こっちとら3年と4ヶ月、AVの文字起こしをやってるんでいっ! 

  • [2009/07/08 23:59]

昨日はPC疲れしてしまいまして、メールを確認したらすぐに落とした。
そのまま布団に横になってまどろみかけていたら、やたら電話だの携帯メールだのが来だした。最後は3人ぐらいの人と全く違う内容のメールを同時進行でやりとりしていて、途中でわけわかんなくなりかけた。
下ネタまじりのヤツと、地元の民俗関係のやつと、あと仕事上の事務的なものとで、どれも間違って送信したらヤバいことになってたな。

また眠かったんだ、昨日は。
それと1人だったら途中で寝落ちして終えられたんだろうけど、3人だったもんで結局、いらんことまで書いてしまったりして、結果的に長引いてしまっていつもと同じ時間で寝る羽目になった。

さて、昨日、更新したれい子さんの「熟母の告白」だけど、これ監督さんはドラマ部分がすごくうまくて一般映画志向のある人なのかなぁと思った。
気になるのは台詞がちょっとおかしいところ。

たとえば冒頭、母・れい子について息子(氷川しんじ)とその友人(富岡敏則)が話すシーン。

富岡「いつ見てもしんのおかあさん、かわいいよな、優しそうだし」

氷川「んん、そうか、俺には結構完璧主義者なお母さんだけどな」

この氷川の台詞なんだが、こうやって文章にすると特段おかしくはない。けれど実際の台詞として聞くとリズムが悪い。明らかに書き言葉の文章のリズムで、話し言葉のリズムに乗った言葉になってないのだ。

こういうのって、訓練された役者さんなら問題ないのだが、おそらく氷川しんじというAV男優はまともに芝居の稽古をしたことがないのだろう。「結構完璧主義者なお母さん」って言葉に少し引っかかりがあって言いにくそうだった。

話し言葉の場合、もっと言葉を切って、いっそのこと倒置した方が言いやすかったりする。

「そっか? あれで完璧主義だよ。かあさん」

これぐらいでじゅうぶん。
実際に話している言葉は文字に起こしてみると、むしろ説明不足ですらある。話し言葉というのは書き言葉と違ってちゃんとした文章になってないことすらあるのだ。

それは当たり前のことで、ふだん会話してるときは身振り手振りもあるし、会話の流れ、間などによって相手が言外に察してくれてたりする。要は通じればいい。逆に丁寧すぎると今度は相手にくどい印象を与えることもある。
話し方がイライラするヤツとかいるだろう。あれだよ、あれ。

そういうのがこの監督さんはわかってないんだなぁ。

それと会話の中の言葉には距離というものがある。だから距離感をいかに出せるかが台詞を書くときの重要なポイントだ。

淫語に焦点を当てるなら、もっと所有格の淫語を使うべきだった。
「かあさんのおまんこ」「れい子のおまんこ」「私のおまんこ」といろいろ変化がつけられたはず。「発情したメスのおまんこ」なんて言い方をさせれば、最後の「なんでも言いなりになる母親」ということをさらに表現できただろう。

映像にも寄り引きがあるように、言葉にも寄り引きがある。カットバックだってある。モンタージュだってあるのだ。そういうのが全然わかってない。

「おまんこが擦れる」というのと「おまんこの壁が擦れる」というのとでは言葉のアップ度が違うだろう。「おまんこ」だけならクロースアップ、「おまんこの壁」なら超クロースアップぐらい違いがある。
もちろん寄り続けるとキツいから思い切って引くことも必要になる。
「気持ちいい、おまんこ」と気持ちを先行させた言葉を使えばミディアムになる。

そうやって言葉のフレームワークみたいものがあって、台詞に変化がつく。心情の綾が見られる。
ちょっと助詞をつけるだけでも、心の角度をつけることは可能なのだ。

だがこの監督はそういうことには頓着がなかったようだ。
この人はふだん人が話している言葉の観察力が乏しいんだろう。淫語はこだわってないとも思えないんだけど、それを下支えする言葉の扱いがね。
いろいろ気づけてないことが多いんだろうな。

れい子さんは単淫語をリフレインさせたりしてそれなりの技を見せていたけど、シナリオがある作品で、監督がこれじゃあそれ以上のものを聞くことはできないだろう。

はぁ~あ。

まあ、台詞の扱いが全然できてないAV監督なんて腐るほどいるけどね。

はぁ~あ。

どっかにいないかね、それができるヤツ。

一期一会のつもりで書いてます 

  • [2009/07/01 21:32]

ホントは今日、一本更新する予定だったんだけど、次に更新する予定のは2枚組でさ。トリプルキャストのヤツなんで、淫語を抽出するのに時間がかかっている。
6Pとか聞き返さなきゃならないからね。

今日抜き出せたにしてもページを作るのは明日になるかな。
おっちゃん、ちょっと宿題もあるしね。それもやんなきゃいかん。

そうそうこの間、松本監督が言ってたんだけど、SODの「素人淫語」は、企画に詰まっていた菅原ちえに松本さんがサジェスチョンしたんだって。
「一期一会」の中で以前やった企画があるけど、それやってみたらぁ」って。
そういう意味ではあの「淫語しようよ」も、きっかけは「松本和彦」ってことになるんだね。

その菅原ちえさんが今度ラジオ出演するらしいよ。
ラジオ大阪だから、東京じゃ聞けないんだろうけど。

とろサーモン・SODの桃色製作所
ラジオ大阪(AM1314KHz)金曜日24:30-25:00

【7月3日】 女性監督の視点
http://obc1314.com/momoiro/index.php?entry-id=4a49e695972c9&user-id=momoiro&category-id=jikai&view_c=Blog::Entry.html

それから「一期一会の淫語」だけど、マニュアルの総評

再発見したんだけど、この「素人淫語」のコンセプトって、深夜のバラエティー番組「DAISUKI!」の中での、素人っぽい新人タレントに「だーい好き!」って言わせるヤツの、あのパロディーだったんだね。

って書いてたけど、これは当たってたみたい。

しかし「淫語魔」って、なにもんなんだろうね。
このレビュー、2007年の3月21日、ちょうど淫語AVマニュアルができて1周年ってことで、思い入れを込めて書いたんだけどさ。それにしてもよく見てるよなぁ。
すごいなぁ、この人。

さ、そんじゃまた、「淫語魔」に戻って作業を続けますかね。

AV男優って腰振ってりゃつとまるんかね。 

  • [2009/06/19 22:19]

しかし大島丈にはあきれるな。
何年AV男優やってんだろう。

今日、更新した音羽かなでの「終わらない淫語」なんだけどさ。
たとえば音羽かなでちゃんの騎乗位シーン。(0:22:51)

音羽 ねぇ。

大島 ん?

音羽 おちんぽ、すごい気持ちいいの?

大島 ・・・・・・・。

ここでヤツは5秒ぐらい詰まっていやがった。せっかく彼女が淫語で返してんじゃないか。ここは淫語でたたみかけるべきだろ。
しかも言葉に詰まっているって、どんだけ引き出しがないんだよ。
結局、そのあと出た言葉。

大島 いっぱい、激しくしてみて

ハァ?

5秒考えて出た言葉がそれか。
オマエなぁ、淫語ビデオって言うのはどういう人間が見ているかわかってんのか?
そんなんで納得するわけねぇーだろ。

かなでちゃんは言葉をつなげて

音羽 はげしい方が好き?

と聞いた。
そしたらこのベテラン、いろんなところで引っ張りダコの売れっ子AV男優の大島丈さんから出た言葉がだな。

大島 …ウン。

ああん!!
「ウン」だァ?!

音羽かなではデビューして半年じゃねぇか。
ベテランなら彼女のフォローに廻るべき立場の人間なわけだろ!
このシーンだけじゃねぇーぞ。
ほかにも彼女が「おまんこに、ベロ出し入れしてるの? 気持ちいい、すごいっ!」(0:14:58)「もう私のもグチョグチョだし、こっちは堅いし、挿れちゃう、もう?」(0:23:27)などと一生懸命話しかけてんのに、ことごとくスルーしやがった。

なんの返しもないんかい!

ダメだなぁコイツは。
人とキャッチボールができねぇ。攻めてるときはそこそこやれるんだけど、受けに廻るととたんにグダグダになるタイプだ。
麻美ゆまのときもモゴモゴやってたしなぁ。

その点、森林原人の方がよっぽどわかっていた。
森林は顔に似合わず意外と器用な男なのかもしれん。

自我の肥大化は醜悪の極みだ。 

  • [2009/06/13 17:37]

桜木凜は生きた言葉がしゃべれる女優さんで、このコでおしゃべりエッチがある作品を作りたいと思うのはわかる気がする。それでついつい淫語作品を作ろうとするんだけど、彼女自体はあんまり淫語慣れしているわけではなくて、むしろ苦手意識すらあるんじゃないかと思った。
今回の「手コキ・淫語・誘惑痴女」もどうにかこうにか言わせていた感があるので、宇佐美監督は苦労したろうなぁと思った。

PGD_288-1.jpg
淫語にこだわらなければ、《ねえ、一緒にシャワーでいいことしよう♥》なんて恋人とのお風呂を楽しんでいる感じがよく出ていてよかったよね。

PGD_288-3.jpg
彼女は視線がぶれないので、主観の時はしっかりカメラを見て演技をし、客観の時は男優さんの方を見て演技をすることができる。
要するに演技がうまい。逸材じゃないかなぁ。
いろんなシチュもの・ドラマものが見てみたいと思ったね。

さて、マニュアルのデータページだけど、意識的に総評の書くボリュームを減らすことにした。

マニュアルでプレイ内容も書くようにしてずいぶん経ったけど、最初に比べて書き込み量がかなり増えた。自分で読んでいても雑多な感じがする。

そもそもこんなに細かくプレイ内容を書く必要があるのかと。
うちは淫語サイトなんだから、あくまで淫語に関連する情報だけでいいはず。
鑑賞メモにたくさん書き込んであるからと、そのままいろんな情報をのせてしまっているが、もっと間引かないと自分が訪問者なら読まないかもしれない。

作成の負担が減れば更新回数も増えていくわけだしもっと抑えていこう。
必要な情報だけでもいいと思うし、総評をあんなに長くする必要などない。
長くなるのは書き手のエゴだ。そんなに書きたきゃこのボヤキに回せばすむこと。

まずどのような体位があるかなんてどうでもいいか。書いていて思うがそんなにバリエーションがあるわけじゃない。
せいぜい手コキ・フェラ抜きか本番があるかがわかればいいだろう。

シチュエーションは必要か。その職業設定や関係性で女性の放つ淫語の種類も変わる。
またその作品のジャンル次第では言及しないといけないものもある。「中出し」なら「中出し淫語」があるかないかとか。
主観撮影か客観撮影かの言及も今まで通り必須だろう。
当然、男の声の有無も淫語ビデオの重要な要素の1つだ。

ほかにもいろいろ刈り込んでいってみよう。
今回、少し減らしてみたが、もっと見直しが必要。

いずれはページの構成も含めて抜本的に作り替えるか。
そもそも淫語抜き出しも各コーナーごとに表記した方がいいようにも思う。
DMMのように表1の横にいろんなタグを置いておくというのも1つの手だな。

もうすぐ作品数も300になるし、そのあたりを目途になんとかしなきゃ。

久しぶりにいっぱいレビューを書いてみるか。 

  • [2009/06/11 22:54]

ということで結局、買ってしまって、自分のバカさ加減にあきれてしまった本日の更新データ作品。

もうね、ホントにこれで最後にしよう。
別にムーディーズを買わなくたって北都系ならS1もあるし、アイポケもプレミアムもある。過当競争が熾烈になっているAV業界。たたでさえどうやって選べばいいのかわかんないほどリリースがある。
その中で1つ大手メーカーの作品を選択圏外にしたところで、大した問題でもないだろう。逆にスッキリするってもの。

それとAVというのはどうやら女優や監督で決まるってわけじゃないと改めて思った。
そういや、S1で撮っている秋監督もほかのメーカーじゃパッとしないし、宇佐美監督もプレミアムとアイポケでほとんど同趣旨のオナサポ撮っているけど、どこかが違う。
不思議なもんだね。

西野翔の励まし淫語は淫語作品として見なければ、むちゃくちゃ悪い作品ってわけでもない。むしろ単なる痴女作品として見たら、ところどころいい感じの淫語があって良作と思ったかもしれない。
だが「淫語」を売りにしてくるんだったら話は別。期待値を上げて裏切れば、クソミソ言われるのは当然。作品の出来も微妙なところがいくつかある。

そもそも主観要素の使い方がなってない。
特に主観映像は女優の眼の表情が一発でわかる。主観映像での「目線」は演技の大切な要素ですらある。だから目線を泳がすのは話にならない。
こっちとしては眼を伏せるタイミング、目線の切り方すら演技プランを考えて欲しいぐらいだ。

それと主観男優の動きも非常に大事。
そこらあたりが非常によくできていたのは、最近では七咲楓花の「癒らし。」だった。

彼女の戸惑うような視線。言葉数は少ないのに饒舌ですらある非言語を使った会話。おそるおそる彼氏の体に触り、そのうち眼の奥で悪戯な光を宿したときの表情。
それを下支えしていたのは、主観男優の、さりげないが意志のこもったボディタッチと彼氏の視線を意識させた演出だった。

主観痴女は男根を前にした一方的なパフォーマンスではない。
「癒らし。」は決して痴女ものではないけれど「癒らし。」でのcpt38~44あたりのシーンは、痴女化していく女性の姿がよく出ていた。

ドグマの専属になってまた型に嵌められるのかと思うと残念だが、二村ヒトシなきあと彼女で痴女作品ができないのなら彼女がドグマの専属から解き放たれるのを待つしかない。
離れてブレイクした大塚咲の例もある。

七咲楓花の「癒らし。」のレビューもしなきゃなぁ。
これも近いうちにやるかね。

マニュアルの方はこのままプレミアムの作品を2本立て続けに更新していくつもり。
裏の穴もボチボチ更新しつつ、ボヤキも「癒らし。」のレビュー2本か。
忙しいなぁ、こりゃ。