今月は歩原らいとと真鍋あやが引退表明してたな。 

  • [2007/10/18 21:35]

更新が何年も止まっているサイトに訪れると、廃墟に迷い込んだような気分になることがある。
サイトには、それを運営している人間の息づかいというものがある。特にブログはそうだ。
毎日に近いぐらい頻繁に更新していたのが、なんの前触れもなくある日を境に急に止まっていたりすると、それだけでなにかもの悲しい。コメント欄が古いままでスパムとかに荒らされていたりすると余計うち捨てられた廃屋のように思えてしまう。

ブログは基本的にタダだから、当人がやめると申し出ない限り削除されることはない。もしも書いている人間が急死しちゃった場合、ブログだけは半永久的に公開され続けるわけだ。
AV女優のブログなんかは、いつのまにか引退していて、うっちゃられたまま放置っていうのもある。
困るのは引退しているのかどうかわからない女優さんだ。ケジメがつかなくていまだにときどき覗いてみるブログがある。

もっとも引退をブログで表明していても、いつまでもその女優のブログが残っているのはそれはそれで淋しい。
小泉キラリみたいな終わり方が一番いいのかもしれない。
彼女はそれなりに引退の理由を明らかにし、ブログを締める日を告知し、2005年12月31日をもってスッパリ削除していた。
サイトの閉じ方として後腐れがない。彼女のことが好きだった自分は、いまだ不思議な余韻が残っていたりする。

さっきもYahoo!のアダルトビデオ、成人映画のカテゴリに登録されているサイトを見ていたんだけど、1年以上更新がないサイトは削除されてしまったようだ。
現在11サイトが登録されているが、それでもまだなんとか更新しているサイトは6つぐらい。残りは突然死したように更新が止まっている。
そしてそのほとんどがブログ。

ところでこのカテゴリ。その生き残っているサイトで完璧に個人の趣味サイトは、うちとエヴィサン。だけじゃないかと思う。
他のは公式サイトだったり、いわゆる業界関係者のサイト。
もっとも今の遠藤遊佐さんは半分AVライターみたいなもんで、しかも現在はブログのみの更新。サイトでAVレビューはもうやらないんだろうなぁ。
しかもブログのくせに更新頻度はうちより少ないっしょ。

つまり何が言いたいかといえば

更新が出来ない週があってもいいじゃないか。

ってことなわけですよ。

いやなんか更新に関して、強迫観念に襲われてしまうことがあってね。
おっかしいなぁと思うわけですよ。
なんだろうね、この拘束感は。

呪縛とは実体のないものからの理不尽なプレッシャーなんだな。
求めても求めても満たされることのない飢餓感の裏返しでもある。
それは大なり小なり誰の胸の裡にもあって自らを律する力になる。
社会の中で生きている以上必要な力だ。
そもそも社会そのものが実体がなく理不尽な存在だったりするんだから。

でもそれが度を超せば苦しい。
慳貪嫉妬の罪によって餓鬼道を彷徨うことになる。

と、まぁなんだが難しい理屈をこねくり回して自己正当化を図ってみたくなったわけなんですよ。

そういえば青木玲ちゃんは引退作を撮るために復活したって言ってたね。

「仕事を辞めてからもずっとしっくりとこなかったんですよね。そしてある日『あぁ、引退作を撮ってないからだ』と分かったんです」
(日刊スポーツ 2007/9/13付)

人間は跡付けでも意味をつけないと心に収まりがつかないときがある。
彼女もいろいろあったんだろうなぁ。

んで、とりあえず明日の更新分はできた。
日ハムも日本シリーズが決まって今日はいい気分。