今、ボックスを買うかどうか思案中 

  • [2009/03/29 10:54]

先週、一本も上げられなかったなぁ。
いろいろサイト弄くっていたら鑑賞している時間が無くなってしまった。
一応、データ自体は抜いてあるんで、今からボチボチ作りますか。それ作ったら裏マニュアルもやらねば。

裏マニュアルの方は画像をアップするのが面倒くさいなぁ。
ブログって画像を一気に複数上げられないのが面倒だ。
それといちいちモザイクを掛けなきゃならん。
「思いついたら書く」っていうスタンスにしては大がかり。
テキストだけ先にアップして、画像は時間があるときにまとめて付け足すかね。

最近、「名探偵ポワロ 完全版」にハマってしまってこればっかり見ている。
というのも地元の図書館に行ったら、返却したばかりの棚にこれがあって、眺めていたらものすごく懐かしくなってしまった。
図書館ではあまりDVDを借りることはなかったんだけど、こんなのも置いてるんだぁー、うちの図書館。
すばらしい図書館だ。市民税を払っている甲斐がある。

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(2005/08/26)
デビッド・スーシェヒュー・フレイザー

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アガサ・クリスティーは中学生の頃、ハマった。
ちょうどハヤカワミステリが文庫本を出し始めた頃で、自分が最初に読んだのは新潮が出していた『アクロイド殺人事件』だった。
この犯人の設定が推理小説としてはかなり掟破りで、江戸川乱歩が「後ろから背負い投げするようなもの」みたいな批難をしていたのだが、ダマされた自分としてはあまりにもキレイに投げられてしまったのでむしろとても心地よくて、それ以来、自分の書棚はハヤカワの赤い背表紙の本で埋め尽くされていったのだった。

それからしばらくして、NHKでこのドラマが放送されて、毎週欠かさず見ることになる。

筋書きも犯人もほとんど知っていたのだが、それでも見てしまったのはやはり脚本がいいのと、なにより役者がすばらしいからだろう。

これが芝居の力なんだろうなぁ。
有史以来人間はずっとお芝居を楽しんできた。
ドキュメンタリー映像が撮れるようになっても、いまだにドキュメンタリー映画より、フィクション映画の方が圧倒的に見られている。

だけどAVに関してはドキュメンタリーの方に名作と呼ばれるのが多いみたいなんだよねぇ。AVで優秀なドラマなんて見たことない。
低予算とせいぜい2、3日ぐらいの撮影時間のせいですかね。
もっとも最近は日本のテレビドラマもつまんないのばかりだから、映像での虚構を作る力が弱まってるのかもしれない。

ポワロシリーズのおもしろさは、イギリスを舞台に生活習慣がまるきり違うベルギー人を主人公にして話を作っているところだ。ここにいつも次元のズレが生まれ、読み手に幽かな違和感とユーモアを与える。そうやって煙に巻いていくのだ。
その構図がいい。ここが決まればあとはスジを考えるだけで一定のクオリティーが保たれる。

またこのデビッド・スーシェが実にうまくポワロを演じている。脇を固める役者もいい。どこかシニカルなところがあるジャップ警部との掛け合いも面白い。
久しぶりに見てみて、何度でも見たいような気分になった