松本和彦なう! 

  • [2010/10/21 22:33]

ここのところ体調を崩し気味だったのでマニュアルをさぼりがちだったけど、ようやく明日は更新できそう。

iPhoneに変えてメアド変更の連絡をしていない人たちがまだたくさんいる。
要するに最近あまり交流のなかった人たちってことなんだけど、さっき松本和彦さんにメールしたらいきなり本人から電話がかかってきた。

あいかわらずイタズラ好きのあんちゃんって感じで、前々から常に何かをたくらんでそうな人だったが会わないうちにやっぱりいろいろ企んでいた。
今回は2年がかりだったみたいだけど、この話はどこまでしていいのかな?

あれは今年の1月末、確か自分の誕生日のときだった。東中野のバレンタインってバーに二村さんに呼び出されて行った。
その日は昼間、SODで新年会みたいなことをやっていて、二村さんはその帰りだったと思う。
二村さんに会うといきなり「松本和彦は出家をしたらしい」と言い出した。
SODの集まりでその噂が流れていたらしい。

世の無常は眼前に満ちている。仏道に入るきっかけなどいくらでもあろう。
いろんなことをやってきた松本和彦も齢40を過ぎて心改める出来事があったのかもしれない。元ヤクザの人が聖職に就くことは決して珍しいことでもない。

「意外と根は純粋な人だったのかもしれない」
そんなことを思ったものだ。

今日、その話をあらためて当人にぶつけてみると、これがあなた驚天動地、いかにも松本和彦らしい返事がかえってきた。

話を聞きながら「ああやっぱり松本和彦はすごいなぁ」と感心した。
人間これぐらいたくましく生きなければ。

なにを話してくれたかは秘密かもしれないんでやめておく。
連絡つく人は直に松本さんに聞くといい。すげぇー面白いから。

その松本さんが今、力を入れているのが「men's NOW」
松本さんがほとんど企画を取り仕切っている。人を集めたのも松本さんらしい。

men's NOW
http://www.mens-now.jp/index.php

淫語関連で行くと、伊駒一平のエロマンガが見られるんだけれど、音声付きなので声優さんの淫語が聞けるという嬉しいコンテンツがある。

独女・涼子さんの童貞喰い
http://www.mens-now.jp/?comic2

淫語好きの同志諸君、松本さんのことだからそのうち淫語もいろいろやってくれるに違いない。
しかもずっとタダ。その上、執筆陣も豪華。いいメンツばかりだ。
特におすすめは峰なゆかのインタビュー。これはいろんな意味で面白い。

松本和彦は、やっぱり松本和彦だなぁ。

しかし今月はいろいろあるねぇ。 

  • [2010/09/23 23:59]

藩金蓮さんの団鬼六賞受賞の話はまだ正式発表されてないから追い追い話すとしよう。
彼女のことについては言いたいことが山ほどあるが、未確定なこともあるのでそれらが出そろってからにしよう。

今月はじめに行われたゴールドマンのライブ「濡れる話・勃つ話」のレポだけど、もうずいぶん前のことになってしまったので今さらって感じもする。
こういうのって早く書かないとダメだね。でも何も書かないわけにはいかないので、とりあえず印象に残ったことをつらつら書いておくことにする。

あれから3週間経って何が印象に残ったかというと、ゴールドマンと若林美保さんの「淫語劇」と「バクシーシ山下さんの話」といちばん最後の「ゴールドマンのアカペラショー」の3つだった。

わかみほさんとの淫語劇はまるでお色気ラジオドラマみたいで、4本中3本はゴールドマンによるオリジナル台本。最後の一本はエロ漫画をそのまま読んだものだった。
オリジナルの方は内容的によくできていて申し分ないのだが、基本的にわかみほさんと2人、机の上で原稿を読み上げているだけなので、視覚的には面白味がない。
むしろ目をつむって聞くととてもいいので、またやるのならそのあたりの工夫が必要だろう。非常に惜しいように思った。
ついでに音効もあったらなおよかった。
わかみほさんはさすが舞台女優さんだと思った。できる女はかっこいい。

バクシーシ山下監督のは、企画で応募してきた一般女性たちの裏事情みたいな話で、彼の著作に「セックス障害者たち」という本があるが、それよりはむしろバク山版「名前のない女たち」といったところか。ただこの人のシニカルな話し方は妙なおかしみを生む。その独特のユーモアとペーソスに包まれたバク山節で語られる女たちは、どこか力強くたくましい。これもまた企画女優の一断面だろうと思った。
自分としてはこの日の企画の中でいちばんおもしろかった。また聞いてみたい。

セックス障害者たち (幻冬舎アウトロー文庫)
バクシーシ山下
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最後のゴールドマンアカペラショーは、ゴールドマンが突然、遠藤遊佐さんを舞台に引っ張り上げてなんの打ち合わせもないまま即興でデュエットをやっていた。
最初こそ困惑気味の遠藤さんだったが、どうしてどうしてなかなかの舞台度胸で、あのゴールドマンの無茶ぶりにもちゃんとついていけていた。また遠藤さんは実は歌が上手で、演歌とか歌わせたらコブシをくるんくるん回せそうな勢いだった。これならゴールドマンも大満足だったろう。
帰り際、遠藤さんに「今度セックスしよう」と言っていたが、たぶんあれはマジだったと思う。

11月2日(火)にゴールドマンPresents「濡れる話・勃つ話」第2弾が決定したらしい。
今度こそ詳細なレポを書くことにしよう。
大事なことは間を開けずにとにかく書いてしまうことだ。

あとまあいろいろあるんだが、明日もボヤキを書くつもりなんで今日はこのあたりで。

男は「包含」で女は「並列」ってことかな 

  • [2010/09/13 22:37]

上位概念・下位概念って言葉があるよね。
たとえば「人間」は「動物」の一種だから動物という括りの中に入る。この場合、「人間」は「動物」の「下位概念」という。逆に「動物」は「人間」の「上位概念」ってことになる。
数学の集合理論で言えば、「人間」は「動物」という集合の要素にすべて含まれるから「部分集合」ってことになる。

男と女は人間の中に含まれるからとうぜん「人」という集合体の中の「部分集合」、つまり下位概念になる。

でね。
さっき漫画家の田房永子さんがね。Twitterで。

モテ術先生にとって「女の勝利」は「プロポーズされる事」である。先生自身、数多の著名人からされてきたらしい。達成して自分の脳に快楽物質が出たところで関係を終わらせて次にいくプロポーズ中毒。これが女の一番の幸せ!って言われると否定できない

ってつぶやいていたのね。
この「モテ術先生」っていうのは最近、田房さんが興味を持って眺めている人なんだけど、まあその話自体はちょっとおいといて、「これが女の一番の幸せ!」ってのが妙に気になっちゃってね。
田房さんにこんな返信をしちゃったんですよ。

@tabusa ときどき思うんですけど「女としての幸せ」と「人としての幸せ」はイコールなんでしょうかね。

だってさぁ、「女」は「人」の下位概念なわけですよ。「人」の部分が幸せなら、「女」の部分が幸せじゃなくても最終的には幸せなんじゃないかと思うわけですね。
そう考えるのが論理的でしょ。
でも女性を見ているとどうもそうなってないんじゃないかと思うことがしょっちゅうあるんですよね。

んで、田房さんはこう返信してきました。

@ingo_ma 同じなような、同じじゃないような感じしますね どっちかを優先したら女としても人としてもしあわせに繋がった、みたいなことはありそう 何をしあわせって定義するかが人によってちがうからあれだけどー

先にことわっておくけれど、田房さんの意見が全女性の意見ではないし淫語魔の感覚だって男を代表していっているわけではないんですよ。そこはわかった上で、でも女の人ってこういうところがあるよなぁ、って思うわけなんです。

男もね。男にこだわるところがありますよ。モテたいと思っている男はいくらでもいるだろうし、EDで悩んでいる男性も少なくない。でもそれでも自分なんかは人として幸せならいいんじゃないかって思ったりするんですよ。
あまり欲張らずに勝負できそうなところをしぼってね。一人の人間ができることなんかたかが知れているわけだから、一つでも満足のいくものがあれば御の字じゃないかなんて思っていたりするわけですよ。
男の幸せがダメでも、社会的な成功で頑張るとか、趣味で生きるとか、いろいろあるわけです。それで「人として」満たされればいいやって感じにもっていく。

でもね。女の人はそうじゃないんじゃないか。
「人としての幸せ」の中の一要素として「女の幸せ」があるわけじゃない。
「人の幸せ」と「女の幸せ」は並列で、さらにこれに「母としての幸せ」とか、最近では「キャリア女性としての幸せ」みたいなものもあったりして、それらが「人としての幸せ」と包含関係にあるんじゃなくて全部横並びで、しかもその4つなら4つの重なった部分のところ(集合理論では「共通部分」もしくは「積集合」なんてよばれるところ)をさして、それを「本当の幸せ」なんて呼んでいるんじゃないかと思ったりしたんですよね。

そりゃ狭い。狭すぎる。いかにも狭き門ですよね。

まぁそんなことを思ったわけです。

あっそうそう。
田房永子さんですけどね。
彼女、ライター業もやっていて、「むだにびっくり」というものすごく面白い自主制作誌を作っています。
田房さんのブログのリンクを張っておくね。

むだにびっくり
http://mudani.seesaa.net/

obi1.jpg

そのうちボヤキでもあらためて書くつもりだけど、田房さんの感性にはいつも裏の裏をかかされて脱帽する。1回読むと絶対に病みつきになりますよ。

今年の2月にはじめてお会いしてそれから読み始めたんだけど、そのとき以来いんごまクンはずっとファンなのですよ。

名前のない男であることをやめた日 

  • [2010/09/03 21:23]

自分はずっとauの携帯を使ってたんだけど、この夏にKDDIから電話がかかってきて、「ネット環境をメタルプラスにすればau携帯とあわせてかなりお得」だという営業をかけられた。夕方の結構忙しいときで自分としては早く切り上げたかったんだけど、それでも「なぜKDDIの光に入らないのか」を懇切丁寧に説明して電話先の相手に納得してもらった。

それから1ヶ月ぐらいしてまたKDDIから「auのお電話をお使いですよね。もう何年ぐらいお使いですか?」と電話がかかってきた。これまた忙しい夕方ぐらいの時間帯だったんだけど、切り出し方がユーザーアンケートをとるかのような感じだったので、そのまま電話でやり取りしているとそのうち「ネットはどちらをお使いですか?」ときた。
「んん!?」と思っていたら「KDDIの光に入ると…」とまたもやメタルプラスの営業。
うんざりする気持ちを抑えて概略をささっと語り、それでも食い下がる相手に「とにかく以前にも説明をしたことなんで」とやや強引に話を終わらせたて切った。

そしたら次の週。またもやauから電話。
さすがに「まさか」と思って聞いていたが、結局は営業でこの時は切れた。
相手は可愛らしい女性の声ではあったが「もうこれで3回目ですよ!」と声を荒らげてしまった。
「要するにauと契約している限りこういった営業の電話がかかってくるってことですよね!!」

これでauはもう使わないと心に決めた。
ちょうど9月が契約更新月で、ここで変えれば違約金を払わずにすむ。9月まで我慢しようとそう思った。

そうしたら今月に入った途端、電話の調子がおかしい。
すぐに電池が消耗して充電しなくてはならなかったり、いつもならバリ3のところで圏外になることが増えた。そしてとうとうメッセージランプもつかなくなる。
充電してんだがしてないんだが、新しいメールが着てんだがどうなんだかまったくわからない。

ということで、今日携帯ショップに行ってiPhoneの予約をしてきた。
一週間はかかるらしい。
なんとかそれまで電池がもってほしいものだ。

そんなこんなで携帯の中のデータをパソコンに移す。

画像を整理していたら、こんなのが出てきた。

中村淳彦の電話をしている後ろ姿。

091106_1517~01

中村さんとは昨年の11月に初めて会った。
このときは実はあるAV女優さんとのインタビューに同席させてもらう予定だったんだけど、自分の迂闊な発言からプロダクションの人に拒絶されちゃって、自分だけ先に返された。

でもこのときの苦い経験が今年の自分のスタンスを決めたと言ってもいい。
これがなかったらエロ業界の人たちとはここまで接近しなかったと思う。

自分の舞い上がり方が許せなかった。
そのときの編集の方にも迷惑をかけちゃってさ。結果的に中村さんの顔もつぶしてしまったような感じにもなった。
情けないったらありゃしない。
だからこの女優さんにはいつか借りを返さなきゃと思ったりもしている。

さて今日はこれから「ゴールドマンライブ」を見に新宿へ。
新宿ネイキッドロフトは反転攻勢の第一歩の場所。感慨深い。

そのまま朝を迎えて時間を潰したら映画「名前のない女たち」の舞台挨拶へ。
まあでも眠いかもしれないから、そのまま引き続き新宿にいて見るかどうかは朝の状況次第だね。

この「名前のない女たち」という企画自体も自分の中では大事な符号となってまとわりついているんだ。

どっちもボヤキでレポぐらい書くんだろうなぁ。 

  • [2010/08/27 23:22]

前回の記事で映画「名前のない女たち」の特別鑑賞券はどこで売っているんだと書いたら、プレイガイドやローソンで買えるってことがわかって今日購入してきた。

わしゃふだん映画は地元のTOHOシネマで見ることがほとんどで、しかもサービスデーかレイトショーでしか見ないもんで、ここ何年も前売り券を買ったことがないんだよね。だもんだから単に「特別鑑賞前売券 ただいま発売中!!」とか言われても「ローソンチケットで買うかぁ~」なんて思いついたりはしない。前売りで買うよりレイトショーで見たほうが断然安いんだからさぁ、わざわざ前もって買ったりはしないでしょ。
自分みたいなやつけっこういると思うんだよ。
宣伝する方は端折らずちゃんと書いてくれなきゃねぇ。

そんでついでにローソンでゴールドマンのライブのチケットも購入。
こっちは「残りわずか」みたいなことが書かれていたもんで慌てて買ってしまいましたよ。

100827_2303~0l

さしあたっての問題は、このふたつをどういうタイミングで見るかってこと。

「名前のない女たち」の初日は9/4(土)。ゴールドマンのライブが9/3(金)の深夜から4日の朝方まで、おそらく始発電車が走るぐらいまではやると思うんで、終わるのは5時ぐらいか?
新宿K's cinemaでの初日舞台挨拶が10:45。その間、約6時間。
なんとも中途半端な空き時間だ。

いったんうちに帰って再び新宿に戻ってくるっていうのも大して眠れるわけじゃないし疲れちゃいそう。
となると朝はやめて夜のテアトル新宿21:00の方に行くか。
それとも新宿のネットカフェで6時間仮眠をとって行くか。
今のところはこの二択。

まぁ悩みどころです。

「名前のない~」は、なにがなんでも舞台挨拶を見たいわけじゃないんだけど、こういうのって縁起もんだしね。いちおう長年、中村淳彦のファンをやってきた淫語魔としてはその模様を見ておきたいんだよね。

いずれにしろ来週の今頃はちょうど新宿に向かっているはず。
どちらも楽しみだー。

ちなみにゴールドマンライブのLコードは31512。 「名前のない女たち」の方は39600ね。