
寒いねぇ
はぁ、山だから寒いね。
ひっついちゃお。
へへへっ、あったかーい。

とかまたまた、イヤラシいことを言い出したカノジョに、カレシがもよおして胸元を覘くわけですよ。

えっちぃ
なに触ってんのぉ、えっちぃ。
んんん、ダメだよ、人きちゃうよぉ。
車さっきからいっぱい通ってんじゃん。

んで、辛抱たまらなくなったカレシが草むらに連れ込んでそのまま立ちバック。
最初はあらがう彼女も、途中からは楽しそうに立ちフェラとかしはじめる。

若い頃はこういうこと、見境なくやっちゃうんだなぁ。
ありがちだよねぇ。
青姦ってさぁ、かえって日差しの強い時の方がコーフンすんだよねぇ。
ああいやらしい、そんなことを思い出させるぐらいイヤラシい。

とまぁ、こんな感じで、続いていく。
デートというのはやっぱり「非日常」なんだよね。だから、普通に恋人たちを描けば、それだけで最高にいやらしい。
日常から非日常に徐々に入っていく感じがうまく作れれば、このシリーズはほぼ成功と言ってもいい。
ただ、これって微妙なバランスの上に成り立っているから、かなり細かい描写が必要になってくると思う。

だからといってはなんだけど、7でシリアスな話で終えたのがちょっともったいなかったなぁ。真面目な話はいいんだけど、真面目な話に耐えきれなくて、下ネタで終わるみたいな流れにした方が、カップルの会話としてよりリアルだったように思う。
日常の面をチラチラ出してもいいんだけど、すぐに非日常に戻すようにして場面転換しないと、一貫性が欠けて間が抜けてしまうような気がする。

実は、このあたりからこの作品は方向性があやしくなってくるんだよね。
エロが持続しなくなっちゃう。
8で長めのカラミをするんだけど、ここのシーンが今ひとつなんだなぁ。

思うに問題点は2つ。

1つは、ライティングが悪いこと。
ベッドの右側からライトを当てているんだけど、どうもそれがあんまりよくできてなくて、体に陰ができる。だからハメシロはほとんど暗くて見えない。
しかも、ガンマイクの影が思いっきり映るし、staffが動いているらしいのも、影でわかる。
撮り方もこんなライティングだと、アウダースというよりオーロラプロジェクトみたいな感じになってしまって、なんかハメ撮りっぽく見えてしまう。主観の意味がない気がするんだよなぁ。
まぁ、これを生々しく撮れているって評価する人もいるだろうけど、自分はこういうアウダースは見たくないねぇ。
やっぱりアウダースはアウダースであってほしいからね。他のメーカーでもできそうな撮り方は勘弁してほしい。

イキシーン
ただそれ以上に問題は、永瀬あきちゃんのカラミ。
カラミにはいるとずっと眼をつぶったままの状態になっちゃうんだよね。それは主観映像では絶対にやってはいけないこと。カメラ目線でのエッチが基本だからねぇ。

目をつぶるってことは相手を見ていないってことになる。
それはまた自分の世界に閉じこもったままになってしまうことになるんだなぁ。
彼女はフェラも目線を合わせようとしない。これではダメ。
主観女優で大事なことは、言葉と目線による会話なんだから。
まぁ、この辺りはキャリア不足なんだろう。
でも監督のディレクションとしてはどうだったんだろうね。
あまり工夫が見られないようだったけど。

以上のような問題点はあるけど、それでも永瀬あきちゃんとのデート感は堪能できると思う。
とにかく「恋人たちは、ただそれだけでいやらしいってこと」を十分、表現できてたから「癒らし。」としてはよくできていたと思うよ。

あえて言うなら、カラミよりもデートシーンの方がヌケるかもしれない。

淫語は、2人でボートに乗っていて

固く
あー、チンチン、固くなっちゃってるよ。
こんなとこでぇ、チンチン固くなちゃって、恥ずかしくないのぉ。
今日ずっと、エッチなこと考えてるみたいだもんね。
ずっとしてないからたまってたのかなぁ。
じゃあ、お口でしてあげるね!

とフェラするところ。
それとロッジでの最後のカラミ。
後背位で突かれながら、

「君のチンチン、いつもよりすごい固いねぇ。ああ、気持ちいい。あああ、あああ、あああ、ああだめ、あきのオマンコこわれちゃうー」

以上、チンチン3、おまんこ1の計4回。

怒った顔
とにかく永瀬あきちゃんはスゴいコだ。
←こんな顔ができるなんて、自分の売りをよく理解している。

サンプルはここに行って確認を。

あー、ホント、なんていやらしいんだ、「癒らし」は。