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 2006年08月 

淫語は男性的 

  • [2006/08/03 18:19]

んでは、昨日の続き。 アダルト検索一発サーチさんのブログに

それに比べて「淫語AVマニュアル」はモロ男性的。男性的過ぎですw

あまりに対照的で笑ってしまいましたが、男はエロ擬音や隠語って好きなんですよね。本能で。
なので男性が官能小説を書くと「オマンコ」やら「ぐちゅぐちゅ・・にゅるん」とか「ドピュ!」といった表現が多くなります。多くなりすぎw

って書いてくれてね。
昨日も書いたけど、この意見にはおおむね同意するのね。 確かに女性の書くエロには、あまり淫語や擬音は使われてなかったりする。
ちょっとキレイな書き方をする人が多いみたい。

だけど、だからといって女性が「淫語」や「擬音」が嫌いというわけでもないってことも補足しておきたいんだよね。

女性は大抵、淫語を嫌がる。
なかなか言いたがらないし、拒絶反応もすごい人がいる。
淫語を言わせるのはホント、苦労する。
ようやく言っても、続けて言ってくれない。
しょうがないから大抵は、強制淫語
強制だから、ボキャブラリーも少ない。その前に怒りだしたりすることもある。
うるさいって。

だけど、そのへんをなんとか乗り越えて、女性の方が言い慣れはじめると、その時の彼女たちの淫語はすごい。
もともと女の人の方が男よりも言語感覚がするどい。だからとっさに出てくる淫語は男より女の方が饒舌。
男も頭でそれなりに時間をかけて考えれば、気のきいた淫語セリフは思いつくだろうけど、その場の流れでのアドリブ淫語となるとそうはいかない。

その点、女の人の淫語はすごい。
もともと脳梁が男よりも太いっていうしね。
淫語のうまい女とは、口喧嘩じゃまず敵わない。ウソもそうだけど。

これは淫語ビデオ見ててもそう思う。
ゴールドマンの淫語はどうしてもワンパターンだけど、風見京子・杉本まりえクラスの淫語女優となると、次から次へといろんな表現が飛び出してくる。
擬音なんかも、ゴールドマンなら「グチョグチョ」って言葉ばかり多用するけど、風見さんは「グチョグチョ」から「グショグショ」「グチュグチュ」「クショクショ」といろいろ言い出す。

でも、女性は「淫語」に対して、男以上にものすごく下品なイメージがあるんじゃないかと思う。
以前紹介した金原ひとみも芥川賞をとった『蛇にピアス』の時から淫語を使っていたんだけど、彼女の「オマンコ」表現は、ちょっと卑下した感じの、でも掛け値なしの自分を表現しているように思える。 『アッシュベイビー』の最後の言葉も

悲しすぎて、私はもう涙がグダグダで、マンコも泣いて

で終わっている。

だから女性の淫語はどこか「卑下している性」と直結しているんじゃないかと思ったりしている。
それでその「淫語」をバンバン言うことは、自分の中のドロドロした性欲を解放するような気持ちになるんじゃないだろうか?
淫語好きの女性って少ないけど、一端好きになると、男より淫語に関して、どん欲になってたりするのはそのせいじゃないかと。
つたない自分の経験だけど…。

昔、なかなか膣ではいけない女性とつきあってたことがあるんだけど、彼女に淫語を言わせるようにし向けてみたら、途端によがるようになったことがあった。「淫語」ってそういう非日常の入り口みたいな作用があるんだと自分は勝手に思っている。

そもそも「淫語」って言葉なわけでしょう。
言葉って、直接、深層心理に働きかけることができるんだよね。
だから「淫語」はSEXにおいて、自己の中に潜む「淫蕩で下品な性欲に身を任せることへの恐怖」から解き放たれるツールになるんじゃないかなぁと思ったりして…。

まぁ、結論はね。
女性は本能的には男より淫語が大好きだと思うよ。
ただ、それを言うきっかけがないだけ。