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 2007年07月 

男根主義と女体主義 

  • [2007/07/06 18:03]

今日、UPした「地獄痴女」なんだけど、総評にも書いたとおり、男根主義の映像ばかりでメリハリがなく自分はとても退屈だったんだよね。
昔、WaapでやってたときのFLAG作品を見ているような、なんかヘンな気分だった。

自分は主観映像には女体賛美の画を求めていて、FLAG監督の作品を見始めたのは、まさにそういう撮り方をしていたからで、こんな感じの男根主義映像は、混乱するから絶滅して欲しいぐらい。中途半端になるのがオチだと思うんだ。

主観に向いているのは視姦するように女性のパーツを映し出しつつ、意識が主観側と被写体を行ったり来たりする撮り方だと思うんだ。それが心理的エロ空間の中で渦巻いていって、興奮を誘う。あくまで男が見るってところから出発して欲しい。
だからフェラ1つとっても、竿が「主」で、口が「副え」ではなく、女性の口や舌が「主」で、竿は「副え」だと思うんだ。完全主観において竿はあくまでも女性のイヤらしさを引き出すものでしかない。あえて言うなら「男の視線」が「主」なんだね。

もちろんそれはファックにおいても同じ。だから別にデカチンである必要もないし、激しいピストンもいらない。そういうのが見たければ客観の方が絶対にいいはず。主観のような制約のある画で見るものではない。

それと男根主義オンリーの痴女作品にするのなら、内容的にはもっと過激に痛めつけないと面白くないんじゃないかなぁ。これでは全然、物足りない。
金蹴りや皮ひっぱりぐらいは必須。洗濯ばさみで挟むとか紐で縛り上げるとか、ほかにもいろいろやらないとダメだと思う。

女の人の痴女というのは根っこにナルシズムが入っている。竿への興味はその反射でしかない。あのFREEDOM作品ですらそうだからねぇ。だからこそ自分は、男根主義であるはずのFREEDOM作品でも面白がって見ることが出来るんだけど、今回の「地獄痴女」はそういうナルシズムが入っていない。
しかも、それをFLAGMAN流の完全主観でやられてもねぇ。二村ヒトシ風の撮り方なら合うとは思うけど。
これを満足できる人って結構、映像的な部分でのエロを重視している人じゃないかなぁ。
でもだからこそ、わざわざ不自由な主観で撮る意味はないんじゃないでしょうかねぇ。

そもそも主観を見たいヤツって、男の体が見たくないんだよねぇ。男優の竿ですら見たくないっていう極端なヤローだっている。
3Pを嫌うのもそういう理由なわけで、どうもコンセプトがスッキリしない。

男根主義基軸の主観映像は、昔、SODの「オナてつ」でやってたこともあるんだけど、どれも自分にはつまんなかった。実際、そうなってからのオナてつの人気は芳しくないんじゃないのかな。
もともと森川監督はレズ作品を撮るぐらいの人だから男根主義者じゃないと思うんだよね。
それはFLAG監督でもおなじでさ。尻フェチなわけでしょう。まっ、大人の事情で、おっきなオッパイばかり撮っていたこともあったけど、フェチ趣向であることには変わりない。
あえて言うならK*WEST監督の方が作風はあっている気がする。エロい画なら彼の方がうまい。FLAG監督にはこういうので勝負して欲しくないんだよね。

でもそれよりもさ。問題はレアルよ。

痴女作品が売れなくなったというこの時分に、わざわざ新たなレーベルを起ち上げてまで推す「痴女」スタイルなのかねぇ。
そもそもMレーベルの人たちはどういう風に「痴女」を定義しているんだろう。くわしく聞きたいところではある。

ま、結果的に面白ければいいんだけどね。
実際、売れてんの、これ。

話変わるけど、今日は朝からデビルマンのエンディングテーマが口をついてしまう。
そんでさっき、ようつべで検索したら、やっぱりあった。
だから貼ってみることにする。


ビルの梁で物思いにふけるデビルマン、ナンカイイ!!
ちょっと、藩金蓮さんと話していたことを思い出した。
菩薩様? 八部衆?

んーと。
そういうことで、FLAG監督、ガンバってくださいね。