怒りっぽい老人にはなりたくないね。 

  • [2007/10/22 23:45]

今日、仕事でちょっとした会議があった。
その会議で進行役を勤める予定のヤツが風邪で倒れてしまって欠席。代わりに自分がやることになった。

2年前は難なくこなしていた役回りだったので、正直、そんなに不安はなかった。
ところがいざやってみると、思ったほどにはうまく仕切れない。しかも事前にどういう議案があるのかよく理解していなかったこともあって、人の作ったスケジュールなどの資料をほとんど初見で判断して進行していくという状況になっていた。
会議の流れはグダグダ。進行役に自信があったのは、自分の場合、綿密な下準備をした上での話だったことを思い知らされた。

話を進めることに躍起になり余裕がなくなっていた。いつもなら人の顔を見ながらだいたいの空気をつかんでいくのに、全体を見渡すことを怠ってしまった。おかげで不用意な発言をして、年配の人を怒らせてしまったり、あきらかにここで話してもらわなければならない人に振り忘れたりと、満足のいかない体たらくだった。

ここんところ気ぃ抜いてたからな。
イイ薬にはなった。

人間って2年も経てば、別人格の人になってしまうのかもしれないね。
脳細胞からして同じ細胞は一つも残ってないわけでしょ。
2年前にできていたことができなくなってたりするのは当然。
逆に2年前にはできなかったことが今はできていたりするしね。

でも悔しいんで、今度の会議も自分で進行役を買って出ようかと思っている。
かつてできていたことができないままってのはイヤだからさ。
まっ、老いるということはそういうことなんだけどね。
今はまだ老け込む年じゃないだろうけど、そのうちできなくなることが増えていくんだろうな。
その時自分は、自分のプライドと折り合いをつけながらちゃんと年老いていけるのだろうか。
果たして自分は、キレイに年をとっていけるのかなぁ。

なんか「どう死ぬか」より「どう老いるか」の方が大事な気がしてきた。
そういうことを考えはじめる年になってきたんだな。