淫語の種
- [2007/02/21 22:39]
プログラミングって面白いねぇ。
アルゴリズムっていうのがあるんだけど、これを考えるのはちょっとしたパズルみたいなもんで意外と楽しい。
でも、慣れるのに時間がかかる。そんな簡単にはものにならないなぁ。
それにプログラミング言語は、ちょっとでも書き間違えると動かなくなる。
まだ何を書き間違えているのかわからないから、立ち往生してしまう。
んで、1時間ぐらいずっとイライラしっぱなし。
コンピュータ言語に限らす、言葉って、使いこなすには一度、体内に入れて、熟成させる時間が必要なんだと思う。
これは淫語でも同じだよね。
子どもの頃なんかよくあったと思うんだけど、たとえば、初めて何かの言葉を耳にしたとする。
大人の会話でも、テレビニュースとかでもいいんだけど、それは「異分子の音」となって一端、頭に入るよね。
聞き慣れいないわけだから、同化できずに頭の片隅で、反復していたりする。
当然、その言葉の意味を探ったり、語感なんかを口で言って確かめたりして、気に入ったら覚えた新しい言葉として、使ってみたくなったりする。
でも、それが自分の使いやすい言葉として馴染むまで、時間がかかることもある。
芝居の世界でも、稽古の始まりは、台本の素読みをして、とりあえず体に台詞を入れる作業からはじめたりすることがある。
昔、ちょっとだけ素人芝居に関わらされていた時に、そういう稽古を眺めていたことがあるんだけどさ。
自分は芝居をやる気なんか、さらさらなかったので、あくまで傍観者でしかなかったんだけど、彼らの芝居の稽古を見ていて「台詞を覚えると言うことは、言葉の種付けをしている作業なんだなぁ」なんて思ったことがある。
「書き言葉」と「話し言葉」は根本的に違う。
これは人の会話をそのまま書き出してみればわかることだけど、字には絶対表現できない音を、人はかなりの頻度で発しているもんなんだよね。
だから、本に書かれている台詞は、一度、「書き言葉」から「話し言葉」に変換しておかなくてはならない。
でも、これが結構、難しい。
芝居の台詞というのは覚えるだけではダメらしい。体に取り込んだら、それを自分のものするために熟成させる必要がある。
だから一番いいのは、本に書かれている台詞を覚えたら、それ自体、忘れてしまうことなんだって。
自分を芝居の世界に引っ張り込もうとした友人が、よくそんなことを話していた。
言葉の種付けをしたら、芽を出すまで何もしないってことになるんだろうか。
そう考えれば、良い演出家とは、芽が出たあと、肥料や水をやるようなものなのかもしれない。変な方向に伸びないように添え木を置くとか、温度や日照時間を調節するとか。
淫語も、ちゃんと言わせようと思ったら、ある程度、淫語の種を蒔いておいてあげないといけない。そうじゃないと良質な淫語を女の人は言ってくれない。
何事も訓練なのよ。
良い痴悦系淫語を聞きたければ、まず良い痴演系淫語を言わせないといけない。
最初から良質な痴悦淫語を言う女性などいない。
もし言ってくれるとしたら、必ずよい淫語調教師が過去にいたはずなんだよね。
少なくても自分の経験では、そう。
ひょっとしたら、生まれつき淫語がうまい女性もいるかもしれないけど、まだお目にかかったことはないんだな。
実際の淫語プレイでもそうなんだから、AVといえどもその構図は一緒だろうと思う。普通のSEXをする女性をスカウトしてくんだろうからさ。
言葉を使いこなすって、そんなに一朝一夕でいくものではない。
でも、新しい言葉を覚えることによって、新しい世界が手にはいることもある。それはなんでも同じだよね。
ところで、プログラマーの人って、最初に作ったプログラムはやはりゲームだったりするんだろうか?
自分の場合は石取りゲームなわけだけど、これは誰もが通る道?
今年中にPerlとPHPはマスターしたいんだけど無謀かなぁ。
早く育ってくんないかな。
新しい言語を使いこなせる日が待ち遠しくて仕方ない。
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感動した
ありがとう名無し@ボヤキスポンサーサイトがうざいので更新は必ずするつもりです。
今年はようやく淫語魔に戻れるんじゃないかと思っています。淫語魔ものすごく勝手なイメージなんだけどね山下さんの印象は、エロ仙人ですかねー。淫語魔「名前のない女たち」AVレビューどうなっているんですかねー。今度、ナカムラさんに聞いてみます。淫語魔