バリアフリーのAV 

先週、改正著作権法が参議院を通過した。

改正著作権法が参議院で可決・成立、「ダウンロード違法化」など

来年の1月をもって発効される。いちおうダウンロードする側がその違法性を認識しないで落としてしまうことを配慮して今回は罰則を設けていない。でも、これによってあきらかに著作権侵害が認められるダウンロードサイトはますます運営しづらくなっていくだろう。

また、「附帯決議」を読むと「本改正によるインターネット利用への影響について、状況把握に努めること」とあるから「違法配信からの私的録音録画の減少」が見られなければ、いずれはダウンロード者への罰則を設けることになってくるだろう。

このボヤキにも「(AV作品名)+ torrent」だとかで訪問してくる予備軍がいるんだが、そういうのは間違いなく違法ダウンロード者ってことになるわけだ。
せいぜい今のうちに頑張ってちょ。

ただ今回、自分が注目したのは違法ダウンロード問題ではなく、障害者のために文字の音声化・映像の字幕化への煩雑な問題をクリアしたことだ。
今までの著作権法だと、障害者のためとはいえ勝手に字幕をつけたり点字にしたりしてはいけなかった。それが今回の改正でかなりスムーズにできるようになった。

そしてこの映像の字幕化だが、今、邦画の日本語字幕の義務化に向けて運動している人たちがいる。

たった一つの願い 「DVDやブルーレイディスク(BD)に字幕を義務付ける法律」を 作ってください。

もしこれが実現したらだが、AVも字幕をつけることになるんでしょうかね。
おっちゃん、そうなりゃいいなぁと思ってんだよね。

まずパケのいい加減な言葉の表記は激減するだろう。
さらにAVにおける言い回しも自然と向上してくるはず。

丸3年、台詞を抜きながらAVを見てきた。ノウハウも身に付き、最近は台詞の抜き出しもかなり効率よくできるようになった。

言葉を抜き出しながら見ているといろんなことが見えてくる。
やはり声だけだと誤魔化しようがない演者の心のようなものが感じられる。
映像や編集の巧みさ、あるいは女優のルックスなどに惑わされないその作品の根っこのようなものが見えるときがある。

言葉って絶対、大事なんだよ。
言葉の無い世界は人間性の欠落を意味する。

字幕付きのAV。
いずれそれが当たり前になるときが必ずやってくる。

聴覚障害の人たちもAVを見るようになる。
それってとっても素晴らしいこと。

まずはFAやながえみたいなドラマ物か、ハマジムあたりのドキュメンタリーならすぐにできそうじゃない?

コメント

数年前に、高校時代の友人で永く身障者の施設に勤めている娘と話をしていて、

「インターネットによって、様々な身障者が外の世界と交遊できるようになった」

と、言われて、それは現場で働いてる人間だからこそ見えるものだと、感心しました。


セックスの記憶って、体温とか匂いとかはいつか消えてしまうけど、言葉はそのまま残りますね。

逆に言葉によって匂いや感触を思い出すこともありますよ。

動物にも合図でコミュニケーションをとるのもいるでしょう。
でも人間のように本は読まない。言葉の蓄積はしない。

言葉があることによって、人はウソをつくことを覚えた。
制度というウソで人は縛られ、虚構というウソで人は癒される。

そして淫語マニアはチンポマンコで欲情する。

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