月別アーカイブ

 2007年06月 

淫語を体系化するのだ。 

  • [2007/06/14 22:38]

ようやく、変態幼稚園の淫語データを採り終えた。
あとはこれから総評を書いてタグ打ちして、いつものように明日の更新に備えるつもり。
しかし幼稚園の先生があんな風に「でちゅかぁ~、でちゅねぇ」なんていわねぇーよなぁ。
まっ、いいか。

ところでここ最近、「ボヤキの小窓」の訪問数がいきなり増えた。

前にも書いたけど、淫語AVマニュアルの方は相互リンクやYahoo!のカテ登録のおかげもあってユニーク1500~2500/日ぐらいの訪問者がある。
最近は土日になると3000を超えたりする、まあまあ中堅サイトってところなんだけど、このblogは相互リンクを頼んだこともないし、検索サイトにも登録していないので大したことはない。1年やってようやく150/日ぐらいの訪問数。

ところがここ数日、急に300~500ほどになった。
来ているのは、1月に書いた「淫語連呼のリズム」っていう記事。

このかなりマニアックな考察に、今頃になって食い付いた人がいるらしい。
そしてあるところにリンクが貼られた。
多分、そこを経由して来てくれている人は、エロゲ愛好者じゃないかと思っているんだけど、半年前の記事を掘り起こしてリンクしてもらうなんて、ちょっと予想外だった。
blogやってるとこういうこともあるんだねぇ。

もともとこのblogの裏テーマは「なぜ自分は淫語にこだわるのか」ということ。
真面目に「淫語」について掘り下げ、体系的に分類してみようと企んでいたりもする。

だから、せっかく来てくれているのに、肝心の「淫語考察」がおろそかになっては申し訳ないので、そろそろまた何か書かなきゃって思っている。
ネタ的には、淫語マニュアルのBBSを覗いている人は察しがつくと思うけど、「淫語」以前、まだ「卑猥語・痴語・四文字」といわれていた頃に出版された、ある巨匠の本を紹介して、さらに「淫語」のいやらしさについて言及していこうと思う。

ただその前にあけぼの映像の「名前のない女たち」のレビューを書かないとね。

実はこの作品、3月の末、中村さんにちょい長めのPVを見せてもらったんだけど、そのときそのPVを見て、ものすごい鳥肌がたったんだ。

すぐ中村さんに

不思議なんですけど、彼女が映し出された瞬間、あの言葉を発する前から背筋がゾワっーときて、身震いしました。

真咲ぴぃ子さん、両手を顔の前に合わせ、唇を人差し指につけるようにしてうつむきながら独白。

「それで、あした、ワタシが自殺してしまったら、ナカムラさん、どーする?」

ああやって手を合わせてうつむき加減で何かを言う時って、こころの奥底に沈めてあった感情を、言葉にして引っ張り出すときの仕種だと思うんです。
だからだろうな、彼女が発言する前から画だけ見て戦慄が走っちゃったのは。

追いつめられた人間が、祈るように捻り出した心の言葉。 中村さんを呪ったのか、自分を呪ったのかわかりませんけど、ああいう孤独感いっぱいの叫びは胸にズシリときて、自分の立ち位置をグラつかせますよね。

なんてことを書いて送った。

もちろん、その時は作品全部を見ることができなかったわけで、3分ぐらいの極めて断片的な画から受けた印象でしかなかったんだけど、何度見てもあのPVを見ると戦慄が走るんだ。
だから早く本編が見たくてしょうがなかった。

そして、見た。

間違ってなかった。
最後に強烈な人間ドラマが用意されていた。
やはりあの時、自分は彼女の祈りに感応してしまったんだ。

それまでの成り行きもあるんだけど、でも掛け値なしでね、これ、多くの人に見てもらって、ああでもないこうでもないって言っている話を聞いてみたい。

そうそう、それとすっかり書き忘れていたんだけど、渡辺琢斗監督からメールをもらいました。
そんで残念なんだけど、やはり淫語中出しソープはもう作られないとのこと。
売れ行きがどうとかってことではなく、路線変更にともないZONEというメーカー自体が渡辺監督を使わないってことらしい。

でもね、AVSでなんとか引き継いでいきたいって。
いい人だぁ。
近々、また監督の作品をアップするかなぁ。