つまるところ宣伝なんだけどね 

  • [2010/10/02 22:37]

前にTwitterでもつぶやいたんだけどさ。またもや「山崎アジコ」で検索をかけてくる人が増えた。
ここ2週間で100件弱。
やっぱり『名前のない女たち』効果なんだろうね。

まず映画があって、原作の最終章が文庫化してプチブレイク。
んで「誰なんだ、この人は?」とくるんだろうけど、そこに出てくる女優さんたちは必ずしもその名前で活躍していた人たちばかりではない。
そもそも「名前のない女たち」なんだからさ。
当たり前だと思わない?

本の中には「企画モノ」から「単体モノ」にグレードアップした「企画単体女優」の人もいる。
「名波ゆら」なんかがそうなわけだが、こういう子たちはWikipediaにもその名があるぐらいだから、すでに「名前のない女」たちではないのかもしれない。
彼女たちは女優時代にブログを持ち、自ら発信もしている。

ほかにも、もともと専属単体デビュー出身のコもいる。
桜一菜や美咲沙耶なんかがそうで、メーカー専属を解かれやや企画色の強い作品に移行しだしたりする。ときに「企画落ち」なんて言われ方もすることがある。

「山崎アジコ」の場合、企画あるいはインディーズでの活動のみで、名前を看板にしての単体作品はなかったように思う。
今でもDMMの動画で視聴可能な女優さんではあるが、「巨乳」だったり「剃毛」だったり「ザーメン」だったりを売りにした、まさに企画女優「名前のない女たち」の1人として登場している。

もっとも引退してからのことを考えると下手に「名前」が通るより、「名前のない」ままの方がいいともいえる。

桜さんなんてとっくにAVをやめているのに、いまだにDMMでブログが公開され顔をさらされている。
こういうのを見るとDMMは鬼畜かと思う

(追記 現在は削除された。2011/03/20)

もっとも彼女は今もほかでブログをやっていて、そこではいろいろ苦闘をしつつも新しい生活をはじめている。
あまり有名になられるのもどうかと思うが、今のところブログ上では隠していないのでいちおうリンクしておくか。

とあるメンヘラの行く末…桜の場合。
http://sakuraxxxlog.blog70.fc2.com/

ここにも書いてあるけど、映画『名前のない女たち』がこの10月から関西でも上映する。
そして大阪のテアトル梅田、初日に桜さんはしじみ(元 持田茜)ちゃんとトークショーをすることになっている。

映画『名前のない女たち』ちょっとお知らせ。
http://sakuraxxxlog.blog70.fc2.com/blog-entry-1661.html

ちょっと見たい気もするね。

藩金蓮はこの日テアトル梅田に行くらしい。
いいなぁ。

微弱な信号を読み取る力が必要ってこと 

  • [2010/09/25 00:36]

ここのボヤキでもレビューをいくつか書こうと思っている。

1つは二村さんの作品についてで、これは一回ちゃんと書いておこうと思ったんだ。
あとは今年になって知り合えた制作側の人たちの作品もとりあえずは書かなきゃって思っている。
実録のみならい監督のとか、真咲監督のとか、あとは若林美保さんの作品も何かやりたいよね。

ところで先月からWEBスナイパーでレビューを書くことになったんだけど、あまりジャンルにこだわらずにいろんな作品を送ってもらったのね。
これでも淫語AVマニュアルを起ちあげたときに淫語もの以外のジャンルも一通り目を通したりした。だから淫語に特化してなくてもだいたい見当はついていた。よほど突飛なジャンルじゃなければまず手こずることはないだろうと、正直タカをくくってたわけ。

それで先月の末ぐらいに5本ほど送ってもらって、作品自体は今月の頭ぐらいには全部見てまあこんなもんかと思ったりした。少し苦手なものもあるにはあったんだけど、だからといってそれでレビューが書けないということはないとふんで、今月の15日ぐらいには一気に書き上げるつもりでいた。
ところがいざとっかかってみるとこれが本当に大変。

考えてみれば、淫語マニュアルにしてもこのボヤキに書くAVレビューにしても、詰まるところ自分が興味をもった作品だから書くわけで、それはそんなに難しいことではない。
自分の中で浮かんだ思念や観想を、自分の語彙の中からもっとも適切だと思える言葉に置き換えていくだけのこと。それ自体は単純作業だとすら思う。あとは言葉の順番と話の流れだけ気にすればいい。

ところがスナイパーでレビューする作品は、送られてきたからにはどんなに興味がわかなかったとしても確実にそのAVについて何かを語らなきゃいけない。
自分にまったくそそるものがなかったときどうするか。
まだ批判とかできるものがあるならいいんだけど、批判する材料すら持ち合わせてないような作品っていうのもあるわけですよ。

自分からすると褒めるところもなければ貶すところもない。そもそもからして興味がないわけだからね。一言でいえば「つまんない」ってことなんだけど、つまんないという表明はレビューじゃないわけ。まったく白紙の状態からそれでもかすかに受け取れる信号をかき集めて、なおかつ読んでいる人の有益になりそうな文章にする。
これができてはじめてプロのAVライターって言えるんだろうなぁって思ったのよ。

でもね。
どうやら自分はこれが楽しくなってきたんだなぁ。

微弱信号を自分の中にある増幅器にかけて聞き耳をたてる。最初はノイズ混じりだからよくわからないけれど、意味をなしているシグナルが確かにある。
ノイズをいろんな機械にかけてできるだけ除去していく。そうするとようやく一筋の糸が見えてくる。それをたぐって文章にする。

久しぶりにもういっかい自分の文章を磨かなきゃって思ったよ。
文章というか、文章を作り上げる胆力みたいなものかな。綱渡りみたいな感覚もあったんだよね。だから余計ゾクゾクしたんだ。

今回、ひとつ失敗したなぁと思ったのは、作品を見てすぐにとりかからなかったってこと。見たらすぐに書かないと微弱信号はたちまち消えていってしまう。
レビューする作品はメモを取りながら見て、それをもとに書いていくんだけど、今回はメモをみるだけでは書けなくなっていた。メモ自体も暗号みたいになって文章が浮かんでこない。だからもう一回見る羽目になったりした。

今度はきっちりやろうと思っている。
まだまだおっちゃんは進化するよ。
だって楽しいもん。

んで、なんの評論家よ? 

  • [2010/09/09 23:59]

すみません。
ボヤキにいろいろ書くつもりでいたんですけど、iPhoneにはまってしまって、なかなか更新できてません。

本日更新した「冬月かえでの手コキ・淫語・誘惑痴女」はとにかく不誠実なパケ表記に驚くやら呆れるやらで、「担当者、出て来い!」ってな気分になってしまいました。

ああ本当にコイツを面罵したい。
PREMIUMというメーカーもムーディーズとは同族メーカーだから、プロデューサーも同じなんだろう。
昔、実は真剣にこれらの虚偽記載を法的に訴えてやろうか思っていたことがある。
誰もやらないのなら自分がやるしかない。ユーザーは黙って泣き寝入りすると思ったら大間違いであるということを天下に示してやろうと思ったりした。

今でも暇と金があればいつかはやってやろうと密かに思っているんだけどね。

名前のない女たち最終章~セックスと自殺のあいだで (宝島SUGOI文庫)
中村 淳彦
宝島社 (2010-09-07)
売り上げランキング: 206
おすすめ度の平均: 4.5
4 名前のない女
5 泣きました

話し変わって、『名前のない女たち 最終章』が文庫化されました。
なんと今回は解説に京都のバスガイド、藩金蓮さんの文章が載っかっておりやす。

でもこれって、藩さんのブログをふだんから読んでる人には納得の話だけれど、彼女の文章を読んだことのない人にとって、彼女はしょせん京都の一バスガイドに過ぎないわけで、肩書きがバスガイドでは解説に説得力を持たせられないってんでなんと肩書きを

9765.jpg

「評論家」ってことになっています。
しばらく本屋で笑い転げそうになってしまいました。

ひょ、ひょ、ひょーろんかぁ?!
ひょ、評論家ってなんですかね。
まだ作家の方がよかったんじゃないかなぁ。
増刷がかかる頃にはまた別の肩書きになってるかもね。
つうか、この文章を読みさえすりゃ肩書きなんてどうでもよくねぇ?

あと映画「名前のない女たち」がブレイクしているせいで、検索でこのボヤキに訪れる人も増えた。
AV版の「名前のない女たち」にも興味を持った人が何人かいるみたいなんで、以前書いたレビューに少々手を加えて、なおかつ昔、中村さんからもらったAV版「名前のない女たち」予告編もあらたに載せてみました。
興味のある人は覗いてみてください。

「名前のない女たち」AVレビュー
http://ingoma.blog.2nt.com/blog-entry-202.html

懐かしいねぇー。もう3年前ですよ。
せっかくだからこの記事にも載っけてみるかな、予告編。

この予告編は本当によくできている。見るたびに背筋がゾクゾクってする。

飲んでしゃべって配線して機械いじっての週末 

  • [2010/09/07 22:19]

先週末は中身の詰まった濃厚な時間を過ごした。

金曜の深夜に新宿のネイキッドロフトでゴールドマンのライブを見てそのまま明け方を迎え、歌舞伎町のネットカフェで仮眠してそのまま映画「名前のない女たち」を見て、昼ごろ家に帰って寝て、夕方ごろ起きだして母親の携帯を買いに車でショップへ。そうしたら金曜日の昼に申し込んでいたiPhoneのキャンセルが出たということで、一緒にiPhoneも貰い受けることになった。二人分の契約ということもあってなんだかんだで1時間ぐらい契約に時間がかかった。
それで早速iPhoneの設定なんかをしていると電話がなる。まだアドレス帳の登録もしていないので誰からかかっているのかわからない。電話に出てみると地元の先輩で、今から呑みに来いと言われる。大阪に長期単身赴任中の先輩もいるという。一気に設定をしておきたかったが断るわけにはいかない人たちなので、そのまま指定された呑み屋に向かう。
結局、酔いつぶれそうになるまで飲んじまった。

次の日の日曜日は朝から兄貴に言われていた仕事をしなくてはならなくて、まだ酒が残っている状態の体を無理やり起こして、朝の5時ぐらいからパソコンに向かう。
昼までになんとか仕上げて、少しだけ仮眠。
だがやっぱりアドレス帳が登録されていない電話は不便なので、アップルのIDを取得して電話帳のアプリをダウンロードしたり、ついで母親の方の携帯も設定したりして夕方まで過ごす。
そうしたら今度は5月に息子さんが脳血栓で倒れた家のお父さんから電話がかかる。新しくテレビを購入したはいいが配線がうまくいかないらしい。息子さんはまだ体半分がうごかせない状態。お父さんもお母さんも妹も機械には疎い。
なんやかんや配線をいじって分配器につなげ、どうにかテレビ3台無事に映ったのを確認。

そのあと近くのバーミヤンでご飯をごちそうになる。
そこでもビールをたらふく飲まされ、やっぱりいい気持ちになる。結局その日も新しい携帯アドレスの設定もままならぬまま寝てしまう。

ゴールドマンのライブはさすがに生ビールと「なゆのラブジュースカクテル」の2杯しか飲まなかったが、その土曜も日曜もひたすら酒を飲んでいた。

ゴールドマンライブや映画の感想はおいおいボヤキに書いていくつもりだが、とにかくそんなこんなでなかなかいい週末だった。

淫語AVマニュアルの方も更新できなかったが、明日は更新できるように今から頑張るよ。
とりあえずは「冬月かえでの手コキ・淫語・誘惑痴女」をやって、それから二村さんの「オメコだらけ」、「夏原カレン雌女」。あと今月は待ちに待った神崎レオナちゃんの「淫語中出しソープ」があるから買ったらすぐにでもアップしたいなぁ。

それにともないボヤキの方も更新頻度をあげようと思ってる。
なんせ書くコトはいっぱいあるしね。吐き出さないと賞味期限が切れちゃうよ。

しっかしiPhoneだけどさぁ。これは面白いねー。ずっといじくっているよ。
なにもかも新しい体験でかなり手間取ってはいるんだけどこの機械は本当によく出来ている。
でも自分の携帯アドレス、まだまだ送ってない人がたくさんいるんだよね。
今週中に決着をつけなきゃ。

ララ ララ ララァ~ ララ ララ ララァ~♪ 

  • [2010/07/06 22:08]

せっかくなんで昨日に引き続きドストエフスキーの話をしようかと思ったんだけど、書いていてとまらなくなってきたのでまた今度にしようと思う。
今日のW杯に備えて寝ないといけないからね。

あといちおう次の更新予定は竹内結さんの雌女のつもり。
彼女は初見だけどかわいいねぇ。売れてる人なんでしょうかね。
その次は宇佐美さんのオナサポやって、あとは久しぶりのアッキーかな。

そうそう月曜日の朝、起きたら声が潰れてたのね。
なんでだっけ? って思ったら、某天才監督と二人で「ハカイダーの歌」と「真っ赤なスカーフ」を歌ったんだった。
特に「赤いスカーフ」の方はかなり熱唱したような気がするんだよね。

んで昨日から鼻唄はずっと「真っ赤なスカーフ」。

YouTubeで探したら、こんなのがあった。
なんでもあるんだね、YouTube。

さっき見てたら不覚にも涙腺がゆるんじゃってさ。
まったく、なんでこんなのに感情移入しちゃってんだよぉ~。

ヤマトってお世辞にも良くできているストーリーとはいえないと思うんだけど、なぜに自分はこんな穴だらけの作品で泣けてしまえるのだろう?

結局、「完成度が高い」ってことと「人が感動する」ってことは別次元の話なんだよね。
じゃないとこんなクソみたいな設定とゲロを吐きたくなるような美意識に涙が出るのはおかしいものね。

でも表現者は人の心を動かしてなんぼの世界。
まずそれがすべてと言ってもいい。