主観AVについて 

  • [2011/07/16 22:05]

主観撮影は淫語モノにはよく使われる撮り方なので、淫語AVを見ていると結果的に主観AVばかり見つづけているなんてことがある。
もともと自分は最初にDVDを買ったのがFLAGMANの「結婚相談所」と吉野文鳥の「最高のオナニーのために」ということもあり、主観とは縁が深いのだ。

一時期は、淫語モノではない「癒らし。」というアウダースの恋人バーチャルモノをずっとモニタリングしてきた。最近はさすがに忙しくなりすぎて、「癒らし。」に関してはやめてしまったが、「雌女・熟雌女」は淫語モノでもあるので、今でも見続けて感想を送っている。

その主観AVだが、実はよくよく見ていくと1つのくくりで語ってはいけないのではないかと思いはじめた。たとえば「結婚相談所」と「最オナ」はどちらも主観AVのくくりではあるものの、その作りはあきらかに違うものだった。

自分は主観映像というと、まずはオーソン・ウェルズが指向したいわゆるP.O.Vと呼ばれる撮り方が思い浮かぶ。これは役者の目線と視聴者の目線が全く同じで、主観側の役者はとうぜんそのドラマ設定の中で演技を続けている。AVであればその女優のパフォーマンスは決して1人芝居ではない。あくまで主観男優との掛け合いが主体になる。FLAGMAN監督がやっていた「四畳半ファック」やアウダースの雌女シリーズがそうなのだが、視聴者は男優の体を借りて女優と接するという見方をすることとなる。
これを仮に主観α型(タイプ)と呼ぶとしよう。

これとは別に、女優は男優に話しかけるのではなく画面の向こうにいる視聴者に直接語りかける撮り方がある。αタイプがあくまで主観男優のコミュニケーションを描くのに対し、こちらは完全に女優の1人芝居に近いものとなる。
「最オナ」を含めたいわゆる「オナニーサポート」ものがそうで、かつてはSOD系列が得意としていたものだった。
これには男優の体を依り代にする必要がなく、どちらかと言えばビデオレターやライブチャットに近い。
これらの撮り方をβ型(タイプ)としよう。

一時期、AV業界のひとたちがやたら「最近のAVは極力、男優の存在を薄くすることが求められている」といっていたことがあった。確かに一面ではそう見えなくもない。ユーザーもその意見を是として「男優は黒子である」と言っている事情通もいるようだ。
でもこれが主観AVを指していっているのだとすれば、まったくの見当はずれ、そんな単純なものではないと自分は思う。

主観AVといえども、たとえばαタイプは男優の演技がモノをいう。男優がうまく演じてくれないと女優も反応がしにくいのである。このことはアウダースには何度も申し入れていることではある。
たとえば騎乗位時、もしも目の前におっぱいがあったらいくつかのリアクションが考えられるだろう。おっぱいを揉みしだくにしろ、ソフトに揉むか、鷲づかみするか、それによって女優の対応も変わってくるに違いない。いや揉まずに乳首だけをつねることもありえる。そのとき「デキる女優」なら「乳首勃ってきた?」というかもしれないし「もっと強くつねって」というかもしれない。いずれにしろ新しい展開が台詞の中に生まれてくる。

これをもしも男優側がただマグロ状態で何もしなかったら、台詞の広がりは生まれてこないだろう。そんな角度も展開もないのっぺりした淫語AVはまったくもってつまらない。
αタイプに要求されているのは、相手とのキャッチボールなのである。もちろん男優は言葉を発せない。しかしだからこそボディランゲージの部分で、ちゃんと反応してほしいのだ。そのやりとりは声以上にその男優の個性が出せるはずだ。個性はその人間の態度や姿勢にこそ現れるものだろう。
雌女が途中から女優任せのアドリブにするのはこの可変要素を考慮してのこともある。そこまでいちいち台本には書けないし、書いてもかえっておかしくなる。それよりは役者の自由なイマジネーションに委ねて、その反応を楽しんだ方がいいのである。

一方のβタイプは男優の存在を消すというより、もともとその男の存在そのものが必要のないAVである。だから男優の気配を消すもクソもない。アイドルなどのグラビアで抜くようなものなのだから、そこに別の男の存在があったら返っておかしなことになるだろう。
ここでの女優の台詞は台本通りにした方がいい場合も多いだろう。むしろアドリブにしてしまうとよほど経験豊富な女優でない限りすぐ底が割れてしまう。
台本を書く側は台詞の展開が一辺倒にならないようあらかじめ綿密な構想が必要となってくる。

このようにαタイプとβタイプはまったく別ものであるのは明白なのだが、実はここに制作側の混乱があるのではないかと思うことがある。あきらかにその立て分けができてなくて、それらをごっちゃにしてしまっているように見えるのだ。
こんなことでは見ている視聴者も混乱してしまう。

たとえば途中までβタイプで作られているのに、最後の最後、突如として男優のチンポが画角の隅に現れ女優に顔射したらどうだろう。作り手はそのチンポをユーザーのチンポと見なしてほしいと思うのだろうが、そんなに唐突に出てきたらユーザーは異物を見るような気分になるだろう。とても自分の依り代になるものとはならない。視聴者のチンポではなくどこまでも他人のチンポとして受け取られてしまう。
宇佐美忠則監督がよくこれをやるのだが、まったくナンセンスだと自分は思っている。それまで視聴者に直接語りかけていたのだから、最後までそれは全うすべきである。そこに突然、男優の肉体が現れたら混乱するだろう。それなら最初からなんらかの形で男優の肉体は出しておくべきである。それをしておけば、たとえそれが手だけの登場でも、そこを媒介として感情移入し、その肉体の一部であるチンポは自分のチンポとして認識できるはずだ。そういうことをせずに、最後だけチンポをカットインさせて「ホレ、これはオマエのチンポのはずだ」と言われても見ている視聴者は受け入れられないのである。

さてここまで2つの主観の型を書いてきたが、自分は最近、もう一つの主観AVがあることに気がついた。これをさきにγ型(タイプ)と呼ぶことにしよう。

主観はすべてカメラ目線が基軸である。
そのカメラ目線の意味は、αタイプは主観男優の視点=視聴者の目線、βタイプは視聴者の目線のみ。それによってそのパフォーマンスもαタイプは主観男優との掛け合い。βタイプは画面の向こうにいる視聴者への1人芝居ということになる。
γタイプもカメラ目線なのだが、ただ演技はしない。刺激と反応だけで作られる。とうぜん刺激するものが必要なのだが、このときこそ黒子の男優が登場する。
このときに出てくる男優は個性があってはいけない。まったく黒子であるべきだ。依り代ではないが逆に視聴者の式神のような存在として動き回ることになる。肉人形化している男優は顔もボカシが入っていて、声もあまりださずただ女性の体をまさぐったり、逆にまさぐられたりしている。全身タイツなんてこともありえる。まさに黒子だ。
アロマ企画などではよく見られる手法だ。フェチビデオに一番向いている撮り方なのかもしれない。フェチシズムとはもともと物神崇拝の意だから肉体のモノ化というのは当然のことだともいえる。男優どころか女優の個性も拘泥していない。フェチとはそういうものだ。
ただこのやり方は低予算でできるわりには、あまりまともに作られてきたことがないように思う。鷲本ひろしの後継者は育っていないということだろうか。

γタイプの主観は、刺激と反応を楽しむものでもあるので、女優の演技力はあまり問われない。おそらく素人でもいいはずだ。さらに言えばあくまでリアクションを見るだけなので、着衣のままでも十分である。
出演者に強いることはカメラ目線、台詞が必要ならプロンプすればいい。

このようにα、β、γと立て分ければ主観AVはもう少し整理されて作られるようになるのではないだろうか。
しかしこの手のことはあまりメーカー側は考えていないようだ。
だからときおり不思議なカメラ目線AVを見せられて、なんだかなぁーと思ってしまうのである。

つむじが似ていた 

  • [2011/07/12 23:58]

先週の金曜日に大阪に行ってきたのである。
目的は桜オケツお嬢と映画デートをするのと、花房観音のイベント。

8日、朝の8:00に大阪のなんばに着き、天王寺に住んでいる友人と湊町の喫茶店でモーニング。出勤前にちょっとだけ付き合ってくれた友人は9時前に難波駅で別れた。
桜お嬢とは9時半になんばパークスで待ち合わせることになっていて、途中TOHOシネマズと勘違いしたりとかなり迷いながら、どうにかこうにか時間ぴったりに映画館のある8Fにたどり着く。
すぐにフロアを探しまわったがまだ桜お嬢は来ていないようだった。確かにここはなんば駅からも奥まっていて地元の人も迷いそうな場所にある。

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桜ちゃんに電話するとちょうど今、エレベーターに乗ったところだという。
エレベーター付近で待機。すると扉から降りてとっとと映画館の方に向かうキレイな感じの女の子が。顔ははっきりとはわからなかったが洋服の感じからきっとお嬢に違いない。ほくそ笑みながらそのあとをついていくと、急に彼女は立ち止まり、ふっとうしろを振り返る。2人の目が合う。やっばり桜ちゃんだ。むこうもすぐに気づいて、なにかまぶしそうな顔をしてから、ニコーっと笑う。こうしていんごまパピーは無事に愛しい娘と会えたのであった。

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二人で劇場版『そらのおとしもの』を鑑賞する。
軽く食事をして、日本橋界隈を歩いて回った。
どちらもオタ気味ではあるのでものすごく楽しい。自分はとうとう子ども持つことはなかったけれど、もしも娘を持てたならこんな感じなのかなぁとなんだかくすぐったいような気持ちになる。
桜ちゃんと会うのは、実際はこれがはじめてなわけだが、全然気詰まりすることなく、無理なく会話を続けられる。まるで前々から会って遊んでいたことがあるかのように、一緒にいて違和感がない。そのことがまずなによりうれしい。

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夕方いっぱいいろいろ見て回って、18時前にはイベント会場の十三へ。桜ちゃんはそこでゲストとして参加することになっている。早めの楽屋入り。

ここで花房観音のイベントとなるわけだが、イベントの内容自体は一切他言無用ということで書かない。一言でいって旦那さんの吉村智樹さんとのかけあいが「夫婦漫才」のようであった。

その夜は梅田のネカフェを宿にしようと十三を離れた。
そのまま桜お嬢と漫画を読み耽るという趣向だったが、なんせ昼間、日が照っている日本橋を歩きまわったせいでどちらも疲れている。
それでも自分は「はじめの一歩」とか読んだりしていたがお嬢はとなりで横になっていた。

朝方のこと、ふと横になっている桜お嬢を見ると、持ってきた「るろうに剣心」を読まずに目をつぶってウトウトしている。
何気なく頭の方に目をやると、彼女のつむじが見える。
思わずハッと息を呑んだ。その形が死んだカミさんのつむじにそっくり。しばしじっと見入っているうちになんだか妙な可笑しさがこみあげ、いつのまにか口元から「フフフ」と笑いがこぼれていた。

ウトウトしていた桜お嬢はこちらのおかしな様子に気づき「どうして笑っているんですか?」と尋ねてくる。しかしなんと説明していいかわからない。ただ桜お嬢の頭のてっぺんを撫でながら含み笑いが止まらずにいた。そして次にどうしようもない郷愁が心を襲ってきた。

高速バスの出発にはまだ少し早いがネカフェを出て、ファーストキッチンで朝食をとる。
気がついたら亡き妻の思い出話ばかり。桜お嬢を相手に次から次へとエピソードが出てくる。他人にこんなにも多くのことを語ったのははじめてだ。
考えてみれば東京を出る直前、お嬢とは電話でカミさんとの馴れ初めを話していた。デート中もちょこちょこ話したりしていたかもしれない。つまりお膳立てはできていたのである。

なぜ桜ちゃんなのだろう?
本当に自分の娘だと錯覚して、亡きママの思い出話を語って聞かせたい気分になっていたのか?
そういえば一昨年、関西にきたときも妙に妻のことを思い出して、おかしな感じになっていた。大阪・京都は自分にとって郷愁の街なのかもしれない。
それにしてもなぜなんだろう?

あれは同棲してまだ間もない頃の話だ。
あるとき、妻とテレビを見ていたら髪の長い女優さんが出ていた。確か有森也美だったと思うのだが、何気なく「この子の長い髪はいいよね」みたいなことを彼女に言った。その当時、彼女もまた髪が長くそれを自慢にしていた。だから単純に「自分は髪の長い女は好きなんだよね」と言いたかっただけなのかもしれない。

ところが次の日の夜。会社から帰ってくるとその長い髪がばっさり切られていた。
そして「どう、いいでしょう?」と言う。どういいでしょうと言われても困ってしまうわけだが、似合っていないわけではない。というより彼女はハーフ顔で整ったキレイな顔をしているので、ロングからショートボブにしてもそれなりに似合うのである。
自分は「悪くないねぇ」ととりあえず褒めた。

この「悪くないねぇ」がどうやらいけなかったらしい。そんな言葉は褒めたうちに入らない。
でもそんな女心ってやつはあとになってわかる。彼女は何を言われてもそのときは顔に出さない。へんに意地っ張りな人間なのだ。

次の日、髪型はさらに短くなっていた。後ろを刈り上げるぐらいのショートヘア。
まったく意味がわからなかった。あのあとどうなったのだろう。やはりケンカをしたのだろうか。それともなんとなく不機嫌な態度が見え隠れする彼女を、それ以上は何も触れずにただただ見守っていただけだったかもしれない。
彼女が何に怒っているのか、もしくは何を企んでいるのか、昔からよくわからない。
いや怒っているのかさえ、本当はわからなかった。

桜ちゃんにその話をすると、「なんかわかりますー」と言う。
「でもショートにするってよほど顔に自信がないとできないですよぉ」

「うーん。あいつは美人だったからねぇ。当人も顔には自信があったと思うよ。自分はあえて褒めなかったけど」

「どうしてほめなかったんですかぁ?」

「ほっといてもまわりは美人だって言うし、彼女だってさんざん言われ慣れていたでしょ。だからそういうことであえて褒めたくはなかったんだよ。実際、パピーは顔で好きになったわけではないからねぇ」
桜ちゃんの頭の方を見つめる。
「ほらぁ、パピーはフェチだから、つむじの形とか、手の形とか、足指とか、そういうのが好きなのよ。だから顔はあまり関係なかった。もちろん彼女の顔も好きではあったけど、だけど美人だから好きだったわけじゃないよ」

「それでも褒められたいものじゃないですかぁ」

「うん、今ならわかるよ。まぁ女心というのはそういうもんなんだろうしねぇ」

そんなことを話しているうちに急にひらめくものがあった。
「………あっ、そういうことか!」
しばらく呆然として、
「アイツは髪じゃなくて、実は顔を褒めてって言いたかったんだ! 『髪型なんか関係ない。キミはじゅうぶんキレイだよ』って」

ああ、そうなのだ。アイツはいつもこちらに妙な謎かけを仕掛けてくる女なのだ。
こちらはそれにどう答えていいのかわからなくて、正解にたどりつくまでもたもたしたりする。この話だって10年以上も経っているのに、いまになってようやく彼女の真意にたどりつけた。

「今頃になって気づいたんですかぁ?」

「うん。遅いよねぇ」
桜ちゃんの方を振り返る。頭のてっぺんを見るとどうしても微笑んでしまう。
「桜ちゃんのつむじってさぁ、カミさんのつむじにそっくりなんだよね」

「ええ、つむじですかぁ?!」
桜ちゃんはおかしそうに笑う。

もうすぐ出発の時間だ。
バスターミナルまで向かう。

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東京に向かうバスの中で自分は久しぶりに逝ってしまった女のことばかり考えていた。
自分には解けていない謎がほかにも残っているのだろうか。いやきっとあるんだろう。
彼女はイタズラ好きで嫉妬深くて、そのくせ冷静でずる賢く、何食わぬ顔していつも自分のことを試していた。それは彼女なりの愛情表現で、死んで7年経ってもなおいまだにこうやってその名残りが残っている。
ずっと愛されていたんだと思った。
そうやって思えば、まだまだ彼女は自分の中に生きている。
そして自分への愛を確かめている。

大阪に2人の智樹に会いに行くのだ。 

  • [2011/07/03 09:27]

ものすごく久しぶりにボヤキを書くのである。
いやなんかちょっとしたスランプに落っこちていてなかなかブログが書けないんですよ。
もっとも、いろいろやることがあって忙しいというのもあるんですがね。WEBスナイパーのレビューもそうだけど、他にもいくつかやることができてきてそこで混乱しちゃって整理がついていないってところなんだと思います。もう少し慣れて頭の中が収まればまた日常に戻れるんだろうけど。

マニュアルの方はさすがに更新しない月があるのはいやなんで、みのる監督の「淫語痴女」をあげときやした。結城みささんのヤツなんだけど、しばらくは結城さんの作品をいくつかあげてみるつもり。彼女の魅力をこの際だから徹底的に研究してみようと思ってましてね。
真咲さんのディープ・レズビアンにも出ているので、それも淫語作品ではないけどレビュー用に書いてる最中。

あと、来週は大阪に行きます。
目的の1つは、ひょっとしたら25年前に生き別れになった可能性が万分の1ぐらいはあるかもしれないと勝手に思い込んでいる大阪の娘とデートするため。
映画『そらのおとしもの』を見て、そのあとは日本橋をうろちょろ、最後はネットカフェでペアシート初体験のマンガ三昧をしようという計画。

今回の大阪行きの発端は劇場版『そらおと』のチケットを大阪の娘に買ってもらったことからはじまったのね。お嬢がチケットをくれるというので「そんじゃーどうせなら2人で一緒に見に行こう」ってことで劇場公開と合わせて下阪となりました。

「そらおと」はその大阪の娘の影響で読み出したんだけど、かなりハマりまくってしまいましてね。主人公の桜井智樹くんがまたいいんですよ。非モテ。むしろ学校中の女子からは嫌われている。なんせ女性更衣室や女子トイレに出没し、パンツや巨乳が大好きで、露出狂なところがある変態少年。予告編を見てもらうとわかるけど、最初から女性のパンツが雁の群れをなして空を飛んでたり、最近の少年誌連載の作品にしてはものすごくフェチ度の高いマンガなんですよ。
その劇場版ということで、いやー楽しみ楽しみ。

下阪目的のもう1つはその娘ッ子と一緒に花房観音(藩金蓮)のイベントに行くため。
“団鬼六賞”受賞作『花祀り』発売記念トークショー!大阪編
花房観音と吉村智樹のガッちんこ猥談(ワイトーーク)!
『真夏の夜の花祀り』

旦那さんになった吉村智樹さんに会うのも楽しみなんだけど、前々から興味のあった藩さんの元婚約者でシャンソン歌手の人もその日来るようなのでそれもとっても楽しみ。
その2人にあいさつに行くのがこのイベントに行く主な理由ですね。

あとはほかに今月はいろいろあるんですけど、それは小出しにしていきましょう。
まだ水面下の話ばかりなんだけど、それぞれ面白い展開になってきている。
淫語AVレビューサイトを作って5年。よくよく考えてみるとスゴいことですよ。
いよいよって感じですかね。

淫語マニュアルって文字通り財産だったんだね。 

  • [2011/05/28 23:28]

すみせん。いろいろ宿題が貯まっていたもんで、なかなか更新できずにいました。
どうしても実社会の方を優先せざる得ないもんで。
といってもTwitterをやりだして、書きたい衝動が減速しているのもある。前はなんでもかんでもこのボヤキに書いてきたけど、今はまずTwitterに書いてしまう。そこでなにか満足しちゃうんだね。 せめて毎月の総括ぐらいはボヤキでやっておかないとと思って今、更新しているところ。

そうだ。まず「淫語魔」の文章が紙媒体に載りました。淫語魔という名前自体はTENGUというAV情報誌にお祝いコメントという形で載ったことはあるんだけど、原稿が載ったのはこれが最初なので記念カキコをしとこう。

「美しすぎる四十路妻 1」絶賛発売中!
丸々1ページ。内容的には淫語マニュアルに書いてあることを抜粋したようなものなので、書くのはそんなに大変じゃなかった。その記事に要した時間は1時間もかかっていない。
そういう意味では淫語AVマニュアルというのはひとつの財産なんだなぁとあらためて思った。

この依頼を受けるとき、担当の人から「淫語魔さんは熟女はいけますか?」と聞くので、「自分はロリも熟女もいけます」と応えた。
もともと官能小説は睦月影郎ばかり読んでいたからね。基本、フェチでロリも熟女もパイパンも放尿もアナル責めも言葉責めも年の差集団痴女も義母義姉義妹叔母相姦も親子丼も姉妹丼も処女もヤリマンもパラレルワールドもタイムスリップも男装の麗人も二重人格の美少女も霊媒師の少女もいけるんだよね。
初期の睦月影郎は全部読んでいたもんね。

しかしあれだね。書き出すといろいろ書きたいことは出てくるね。
ブログってそういうもんだよね。

今月、とにかく参ったのは蕁麻疹。これが集中力を奪う。
体中が痒くてさ。今でも少し痒いんだけど、それでもだいぶ収まった。
どうやらこれはストレスみたい。結構、鬱憤がたまってたんだよね。

今日は晩にもう一回更新するかもしれないんで、この記事は昨日の晩に更新したことにしておく。実際は29日の朝に書いたんだけどね。
さて一月ぶりに淫語マニュアルを更新作業に入るかな。

至近距離でまじまじと見られる幸せ 

  • [2011/04/30 23:57]

わかみほさんと最初に会ったのは昨年の2月21日。
以前、ボヤキに書いたこの記事によると、真咲南朋さんが「バー はな」で1日バーテンをやっていたときだったんだね。

その後、ゴールドマンのイベントでちょくちょく顔をあわせるようになり、自分も彼女のことに興味を持ってきて、いくつかの作品を見るようになった。と言っても今、持っているのは3つ。1つは二村監督の「オナニズム」。それとFAプロの淫語モノ。それからHMJMの「卑猥なマドンナ 美保」。

彼女はよく自分の職業を「ストリッパー」だと名乗る。AV女優も舞台女優もやっているのに、わざわざ「ストリップダンサー」を肩書きにするということはそれだけ誇りに思っているのだろう。彼女と接しているうちにストリッパーとしての若林美保をどうしても見たくなった。
そこで今月の6日、どうせなら朝から見るべしと、平日なのに仕事を休んで新宿DX歌舞伎町
、通称「デラカブ」に行ってきた。

ストリップはたった一度、20年以上も前に見たっきりで、どんなシステムになっているのか皆目わからない。だから入るときキョドってしまったが、ここは素直に店の人に「ストリップに来るのは初めて」と言って決まりなどを聞くことにした。
こういうのははじめが肝心だ。

言われるまま自販機で入場券を購入。受付でもぎられて劇場の中に入ると中は結構狭い。小さな舞台と真ん中に突き出した円形舞台があり、その丸舞台を取り囲むように3人掛け椅子・4人掛け椅子が配置されている。座席数はざっと見たところ40席ぐらいか。
自分はせっかくだからと左翼席、丸舞台のかぶりつきに行った。
座ろうとした4人掛けの椅子はボロボロ。座席によっては腰掛け部分に大きな穴があいている。とりあえずちゃんと座れそうな椅子に腰掛け、穴のあいた席に鞄を置く。座ってみると席と舞台の距離はものすごく近い。大して長くもない自分の脚でも膝が舞台に当たってつかえる。
あたりを見渡すと客は10人ほど。自分は左側なので、右側に座ったお客さんの顔と向き合う形になる。
その右側上方を見ると「ヌード日本一 DX歌舞伎町」の古びた看板が垂れ下がっている。天井にいくつかのライトがある。
反対側の柱を見ると香盤表が張り出されていた。

①白雪恋叶 ②心愛 ③神夜姫乃 ④星川音々 ⑤吉沢伊織 ⑥若林美保。
わかみほさんはやっぱりオオトリのようだ。

そうこうしているうちに11:30の1回目の公演が始まる。
ストリップはだいたい5曲ぐらいあって、1曲目、2曲目は衣裳を着たままの演舞。3曲目から脱ぎだして、4曲目、5曲目で丸舞台に出てきてポージング。
繰り返しになるがやはり最前列はものすごく近い。踊り子が舞台の縁に立つと30㎝もない。身を乗り出せば息がかかる距離だ。

高く脚を上げてポージングすると、回りのお客さんが拍手をするので自分も慌てて拍手をする。もちろん足を上げているときは具が見える。だがそこだけでなく自分は足指の形や手先などまじまじと見てしまった。つま先から頭のてっぺんまでしなやかでピンと伸ばしたラインが美しい。
足先から脹ら脛、太もも、お尻の肉の付き方。腰から背中、あばらの浮き出たところから乳首の先までの皮膜の質感。胸元から首筋、うなじ、耳、唇、頬、そして目。見えを切って微笑まれると心ときめいてしまう。
ここまでじっくり見られるなんて、視姦好きにはたまらない。

踊り子さんはみんな適度に筋肉がついていて、しかも体が柔らかい。もちろん卑猥な格好にもなるのだけれど、ときどき彫像の芸術品を見ているような気分にもなる。猥褻だけど美しい。ミエミエでナマナマだけどそれだけにとどまらない美しさにいつまで見とれてしまう。

一方、見に来ている客に目を転じると、人それぞれでそこもまた面白い。
自分以外はほとんどが常連客だと思うが、丸舞台の縁で踊り子さんが体を開いていくと、だいたいは最初に顔を見て、そのあと視線が下に行く。その時にニヤけている人もいれば、しかめっ面の人もいる。なぜか顔を横に傾けてしまう人もいる。眉間に皺寄せたままマンコをにらみつける人を見たときは、ちょっと可笑しくて笑えてきた。これは真昼のファンタジーだと思った。

いちばんスゴいと思ったのは、かなりの年配客がいて、ふだんは踊りが始まっても顔を天井に向け目をつむり口を開けたままでいる。「あのじいさん、寝ちまってんのかなぁ」と思っていると、女優さんが服を脱ぎだした途端、むくりと起きだしてくる。目を大きく見開き裸をなめ回すように見る。要するに裸以外は興味がないということらしい。どの踊り子さんでも同じ反応で、脱ぐまでは口をあんぐり開けたまま寝てる。ところがチラッとでも肌があらわになると空気を察するのか目をさまして顔を踊り子に向ける。
この裸感度の良さはなんだと思った。もはや達人の域。すっかり感心ししてしまった。

そのほかにもいろいろ面白いことを見つけたが整理できてないところもあるので、今度、わかみほさんと飲む機会があればいろいろ聞いてみようかと思ってる。

それで肝心のわかみほさんだが、これがものすごく綺麗だった。
こんなにキレイな若林美保を見たのははじめて。とにかく舞台に出ている間はずっと目が釘付けになってしまった。これなら誇りに思うのも当然。実際、出演者の中でもいちばん美しく見えた。

もちろん、わかみほさんだけじゃなく、出てくる踊り子さんはみんなそれぞれ見せるものがあって、1つのエンターテイメントとしてじゅうぶん楽しいと思った。

ストリップには入れ替えがない。その気になれば1日中公演を見ていられる。4回ぐらいある公演も、その回ごとに出し物を変えてくるので決して見飽きることはない。それと途中で外に出たければ、お店の人に券をもらって出ることができる。たとえばお腹が空いたらラーメンぐらいは食べられる。持ち込みもいいみたいでビールを買いこんで飲みながら見ている人もいた。

あとお客さんもいい人が多いみたいで、初心者の自分にも親切にいろいろ教えてもらったりした。あれは一緒に裸を見ている男同士の連帯みたいなものなのだろうか。
ステージ終了ごとにあるポラ撮影の時間も自分はよくわからなかったのだけれど、隣の人に「ここでカエルポーズというといいのが見れるよ」と言われて、心愛さんのカエルポーズを撮らせてもらった。
ここ見ると、心愛さんはこの日、熱出してんだね。そうだったんだぁー)

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ポラは1枚500円。ブログ用に3枚と、あとは「いんごまさんがおうちで楽しむように」と3枚撮らせてもらった。

ということで、これは病みつきなりそう。
これで早朝割引だと4000円っていうのはリーズナブル。そのうえ女の人と話せて、タッチタイムがあればオッパイに触ることもできる。隣の親切なお客さんが「キャバクラで金を落とすよりこっちの方がいい」と言っていたが、本当にその通りだと思った。
自分は夕方に人と会う約束があったので、2回公演が終わったところで出てきたのだが、これなら最後までいてもいいと思った。それぐらい居心地がよく、時間を忘れる場所だった。

男だけじゃなく、女の人も女性が好きな人は絶対見た方がいい。
1人でかぶりつきは勇気がいるだろうから、誰かと誘い合わせることになるだろうが、一人で行っても危険なことは起こらないと思う。踊り子さんたちもスタッフもとても親切だ。自分は女の人と行くのもいいなぁと思った。一緒に行って感想が聞きたい。
今度行くときは自分でおにぎり握ってラストまでいるつもり。

ところでわかみほさんだけど、オープンタイムのときに足を淫語魔の頭の上に乗っけて、イタズラそうな目で挑発してきた。小悪魔わかみほは健在だった。
でもこの人と知り合いになれて誇らしい気分になったなぁ。
それぐらい、わかみほさんは生き生きしていた。
とてもキレイだった。