だからモッコリしてないでしょ! 

  • [2009/03/22 00:00]

んんん。アクセスランキングがうまくいかんなぁ。
そろそろ裏マニュアルの方もやらんといかんし、うーん、意外と手間取るねぇ。
悩むなぁ。ほかのCGIを使ってみるかなぁ。

藩さんが阿修羅像の話をしていたけど、阿修羅ってもともとは古代インドの神様で魔神ってことになっている。そんで藩さんが好きなヒンドゥーの女神、ドゥルガーの画には必ず登場して、ドゥルガーの微笑とともに足蹴にされ殺されちゃっている。

前にボヤキで貼り付けたこの絵の下にいるのがそう。
興福寺の阿修羅とは似ても似つかないオヤジ顔。
どっちかっていうとマリオだね。

こういうのって、シルクロードわたって日本に来るころには中性化しちゃうんだろうな。

あの広隆寺の弥勒菩薩もね。インドのカシミールあたりから出てくる石像だと、やっぱりヒゲを生やしていてさ。筋骨隆々なのよ。だいたい向こうの仏さんだから東洋人の顔じゃないしね。かなり彫りの深い顔をしているよ。
確か、上野の国立博物館に行けば、インドの弥勒菩薩もいるんで、ついでに確かめてみるといいかもね。

前に博物館に行ったときなんだけど、大日如来を見ていたときかな。女2人、男1人の若者が見ていたのね。20歳前ぐらいの。
そしたら、その中の1人が仏さんの手に水かきがあるのを発見したんだね。
仏像には必ず水かきがあるのを知らなかったみたいで、なんかちょっと騒いでんのよ。
意外とショックだったのかねぇ。

おっちゃんさぁ、1人で博物館に行っていたもんだったから、人寂しかったのかもしれない。ついつい前にいる若者に口挟んじゃった。

これはね。まんもう相って言って、どんな仏像にも必ずあるんですよ。

若者はキョトン。

ままよと話し始める。

このさぁ、眉間になにかあるでしょう。これもやっぱりどんな仏さんにもあるんだけど、なんだかわかります?なんかほくろに見えるでしょう?
でも実は違うんだなぁ。
これねぇ、びゃくごう相って言って、実は一本の長い白髪なんですよ。伸ばすとね1メーター以上もあって、それが右巻きにくるくる巻いて眉間に張り付いているんですよ。

おっちゃん乗ってきたね。

ついでに、この頭にあるマゲね。頭の上にあるでしょ。あれ、実はたんこぶなのよ。
ねっ、こうしてみると仏さんってバケモンだと思わない?

こっちがスーツ姿だったってこともあったのかなぁ。3人とも素直に話を聞いてくれて、ちょっと興奮してくれたのでおっちゃん、かなり機嫌をよくした。

こういう時って、女のコの方が反応いいよね。
「なんでそんな(人間離れした)姿なんですか?」って聴いてきた。

これはあくまで、個人的な見解ですけど、人間って救われたいと思ったら、すがる相手は自分よりもスーパーなものじゃないと、有り難みに欠けちゃうんじゃないですかね。最初はお釈迦さんもかなり人間的な人だったはずなんだけど、時代が下るに従ってだんだん神格化され、どんどん人間離れしていった。そんでいろいろエスカレートしているうちに、とうとうバケモノみたいになっちゃった。そんな感じじゃあないかなぁと。
普通の人じゃ有り難みがないって、思っちゃうのが人情なんじゃないですか。
愛する人ができて、『自分が愛している人は特別な人であって欲しい』みたいな感覚と似てるとか。

最後のたとえは女のコだったから言ってみたんだけどエラく納得してたな。
でもよくよく考えてみると、そういうメンタリティーの女性って危険だよねぇ。
んで、こういうコがフロイトとか読んで、ファルスを求めてる自分に気づいちゃったりしてね。

ちなみに「仏のおちんちんはとってもちっちゃくて、ふだんは股に隠れて見えない」っていうのもあるんだけど、さすがにそれは言えなかった。