亀頭の異称と言ったら雁首だろ 

  • [2009/10/22 00:51]

更新した鷹宮さんの「淫語痴女」だけど、よく聞くとイントネーションのおかしな台詞があった。
いちおう彼女のプロフィールには東京出身ってことになっているけど、ホントは九州の人なんじゃないかと思いながら見ていた。

だいたいAV女優の年齢と出身地ほどあてにならないものはない。
あるいは東京出身が本当だったとしても、両親のどちらかが九州人なのかもしれない。

あとマニュアルに指摘した「つめさき」だけど、ネイルをやっている人に「つめさき」と言う人が多いみたいだ。最近の流行なんだろうか?

でも「爪の先」はふつう「つまさき」だよなぁ。
「爪楊枝」を「つめようじ」とは言わんでしょ。

ウィキペディアでは「爪先」を足だけに限定している記述が見える。
だがそれは動物学でいう四つ足獣のことを前提に話しているわけで、日本語のもともとの成り立ちからすれば手指の爪の先も「つまさき」でしかるべきだ。

古語に「爪指(つまさ)す」という言葉があって、それは文字通り「指をさす」っていう意味で使う。まさか足の爪先でモノを指したりしないだろう。

また「爪先」には「爪根(つまね)」という対義語もある。こちらは「爪の根もと」のことだ。

今も使う言葉なら、「爪弾(つまび)く」というのがあるが、「ギターを爪弾く」と聞いて「足の爪」で弾いているところを想像するヤツはいないだろ。

それから、これもマニュアルで指摘したけど、チンコの穴は「鈴口」だよ。「尿道」というのはちょっと違う。

そう思って「広辞苑」で確認してみたら、なんと「亀頭の異称」と書いてあった。

それも違うだろう。

「鈴口」は文字通り、鈴の切れ目の穴にチンコの穴が似ているからつけられてるはず。「亀頭」は亀の頭に似ている部分を指すわけで、亀頭の先端が鈴口というのならわかるが、同じモノのはずがない。
おっぱいで言えば、乳頭と乳暈ぐらい違うんじゃないか。

ところでその鈴口は亀頭の一部なのだろうか?
一部と言っていいような気もするが、そうなると乳首と乳輪は違うような気もするからこのたとえは妥当じゃないのか?

いやまてまて。
着エロなどで乳首を隠すとき、乳暈も隠したりするはず。ニップレスも乳首だけじゃなく乳暈まで隠しているのが常套だ。
それなら乳輪と乳首は一体化したものと考えていいのではないか。

そーんなことばっかり考えてAVを見るからレビューするのに時間がかかるんだよね。

淫語好きっていうのは、言葉にうるさいんだよ。
特におっちゃんはうるさいぞ。

エロスシリーズは終了なのかね 

  • [2009/10/03 14:59]

最近のKINGDOMはどうだか知らないけれど、自分がAVを見始めた頃のこの人はパラレルな世界をよく撮っている人だった。

自分がKINGDOM作品を最初に見たのは「痴汁の世界」という痴女モノで、確か新古品で買ったんじゃないかと思う。結構、売れ残っていて定価よりもかなり安く買った記憶がある。
導入部が幻想的で、杏野るりと杉森風緒がそこそこ淫語あおりしていた。安く手に入れて得した気分になった。

そのうちレンタル店でこの人の作品を見るようになる。Waapの社員監督だとわかったのはそのときで、Waap作品は皇獅婁とKINGDOMばかり見ていた。
当時は痴女モノっていうと自分の中では断然Waapで、AVにおける痴女ジャンルはWaapが作ったのかとすら思っていた。

それで、そのKINGDOMだけど、なぜか2ちゃんねるでアンチが目立っていた。
なぜ彼が叩かれるのか今ひとつわからなかったが、思い当たるフシもないわけではない。

たとえば前回、更新した「淫語トランス」を例にとると、【M男淫語殺し】は拘束された田淵が途中から目隠しされる。
目隠しプレイ自体も2ちゃんねるあたりでは評判が悪いわけだが、それは性的嗜好の問題が大きいから、プレイそのものはいいとしよう。田淵も相変わらず「ふんがー」とかうるさいがこれもM男の人は好きかもしれないんでよしとする。

自分の「思い当たるフシ」はプレイ内容そのものではない。企画内容は監督というよりメーカー側の問題でもある。
自分が気になるのはカメラの視点だ。

拘束された男を女優がいじる場合、ユーザーはどちらに感情移入するのだろうか?

性感Xテクニック
たとえば「性感Xテクニック」なら、自分は基本的に南智子に感情移入する。

そして「ほらぁどこが気持ちイイの? どこぉどこぉ」「ちんちんが好きなの?」と言葉責めする南智子に寄り添いつつ、男優が苦悶の顔を浮かべ、ようやく「…チンチン」と口にするのを見て、次第に男優と同化していくだろう。南から男優へ意識の流れはスムーズだ。

実際の作品では、この時(「性感Xテクニック じらさないで、やめないで」)のショットは客観で加藤鷹を中心にして光が当たっている。
廻りにいる桜ひろみと五十嵐みゆきは影になってよく見えない。そして南智子の言葉だけが確かな意志を持って場を制している。

これなら自分は興奮する。きわめて自然な意識の流れだ。
もちろんこれは代々木忠が観察者に徹しているからこそ、このショットの流れになるのだろう。

ところがKINGDOMはこれを男優側の主観要素でやってしまう。
しかも田淵は目隠しされているわけで、目隠しされている側の主観とはいったい何ぞやってことになる。
見えてないのに見えているのか?

そもそも目隠しプレイは、体験者の視覚を取り去って、体感や音への反応を研ぎ澄ませることに意味がある。次の展開が予想できないのでますます皮膚感覚は敏感になる。

それをそのまま撮れば、演劇理論でよく振りかざされる「ミラーニューロンがどうだらこうだら」って話にもなるだろう。
だがこれが主観バーチャル映像となると平仄が合わなくなってくる。

目隠しされている男を撮らないで、女優の顔を撮ってどういうところを見せたいのか。
「『拘束目隠しをしている男を責めている』ってことで興奮している女」の様子?

なんとも複雑な視点じゃなかろうか。

この人は、ときどきこうやって視点がぶっとぶことがある。
幻想世界を描くときは、必ず狂言回しのような視点を置いておかないと読者はついてこれない。それはレイ・ブラッドベリだろうが夢野久作だろうが一緒である。
それをしないと、異質で閉じられがちな世界をユーザーにうまく開いて見せることができないのだ。

こんなのは物語を作るときのイロハで、それは映像の世界でも変わりはしないだろう。
むしろ演劇は観客の意識を計算して場や立ち位置を考え、顔の向きや台詞を練り、映像ならカメラわりを考えていくのではないか。

そういう視点がKINGDOMは無造作なのだ。
技術がないということではなくて、単純に自分の映像にユーザーの意識の流れを織り込まずに作っているのである。だから見ていてわからなくなるときがある。

この人だけじゃなく、Waap出身の監督は全体的にそういうところがある。
視点に流れがないのだ。

まぁ皇獅婁からしてひどかったからなぁ。
夢野まりあの「痴女優」なんか酔っぱらってんじゃねぇーのっていう画で、これで金を取るのかよって思った。KINGDOMも皇獅婁レーベルあたりから撮ってたみたいだし、その影響かね。

これ、あくまで昔の話ね。
今のKINGDOMは見てないからどうだかは知らない。

個人経営の古本屋にはお宝が埋まっている 

  • [2009/10/01 00:24]

次回は黒崎扇菜の作品にしようと思って、今さらながらVHSを引っ張り出した。
ビデオデッキのコンセントを差し込んだのはいつ以来だろう。動くか心配したけどまだまだちゃんと動いてくれた。

あらためて見たら、黒崎扇菜のパフォーマンスはすばらしい。
声もイイし、表情もイイし、何より息もつかせぬ言葉の畳みかけがすばらしい。

ふだん淫語に興味のない人でも、この人の声と話し方に「エロい」と思わせるものがあるんだろう。だから引退するまで淫語タイトルの作品が何作か作られてきた。

でも実際はどの作品も大して淫語があるわけじゃない。明日、アップする作品が一番多い。
だから彼女の淫語を量的に楽しむのはこれしかないんだけど、作品的には微妙な演出もあって、かなり残念。男優は言葉責めがなってないし、撮っている監督も、いつもの悪いクセが出まくっている。

まぁでも、淫語が好きな人はそれなりに満足するパフォーマンスなんで買っても損はしないだろう。

それで更新データを作るときにDMMで該当作品を見てみたら、VHS版だと90分作品なのに105分になっていた。
どうやらDVD特典が15分ほどあるらしい。
気になったのでDMMでダウンロード購入してしまった。

中身を確認したところ、特典はビル屋外での撮影とメイキングの2つ。
メイキングのインタビューでは、黒崎扇菜が「よく菊池桃子の声に似ているって言われる」なんてニコニコしながら話していた。
素のしゃべり方もいいねぇ、このコは。

こういうのを見ちゃうと、特典映像のあるDVDがほしくなっちゃうなぁ。
それにストリーム再生ですら、VHSテープよりキレイに見えるんだもん。

頑張って、手に入れますかねぇ。

実はつい最近も「淫語しまっせ」のDVD版をゲットした。
しかも500円。
VHS版しか持ってなかったので見つけたときはうれしかった。
個人経営の古本屋でね。DVDの山になっているところの下の方に埋もれてましたよ。

こういうのってネットでも格安で手にはいることもあるんだけど、やはり足で稼ぐって大事だねぇ。
ネットって情報量が多いように感じるけど、実際はそうでもない。

特に自分のようなマニアックな情報をほしがる人間には、ネットの情報はあまりにもおぼろげで食い足りなかったりする。

あずは熟なのか 

  • [2009/09/21 12:02]

川上ゆうの熟雌女なんだけど、うーん、淫語の数が微妙なんだよね。

淫語マニュアル的な基準では、淫語をメインテーマに据えてタイトルにまで謳った場合、1分に1回以上の淫語量がないと淫語作品としては認めるつもりはない。120分なら120回は必要。
これが準テーマであれば1分半に1回前後。2分に1回なら失格。120分ものだとまぁ80回はないと物足りなく感じる。

それでこの川上ゆうの熟雌女は本編83回。
雌女はサブ淫語作品だと思っているから、かろうじてクリアしているんだけど、最近、このシリーズはずっと120越えをしていたから、ややパワーダウン。

まあでもそれは別にいいんだ。
淫語の質でいうと川上ゆうは森野雌女時代に比べて格段にうまくなっている。そもそも川上ゆうになってからは痴女ものをほとんどやってなかったからね。
痴女モノはほかに太陽図書から「RETURNER 痴女」っいうのを出していたけど、あれよりははるかにいい。あれは淫語がしょぼかったからなぁ。

特に今回は森野時代の痴女ものではなかなか聞けなかった痴悦淫語がそこそこあった。
「あなたのおちんぽ、はあはあ、感じるわぁ~。あなたのおちんぽ、はあ気持ちいい!」「ああ、マンコ良いわ。あああ、オマンコ気持ちいい!」とか頑張ってくれてましたよ。

ただどうも森野雫の時にあったいくつかの表情がなくなってしまっている。
確かに昔よりそつのない演技ができるようになってはいるんだけど、何か違うんだよなぁ。

最初は年齢的に落ち着いてしまったからかと思った。でもオフショットを見ていたら、かつての無邪気な表情での会話をしている。ブログを見ているとわかるけど根はお茶目な人なんだよね。
だからなぜこの顔が本編に出なかったんだろうといぶかしく思った。

要するになんか押さえちゃってる。自分のやりたいようにやる痴女さんじゃなくて、てっぺんに行く前にセーブしている。最後の最後ではじけ切れてないんだなぁ。

ひょっとしてハードなM役ばかりやってきた弊害かなぁ。
どMの女性って基本的にズルいからね。自分の性欲を解放するのに、外圧で仕方なく淫乱にさせられたって体裁にしようとする。きっかけ待ちをしてエロくなるみたいな。
素直じゃないっていうか。まぁそこが萌えポイントだったりするわけだが。

川上ゆうさんにはいつか「清楚な女性→Mに墜ちる→痴女に変化する」というエロ小説の黄金パターンを見てみたいので、もうちょっと痴女に関してははじけきれるようになってほしいなぁ。
それができる女優さんなだけにね。

いずれにしても今日中にアウダースにレポ送って、明日には更新しますよ。

それと熟雌女だけど、先週の土曜日、桐原あずさちゃんで撮影済み。
雌女じゃなくて、熟雌女っていうのが驚いた。

ノーマルKIMやみのる監督は好きなんだけどねぇ。 

  • [2009/09/17 23:23]

川上ゆうの熟雌女を見ているところなんだけど、アウダースのカメラってやっぱりうまい。
雌女ってときどき女優の目元や唇、乳首なんかの超クロースアップを撮ることがあるんだけど、それを流れの中で撮ったりしているから当然フレームはブレる。でもそれがあまり気にならないんだよね。

「なんでなんだろう?」って、この間更新した北条麻妃のオナパラのと比較しながら見ていたら、どうやら何フレームか、ピタっと構図がおさまる瞬間があるようだ。この何フレームかのピタっと感が、何を撮っているかはっきりさせる間を与えるわけだ。

逆にこれがオナパラのフレームワークだと始終動いて止まらないから、何を撮ってんだが、何を撮りたいんだがわかんなくて、イライラしちゃうんだな。
どう見ていいのかわかんないんだもん。

オナパラ自体は前より好きになってきたんだけど、カメラだけはなんとかしてほしい。
どう考えてもあのユラユラは意図してやっているわけじゃないはず。
それとまたもや撮影中に鼻息の音が聞こえているんだよね。特に②コーナー目の「一人イラマチオ・変態オナニー」は耳障りでしょうがなかったな。
録音技術の問題もあるけど、まずカメラマンは耳鼻科に行った方がいい。

これを商品にするのはおかしいって。

その②番目のコーナーの設定なんだけど、家賃を2ヶ月滞納している麻妃さんが、管理人さんにフェラチオしてチャラにしてもらうって話なんだけど、よくよく考えてみると家賃2ヶ月分って結構な値段なんじゃないかと思った。
東京じゃ1ヶ月ワンルームで安くて8万ってところだろう。2ヶ月なら16万。

16万も出してフェラ抜きのみですか?
16万も出せば、高級ソープで二輪車・中出しができるんじゃあるまいか。

なーんてことを考え出したら、いくら妄想オナニーとはいえちょっと覚めてしまった。 これがアウダースならメールでクソミソ言っているところですぜ。

まっ、ドグマだからしょうがないか。ここは昔からツメが甘いからね。
だいたい廻りが悪い。誰もちゃんと叩かないでチヤホヤすっから低水準のまま推移する。
昔、TJの作っているドラマとか無批判に持ち上げているAV雑誌の記事を見たときはダメだこりゃって思ったもんね。
このメーカーをオカシクしてんのは、ドグマフリークの人たちなんじゃないかって思うことがあるよ。